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なんでウォッカベースのチューハイはやたらと悪酔いするのか!?

前回のブログでは、ストロングゼロブームの文脈に少しだけ迫ってみた。

 

ストロングゼロよりも何十年も前に樽ハイ倶楽部という業務用のチューハイがあって、そいつがウオッカベース8%のチューハイであって、大衆酒場界隈では既に猛威を奮っていた話をしたら、「樽ハイ倶楽部にも焼酎ベースのがあります。悪酔いしません」という情報をいただいた。

 

見落としていたのだが、たしかに樽ハイ倶楽部には、プレーンとレモン以外にも、ドライという焼酎ベースの製品があった!それはそれで出していたのか!

ctlg.asahibeer.co.jp

ドライを使っているお店というのはかなり「こだわりの店」なんだろう。僕が見かけるかぎり、関西の飲食店の大半はプレーンかレモンであって、それをベースにしてシロップを混入したり、しなくてそのまま出したりして、頭痛患者を続出させていた。

 

樽ハイ倶楽部の店舗用ポスターなんかにも「ウオッカベース!」とアピール文が踊っていたし、アサヒ的にもあくまでメインはプレーンとレモンであって、ドライについては「ウオッカベースのチューハイみたいなもん出せるかい!」ってな一部のこだわりの店の要望に応えるために作った商品ではないかと推測する。言われるまで存在に気が付かなかったくらいだし。

 

これから注意してドライを提供している店を探してみようと思う。推測だが、ドライは透明度が高いのではないだろうか。ドライをベースにしてサワーなりチューハイを作っているお店は良心店だ。関西ではその手のカクテルをチューハイというが、関東ではサワーと呼ぶ。関東でチューハイといった場合は、甲類焼酎を炭酸で割っただけのものを指す場合もある。けれど関西にもサワーと呼んでる店もあるし、関東でもサワーをチューハイと呼ぶ店もある。そのへん厳密ではない。話がそれた。

 

そして悪酔いしないというのも重要だ。焼酎ベースだとわりとまったりいけるのに、ウオッカベースだと同じ8%でも悪酔いしてしまう謎。同じ日本酒カテゴリーでも、白鶴まるや鬼ころしや自慢桜などは悪酔いしてしまう謎。

 

日本酒だと、酸味料とか糖類とかいう成分に、タバコの添加物問題くらいの謎があると解釈するしかないのだけど。誰か専門的に研究している人はいないのだろうか。

 

お酒を買う時には、くれぐれも成分表のところを見て「米、米こうじ、醸造アルコール」までの表記であることを確認して欲しい。純米酒だと「醸造アルコール」の表記も無くなる。ここに「糖類、酸味料」といらんものが続くお酒には手を出さない事。なかにはもっと続くやつもある。(料理酒として使うには、変な甘みとか調味成分が便利なこともある。)

 

逆に、頭に刺激が欲しい人は、できるだけ成分の多いものに手を出すと良い。かなりの確立でガツンとくるはずだ。そしてチューハイはウオッカベースで決まりだ。

 

印象論ではあるが、廃人に向くお酒というのは、8~16%くらいのあいだだと思う。ビールなみに低いと廃人になりにくいし、それより度数が高いと一部の酒好きしか飲めなくなるのだ。ストロングゼロ、安日本酒、安ワインはみんなこの範囲の度数であって、共通点としては頭が痛くなりがちだ。そしてお酒の本来の味があんまりしない。

 

味があんまりしないというのも、酒好きじゃなくても飲めるために重要なことなのだろう。そういう意味では、乙類焼酎をロックやストレートであおったり、甲類焼酎を炭酸で割っただけでガンガン飲めちゃうような人は、廃人というより単なる酒好きかと思う。(飲みすぎたら廃人になるのは同じとしても)

 

日本でいちばん売れているお酒であるところの白鶴まるにしたって、あれの何が不味いかというと、お酒風味のシロップでも飲んでいるような味しかしなくて、お酒の本来の魅力である米感とかアルコール感というのがものすごく希薄なところが気持ち悪い。でも、そんなことを言っているのは日本酒好きだけなんだろう。ああいうものに薬効成分を求めている層にとってはクセのある風味は邪魔なのだ。矛盾しているようだけど、白鶴まる系のお酒は、お酒好きをターゲットにしないお酒だ。ストロングゼロはそれの進化系といえる。

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