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近鉄長瀬駅前の永盛温泉のフィンランドサウナと水風呂の気持ち良さはすごいぞ!?

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近鉄長瀬駅というと近畿大学に通う学生が使う駅であり長瀬駅から大学までは学生街として賑わっている。

 

つまり地元の人と近大生しかいない街ともいえるんだけど、かつてはこのあたりもう一つの顔があって、大阪でも有数のゲームセンタースポットだった。当時は二度と遊べないと思ってたオールドゲーム(当時はアーケードゲームエミュレーターなんぞが出るとは誰も予測してなかった)が10円で遊べる奇跡のゲーセンあうとばぁんや、スパ2Xの聖地といわれるUFOなどがあってゲームオタたちが集まっていたのだった。20年以上も前の僕もそんなゲームオタの一人として長瀬に遊びに行っていた。

 

今年に地元の友達に誘われてそれ以来ぶりに長瀬に行くようになった。あいかわらず学生街としての賑わいはすごいのだが、ゲーセンに関しては現在はあうとばぁんだけが残っているという寂しい状況だったりする。世の中のゲーセン自体が激減しているのでしょうがないのだけど。

kindaipicks.com

 

 

しかしゲーセン以外に目を向けるようになって、かえって長瀬という街の新しい魅力を発見したりもしている。そのうちのひとつが、ハマっているサウナだった。長瀬に銭湯はないものかと検索していて、いくつか見つけたうちの駅にもっとも近いところにある永盛温泉に行ってみることにしたのだった。するといきなり大当たりだった。なかなか無いレベルの銭湯サウナ。

 

公式サイト

東大阪にある公衆浴場 永盛温泉

 

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そこそこ大きそうだなという以外は関西によくあるタイプの銭湯といった外観。どうせナニワ工務店とかそこらの施工だろうと思ってたらナニワ工務店だった。いや、べつにナニワ工務店をなめてるわけじゃなくて、関西のサウナ付きの設備の多彩な銭湯はナニワ工務店の施工というのが本当に多いのだ。いつものあれかという意味くらいだ。安定したクオリティは期待できるけれど、そこまで代わり映えは無いかもなという気持ち。

 

入ってみてこれが良い意味で大きく裏切られることになる。すごく綺麗。いまどき珍しく改築してそこまで経ってなさそうな脱衣所。そして浴場内のカランも、シャワー付きのスーパー銭湯によくあるタイプになっている。銭湯って、だいたいが昭和のカランがそのまま残っているようなところが多い。いわゆるシャワーも金属のヘッドだけの固定式で、自由の効かないようなやつ。ホースのシャワーなんて、ぜんぜん無いか、一部だけ辛うじて対応といった感じの。しかしここのはすべてホース式の新しいカラン(あくまで昭和基準に比べて、だが)になっていて嬉しい。取り付けて20年は経ってないと思う。

 

スペースの関係上か、立ちシャワーブースとか無いのは少し残念感はあるが、ぜんぶがシャワーカランならば、まあまあ問題が無かったりする。銭湯でそこまで求めるつもりはない。湯船もジェトバスなど各種あってやはり新し目で綺麗。お湯も水もすべて軟水器を通しているみたいでこれも価値が高い。軟水のお風呂や水風呂は気持ちいいので、軟水をうたっている施設を知らん人は一度は使ってみて欲しい。

 

それよりなにより永盛温泉はサウナが凄かった。銭湯なのにフィンランドサウナと書いてある!銭湯なのに!

 

入ってみて理解したのは、サウナストーンの上に蛇口がついており、自動的に散水されるというオートロウリュシステムが完備されているサウナだったのだ!銭湯なのに!

 

オートロウリュはサウナ施設ではよく見かけるが銭湯で見たのはこれが初めてかもしれない。ナニワ工務店はオートロウリュまで提案していたのだ。古い施工のところしかあまり体験してないのでその後の進化を知らなかったようだ。新しめの銭湯、恐るべしである。

 

ロウリュされているサウナは銭湯のレベルをはるかに越える充実感を与えてくれる。入った瞬間は「ぜんぜん暑くないな?」と思ったのだが、温度と湿度が完璧にマッチングしているせいか、どんどんと汗が吹き出してくる。暑くないのに汗が。そして備え付けの砂時計は3つもあって、どれも3分よりもっと短いと思われる。1~2分も居れば十分に汗が出るでしょ?という自信の現れか。たしかにあっという間に汗が出る。そして居ようと思えばサウナに住めそうなくらいの快適な温度。

 

水風呂が露店エリアに設置されているのも泣かせる。露天エリアは休憩の椅子こそないが、銭湯としてはかなり広めで、水風呂と露天風呂が併設されていて、天井も大きく開いていて外気浴するには十分すぎる。関西の銭湯は露天がけっこうあるが、天井がほとんど空いてなかったり、超絶に狭かったりするので、これはかなり価値があると言える。というか、露天水風呂は、それだけで普通のサウナ施設でもポイント高い要素。

 

暑くない汗が吹き出るサウナ室と、露天の水風呂を往復しまくった。サウナ室と水風呂の距離もすごく近い。水風呂もそこそこたっぷりの水量で、1人入れば他の人が入れないみたいなレベルではないし、ぬるくない程度に冷えていて、なにより軟水なので気持ちいい。

 

サウナ室はテレビがあるのはしょうがないがさほどうるさくはない。それよりもオートロウリュが始まると拍手したくなる。専門のサウナ施設では、ロウリュサービスまでのつなぎというか、おまけ程度の扱いのオートロウリュ。そんなオートロウリュも銭湯サウナだとあまりに尊い。かつてオートロウリュにこれほど熱視線を送ったことはなかった。さすがにサウナストーンに散水されると体感温度がぐっとあがって、暑くないサウナも暑くなってくるが、そこまでも無いのでやはり優しい。汗だけが加速する。

 

これで440円とサウナ料金100円は文句の付け所がない。駅からも近いし。僕の普段の行動エリアからは大きく外れるが、また長瀬に行った時はまた利用すると思う。あえて長瀬に行くのもあり。

 

f:id:butao:20181104125133j:plain風呂屋さんの近くにはこのような味のありすぎるお店もあったりする。これが長瀬クオリティだ。今のうちに行っておかねばならない店。

 

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f:id:butao:20181104125257j:plainゆで卵とうるめかなんかがカウンターに山盛り。完全に昭和タイムスリップだ。座席数はものすごく少ないので常連さんが詰めかけるとすぐに入れなくなるが、運良く入れたら居心地は良い。自分が昭和の置物のひとつに同化した気分になれる。

 

f:id:butao:20181104153542j:plain真っ黒のだし汁に浸かりまくったおでん。昭和の味がする。なんでもない味が。こんななんでもない味のおでんを出す店なんか今後は現れることはないだろう。時代の生き証人だ。これは跡継ぎなんてないだろうから待ったなしの店だ。

 

残ってるうちにサウナとセットでまた行きたいもんだ。

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