ミント好きといえば僕なので、いまのうちに今季のミントアイスのうちの最強のものを決めておきたいと思う。
いきなり結論からいえば、明治ザ・チョコミントか、ロッテクランキーアイスチョコチップミントのどちらかが今季最強のミントアイスだ。両方とも140円。
ロッテクランキーアイスチョコミントは、チョコレートで安定のロッテ社らしく、クランキーチョコ感が高くてチョコミントアイスバーの王道ともいえる。
チョコミントアイスバーに大切なのは何をいってもチョコレートの存在感だ。最近は見かけないハーシーのチョコミントアイスバーなんか「ミントアイスにチョコレートが入っている」というより「チョコレートにアイスクリームが少し塗られている」というレベルの圧倒的チョコ感で最高だった。ハーシーのミントチョコアイスバーが好きだったような人間なら、今季はロッテクランキーチョコチップミントを選択する他に手はない。どこのコンビニに行ってもだいたい売っているという入手性の高さも好印象。
対して、ファミマとサークルKサンクスなど限定の明治ザ・チョコミントは、鮮やかなブルーのカラーリングは良いが、全体的にちょっと安っぽいビジュアルで140円のアイスにしては物足りなさを感じる。チョコレートも薄っぺらいのが入っているだけで、チョコレートの存在感を大切にするミントアイスオタを不安にさせる要素が多い。
しかし一口でも食べれば、その圧倒的ミント力(ちから)に驚かされる。未だこれほどミント力の高いアイスは無かったのではないか。あくまでもミントそのものの魅力で勝負しようとする明治の姿勢には目が覚める思いがした。薄っぺらいチョコレートだったりアイス部分の水分量の高さも、すべてはミント力の強さをより引き立てるためだったと言われると全てに納得がいく。全体の清涼感でいえばダントツのアイスなのだ。ミントが好きとか言ってたわりに、やれチョコレートがどうしたとかカラーリングがどうしたこうしたと、本質からズレた議論を繰り返していた昨今のミントアイスオタは反省するしかないだろう。
とはいえ、チョコレート力の高さも、ミントアイスにおいては重要な要素だという意見も取り入れて、ここは引き分けとしておいた。
セブンイレブン限定のグリコジャイアントコーンスーパーチョコミントは評判のわりにたいしたことが無かったので落選。なにせコーンが邪魔すぎる。ナッツも邪魔すぎる。チョコレート感を蓋部分に頼りすぎ。食べなくてもよし。セブンイレブンだけで売ってりゃ良いよ。
もうひとつ。値段が高くて量が少なくて有名なハーゲンダッツのショコラミント味。アイスクリームの質としてはさすがハーゲンダッツというところだけど、なにせ高いしチョコレートが申し訳程度だし「ショコラ」とかいうのが洒落臭いし、そもそもの期待値が低かった。そして最大の問題がこれだ。あまりにもあまりなので特別に画像で見て欲しい。
白いやん!!!!
ものすごく白い!!!!
チョコミントアイスというのは、鮮やかなブルーかグリーンであるべしというのが、チョコミントアイスの作法というか、チョコミントアイスオタが共有する願望というか、ひとつの絶対的なルールみたいなもんである。それを破るからにはそれに見合うだけの意義がなければならないはずだが、残念ながらハーゲンダッツショコラミント味にはそういう価値は何一つ見当たらなかった。アイスがちょっと美味い程度でのぼせ上がってしまったのだろうか。これは痛すぎる大失点と言わざるをえない。明治エッセルスーパーカップチョコミントを見習って欲しい。
ハーゲンダッツの商品開発の人(チョコミントに関しては海外?)は猛省して欲しい。
そうそう。前に紹介したファミリーマート限定チョコミントフラッペだが、チョコミントアイスとして評価する場合は、残念ながらあらゆる要素で最下位と言って良いかもしれない。
あしからず。
<追記>
セブンイレブン限定で、ロッテの「チョコチップミントバー生チョコ入り」が登場していた。お値段は強気の183円。高い割にサイズは普通よりちっこい。これが生チョコのコストか。生チョコ風味のチョコレートを味わえるかわりにミント力は弱め。特にこれを食べなくてはならない理由は思い当たらない。どうしても生チョコとミントの組み合わせじゃないと死ぬんだ!みたいな人はどうぞ…。
Amazonでは美味いミントアイスは無いのだろうか。