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ビールは時々刻々と腐っていく飲み物

ビールが好きと常々言っているけど、ビール飲みとしていちばん言わせてもらいたいのは、ビールは新鮮なものが一番であるということ。

 

ビール好きといっても、世界の津々浦々古今東西のビールを知り尽くしているわけじゃないから偉そうに言えないけど、少なくとも世間でもっとも流通しているラガービールに関しては新鮮なものが正義だと思っている。

 

つまりアサヒスーパードライとか、サッポロ黒ラベルとか、キリンラガーとか、オリオンビールとか、ハイネケンとか、バドワイザーとか…そういったみんながよく飲んでいるタイプのビールだ。

 

「一時間前は九時であった。一時間後は11時であろう。かくのごとく時々刻々われわれは熟していく。しかしまた時々刻々われわれは腐っていく」

 

ウィリアム・シェイクスピア『お気に召すまま』で道化師のタッチストーンのセリフであるが、ことビールに関しては、生まれた瞬間から腐っていくのみといっても過言では無いのかもしれない。

 

抜けるような炭酸。さわやかな麦の甘味。そして天然水でも飲んでるかのような爽やかなのどごし。そして後からじんわりと感じる心地よいホップの苦さ。

 

新鮮なビールの味の条件はたったこれだけだ。ビール工場で出来たてを試飲というと、たいていはこんな味なのだ。そういう味に近ければ近いほど、ビールとしては正解なのだ。

 

古くなったビールには、もちゃっとする苦味とか、へんな酸味とか、いろいろの味がベタベタと余計に張り付いてくることになる。時間の経過とともに、ビールの味は複雑みが増してくる。悪い意味で。

 

だからコンビニで買ったビールだろうが、居酒屋で出てきたビールだろうが、それが古いか新しいかを判断するのは比較的簡単で、味がシンプルなものほど新鮮だと思って結構なようだ。

 

昔は、そんな新鮮なビールを家庭で飲むことは不可能だった。しかし冷蔵輸送技術の向上がもたらした奇跡。スーパーやコンビニなんかでも、驚くほど新鮮な味のビールが飲めることがある。それこそ工場で試飲するみたいな。

 

たとえば昔だったらアサヒスーパードライなんて大嫌いだった。

 

美味しんぼ』じゃないけど、舌にスプーンを押し付けた味と言われたらなるほどと思うほどに変な味だと思ったもんだ。

 

それがである。何年か前にアサヒの工場で試飲してみたら驚いたことにけっこう癖のないスッキリした味わい。これがスーパードライの本来の味なのかと。

 

それから改めて缶でスーパードライを飲んでみたら工場で飲んだ味に近かった。じゃあ昔嫌いだったスーパードライってのは、ようするに半分腐ったようなビールだったのかなと思ったもんだ。

 

それからスーパードライは、特別嫌いなビールでも無くなった。居酒屋でメニューにあればそれで良いかなと思うほどには。

 

ちなみに今売っているスーパードライを、ずっと放置していたら、昔嫌いだった味になるのかどうかの実験はしていない。単にスーパードライ本体の製法が変わっている可能性も無きにしもあらず。そうだとしたら、アサヒも、かつてのスーパードライは不味かったってのを自覚していたということになるけど。

 

それはそうとして冷蔵輸送技術の向上で飲めるようになったといえば、生酒というのもある。生酒というのは、大雑把にいうと、日本酒コーナーで「要冷蔵」というラベルが貼ってあって冷蔵ケースに入れられているお酒のこと。あれは、かつては、酒蔵で飲むより他に仕方が無かったものだ。今では生酒なんて普通に酒屋で売られている。

 

火入れ処理をしていなくて酵母が生きている生酒はたしかに美味い。かといって火入れ処理して酵母の成長が止まっている酒が美味しくないかというとそうでもない。何を言いたいのかわからなくなってきた。だけど、やっぱり、酒だって、あまり置き過ぎると良くないだろうとは思う。

 

ビールだって今は加熱処理していない生ビール(ドラフトビール)が多いけれど、サッポロラガーのように、加熱処理しているビールだってまだまだ売られている。そっちもファンが多い。生ビールのサッポロ黒ラベル、クラシックな味わいの加熱処理のサッポロラガー。僕はどちらも好きだ。

 

 

 

なんだか益々よくわからなくなってきたが、どちらにせよ、ビールは早めに飲むのが一番である。冷蔵輸送技術の発展に乾杯である。

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