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ストリートファイター5はなんだかんだで面白いゲームだった!!!

先日『ストリートファイター5アーケードエディション』というのが発売されたのでダウンロードで購入して遊んでいる。かのウメハラをはじめとして、格闘プロゲーマーといわれる人々の多くがプレイしているストリートファイター5シリーズの最新バージョンだ。

 

今までPS4本体とか、Steam版が動くレベルのPCなどを持っていなかったので、全くプレイする機会がなかったのだ。ところが年末にPS4を購入することになったので、せっかく最新バージョンが出るタイミングでもあるし、自分もプレイしてみましょうということになった。

 

まずはだぶるばいせっぷすの木村さんに、初代のスト5のソフトを借りて(ゲームソフトを借りるなんて行為はいつくらいぶりだろう?)、アーケードエディションがリリースされる迄のあいだ触っていたのだが、いざ実際にやってみると、これがなかなか。ずっとネットでベガ立ちして動画勢やってた頃の印象と比べるとずいぶんと良かった。

 

「相手が見つからない」「ラグがひどい」「マナーも悪い」などなど、オンライン対戦の酷さなどを知り合いやネット上で散々聞かされていたんだけれど、僕がプレイを始めた2017年末の時点では、そういう酷さは全く感じられず、対戦相手もどんどんマッチングするくらいであって、ラグい対戦もそんなに多くはない。スト5のネット周りは改善不能とまで聞かされていたのだけど、よほどの大改修でもしたんだろうか。いまんところ快適そのものであって、こういうネット対戦の世界に慣れてない身としては目を丸くするばかりだ。

 

なにしろスト5をやる前は、18年も前に発売されたスト3の3rdばかり練習していた。これ、断続的とはいえ、18年間もプレーしているのに一向に上手くならないという難しいゲームで(努力のやり方が間違っているに違いないけど)、そのうえ未だにゲーセンでプレーしているような連中は上級者ばかりなので、そんなのに挑むとボロ雑巾にされてしまう。かといって挑まなければゲームにならないので挑む。ボロ雑巾にされる。

 

ゲームでもなんでも、周囲とあまりにもレベル差がありすぎると上達しにくい。だから、3rdというゲーム自体は大好きではあるんだけど、今から遊ぶにはなかなかにストレスフルなゲームともいえるのだ。「なんか面白い格ゲー無い?」と聞かれた場合「3rdが面白い。けどオススメはしない」としか言えない気持ちになる。ただしCPU戦を延々とやるなら間違いなく面白い。歴代で一番おもしろいかもしれない。

 

スト5のいいところは、自分のランクにあわせて程よい相手をマッチングしてくれるところだ。ちょっと頑張れば(あるいは頑張らなくても)勝てそうな奴らが次々と現れてくれる。しかも家にいながらにして。

 

これが古いゲームばっかりやってた人間からしたらたいへん贅沢な環境だ。なにしろ、古いゲームはそもそも対戦相手を見つける事自体が困難。そしてたまに見つかったりしても、そんなゲームをずっとやってるような奴らはほとんどが上級者。ところがスト5では、世界中を対象にして「程よい」奴らをピックアップしてくれるのだ。昔スト2が現役で人気あった頃に、ゲーセンで「程よい」相手と対戦を繰り広げていた時の記憶が蘇る。

 

今では修羅しかないような3rdでも、発売当時は僕のぬるいトゥエルヴでも狩れる程度の超ぬるいケン使いとかゴロゴロしていたものだ。その時にちゃんと上達していなかったせいで、今では僕の使うケンが、修羅のトゥエルヴに手も足も出ずに刈り取られる始末。そうなのだ。僕は当時あれほど忌み嫌ってたケン使いになっていた。そして僕自身3rdのケンが大好きになっていった。でも大好きなだけで弱い。本来は大幅に有利が付いているはずのトゥエルヴやQに一方負けしたりする。

 

