なにかと楽天のサービスをよく利用している。楽天トラベル、楽天アフィリエイト、楽天市場、楽天koboなんかが利用率の高いものだ。このブログにも楽天のバナーが貼られていることは前にも書いた。
かくいうわけで楽天で月に1、2回は買い物をすることもあるのだけど、その時に困ることがあって、何かというと楽天の決済システムが「デフォルトではカード払いになっていること」である。
自慢じゃないが、僕は楽天の期間限定ポイントというのをけっこう持っているので、そいつの消費も兼ねて楽天で買い物をすることがある。本来はKindleでも良いところを楽天koboで電書を買ったりすることがあるのはそのためだ。
ちなみに楽天koboの名誉のために言っておくと、電書のアプリの使い勝手自体は楽天koboは悪くない。というかKindleのiOS版アプリは、本を開いた時にいちいち読み込みがあるのが鬱陶しいったらない。楽天koboはそれが無いぶんだけかなり精神衛生上よろしい。じゃあなんでKindleをメインにしてるかというと「やっぱり本はAmazonだろ」というような思い込みプラス、なんとなく楽天よりAmazonの方がサービスの安定感がありそうというもう一つの思い込みによるものだ。
さて、楽天は「デフォルトでカード払いになっている」問題の続きだけど、電書を買う時にその危険性が高くて、ダウンロード販売という特性上注文のキャンセルが効かず、うっかりポイントを適用させぬまま決定クリックしただけでカード払いになってしまうのである。
これは正直ものすごい腹が立つ。
無料で買えるポイントが十分にあるにもかかわらず、何が悲しくてカード払いをせにゃならんのか。しかもポイントは期間限定だったりして、今月いっぱいまでに使わないといけないやつだったりしたら、ことさら余計な出費に感じてしまう。
楽天は何かと期間限定ポイントというのをユーザーに渡す。今月中に使わないとあかんとかそんな極端な限定ポイントもある。そんなポイントを100ポイントだけ渡されたとて、ほとんど100円引きクーポンと変わらんやんかと思うレベル。まあ、ほとんどは1ポイントとか3ポイントとか10ポイントとかのクズみたいな数字なので無視しておれば良いのだろうけど、つい焦ってしまう心理を利用して楽天は期間限定ポイントをばらまくのである。
ともかくとして、一回そんな腹立たしいミスをしたので、それからは慎重に注文操作をするようになった。ギリギリまで決定ボタンをおさずに、ポイントの消費とか間違ってないか隅々までチェックしていくのである。ほんまにめんどくさい。
それがである。先日1800円ぶんくらい注文した楽天koboが全部カード払いになっていたのである。なんでだ!ちゃんとポイントを使う設定にして、支払い代金がゼロになったのを確認したはずなのに!
注文ボタンを押す前に「前に戻る」とかしたんちゃうのとか、変なところを押したのでは?とか色々とミスは考えられる。しかし自分としては絶対にポイント利用のところを設定した記憶がある。しかしそれの証明が出来ないのだ。いちおう苦情は入れたが、証明できないという理由で突っぱねられるかもしれない。
いい本を買って1800円が惜しいわけではないが、意図しない結果になってしまうのは本当に悔しい。なんなんだ、このミスが許されないシステムは。そこまでポイントを使わせたくないのかと思う。
一方のAmazonではこういうミスは起こり得ない。なぜなら支払いの段でデフォルトでポイントから優先的に消費される設定になっているからだ。よほど理由があって、ポイントを使いたくない時には、操作してそのようにするようになっている。そうしないなら、何も考えず購入ボタンを押したときの決済の優先順は、Amazonポイント→Amazonギフトポイント→現金かクレジットカードというようになっている。AmazonポイントやAmazonギフトポイントだって期限は無限じゃないので、ポイントから優先的に使われるのは当たり前といえば当たり前。
それに比べて楽天はどうなっているのかというと、かなり小さいポイント設定ボタンを押さない限り問答無用でカード払いになっていしまう上に、ポイント使用の設定画面も上から順に「一部のポイントを使う」「全てのポイントを使う」「ポイントを利用しない」と並んでおり、ここでも一番下の「ポイントを利用しない」のラジオボタンに初期チェックが入っているという念の入りようだ。
さらにその下には「楽天キャッシュから優先して使う」「楽天スーパーポイントから優先して使う」という設定項目があり事態をよりややこしくしている。期間限定ポイントから利用するにはどちらを選べばいいのか一瞬混乱するようになっている。しかもこれだけ設定しても、一旦カートの画面から離れたり、クーポンを利用するとか他の設定のところをいじったりするとリセットされてしまったりする。どこまでも自己責任という名の罠がしかけられているのだ。
もうほんと、楽天の「ポイントを使って欲しくない執念」は凄まじいと言わざるをえない。ポイント10倍だの20倍だの楽天カードを作れば8000ポイントを差し上げますとかなんとか、やたらポイントの大盤振る舞いしている一方で、死ぬほどポイントを使ってほしくない気持ちが溢れ出ている。そりゃそうだろう。ユーザーがポイントの期限を失効すればするほど儲かるのだもの…。
AmazonもAmazonでアコギなところはあるけれど、ポイントに関しては間違いが起きないようになっていると言える。まっとうな配慮かと思われる。お金出して買ったアマゾンギフトカードで登録したポイントがちょっとの押し間違いで使えなくなくて、結局カード払いになったりしちゃったら笑うに笑えない。とはいえ、楽天だって、楽天ポイントをコンビニなんかで販売していたりするわけだが…。
僕みたいに楽天koboで電書とかを買おうとして、こういう悲劇に見舞われている人は、他にもいるだろうか。こんな騙し討ちみたいなやり方をされたら誰だって気分はよくないはずだ。しかし日本の商売には騙し討ちがやたらと多い気がする。飲み屋のお通し文化とか。
楽天は、通常スーパーポイントと期間限定ポイントの他に、楽天キャッシュ、楽天Edyなど、相互変換が出来ないポイントがあるのも混乱の元。かなり精通していないと、ポイントの取りこぼしなどがあるのが、いかにも日本的というかなんというか。海外だとスロットマシーンはひたすら単純だけど、日本のパチスロは素人ではルールすら理解できないようになっているとかああいのに近いものを感じる。
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