しかしスト5では現役ゲームらしく「程よい」相手がゴロゴロといる。これならば「やさし~く」段階を踏んで強くなれそうだ。ありがたい。しかも海外ともマッチング出来るのがすごい。海外とマッチングすると、ラグの関係で文句をいう人も多くいたようだが、今のところ中国やアメリカとかでも普通に対戦出来ているみたいだ。問題なく対戦出来ている風に見えて、実際はラグかったりしてるのかもしれないが僕にはわからないから良い。

 

スト2全盛時のプレイヤー人数はそりゃ凄いもので、SFC版のスト2なんか288万本も売れた。格闘ゲームが下火になってから出たスト5プレイヤーの数たるや、その頃に対して何分の一なのか知らないけれど、オンラインにつながっている人数を考えると、当時のゲーセンの何倍もいるわけで、つくづく今の時代のゲームだなと思う。最初からネット対戦前提にデザインされたゲームバランスになっているので、対戦する上での違和感はあまりないようになっているし。

 

スト4の時代はゲームセンターリリースから始まったので、ネット対戦はそれの延長線上でしかなかった部分がある。しかしスト5は最初からネットゲームとしてリリースされている。そこのところが根本的に違うので、歴代ストリートファイターシリーズと直接比較してあれこれ判断するのが難しい。ネット環境も含めてのスト5の評価であって、これが仮に将来的にゲーセンに設置されるようになったとしても、今までのタイトルと同じだけの評価はえられないかもしれない。

 

3rdが最高のゲームとされながらも、3rdをオンラインに対応させた3rdOE(オンラインエディション)が糞味噌な評価だったりするのと似てるのかも。もとからオンライン用にデザインされていないゲームをオンライン化するのは難しいと思う。この先、ネットが高速化していけば、それが可能になる時代もくるのだろうか。60分の1秒の攻防を再現できるのか。わからないけれど現時点では実現していないようだ。そもそも、モニターが、4:3ブラウン管のSD画質だった時代のゲームを、16:9のハイビジョンモニターで表示するというだけでかなりの違和感がある。悲しいことだが。

 

まあ、ともかくとして、現時点ではスト5AEは、非常にお手軽かつ対戦相手も豊富に存在する格ゲーとして、かなりオススメできるゲームだと言って良いと思う。究極的なゲーム性とか、競技性とかいう面ではなんとも言いにくい。もしかしたらスパ2Xとか3rdに劣ってたりするのかも。でも自分はそこまで突き詰めてないのでわからない。

 

ただ、言えるとすれば、世界最高峰の技術が競われるEVOの決勝トーナメントであっても、スト5の試合というのはわりと単調でつまらない。見ててあまり驚きとか無い。細かいテクニックや駆け引きの部分が伝わりにくい。なぜなら、スト5のゲーム性として、基本テクニックとか、コンボやセットプレイなんかを安定させるのが、微妙に難しくて、いかに失敗せずに操作するかが勝負みたいなところがあるからだ。

 

プロゲーマーの日々の練習が活きるスポーツ的なシステムにしたかったのだろうけれど、その結果として、基本動作とか対空やヒット確認が普通に出来ているだけ、安定しているから凄い、みたいな地味な絵面になる。ただし弱キャラといわれるキャラで優勝したりする人がいると盛り上がる。飛び抜けた事が起きにくいゲームだけに、キャラ差でジリ負けが当たり前とか言われているので。

 

Eスポーツとして盛り上げようとか思ってるらしいカプコンには「この華の無さはどうなのよ?」とは言いたくなる。

 

でもまあ、プレイする分にはそんなのは構わない。Eスポーツとかどうでもいいし。

 

スト5をプレイするための初期投資。ソフトとネット対戦一年分の会員費用もいれて5万5千円くらいだろうか。アケコンが要らないパッド勢ならば4万円程度。使うボタンの多さからいっても、自分はパッドで上手く操作出来る気がしないが、世界一になったこともあるプレーヤーの何人かはパッド勢だし、パッドで強い人は掃いて捨てるほどいるので、フラットな状態の人はパッドで始めるのが良いのかも。ゲーセンが主戦場じゃない時代が続けば、アケコンはそのうち廃れる可能性もある。

 

 

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