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京一本店の中華そばを食べるために四条大宮まで行っている

京都の四条大宮にある、昔ながらの食堂の京一本店を紹介する。パチンコ屋ではない。調べてみれば70年を超える仰天の老舗だし有名だと思う。なにせ駅前にある餃子の王将の本店(王将では1号店と称している)の隣にあるから目立つし。

 

この京一は本店を名乗っているが支店の存在は知らない。いくら調べてもわからないので無いのだと思う。かつてはあったのかもしれない。

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京一うまい中華そばと看板が出てるくらいだからその自信と意気込みがすごい。前から気になっていたけれど、それでも長らく餃子の王将に吸い込まれていた。一昨年くらいから行くようにしている。70年以上も続いている食堂なら、一番美味いと名乗っても許されると思った。

 

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看板を一見するとラーメン屋に見えるが、中華そば・麺類・喫茶・丼物一式・ぜんざいとあってなかなか焦点が絞れない店であることがわかる。昔ながらの食堂だと考えて差し支えない。それにしてもメニューが多い。

 

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うどん類もある。まだ食べたことはない。ここのメニューを知るためには相当通わなくてはならないと思う。ちょっと家から遠いのでキツイ。

 

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定番の丼ものも一式あると書いている通り一式揃っている。丼類もたしかに一式ある。肉丼とか、牛丼が流行る前は、食堂のスタンダードだったやつだ。どっちが先に発明されたのかしらんけど、牛丼と違って肉丼ってちょっと重い気がする。肉うどんの肉部分が載ってる感じやね。

 

スイーツの類もかなりある。甘味処としても機能している。オールインワン方式が昔の食堂。でも現代のファミレスもそんな感じか。居酒屋にもスイーツが置いている。やっぱり昔とか関係なかったわ。お店はオールインワンになりがち。

 

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このラインは、さながら京一本店の四天王といった趣。かなり目立っている。あくまでも中華そばの京一ということか。カレー中華とあんかけ中華という変わり種2品。

 

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そしてスタンダードな中華そばと、玉子中華という聞いたことのないやつ。とりあえず最初は物珍しさでカレー中華を頼んでしまいがちだ。僕だけだろうか。カレー中華に魅了を感じてしまいがちなのは。現代ではあんまり見かけないですし。カップヌードルのスタンダードメニューになっている割には。カレーうどんよりはるかに少ない。なんでだ。というわけでカレー中華を注文する。

 

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これが名物といわれているカレー中華。カレーのスープがひたひたに入っていて圧倒される。取り皿とれんげがついていて、鍋物みたいにして食べる事が可能なので、猫舌の人も安心できる。いうても、そんな熱いものでもないけれど。

 

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麺を露出させたところ。クラシックな中太麺だ。肉もなかなか濃くていい味だしている。カレー中華というのはありそうでいて、実際はやっているところは少ない気がする。ドロドロの粘度なので、そのままごはんをぶちこんでも美味そう。

 

古い食堂やそば・うどん屋にありがちなカレーうどんって、カレー粉をダシかなんかで溶いて、片栗粉で無理矢理粘度を出したようなものが多い(いわゆる黄色いカレーというやつ)。だからカレーラーメンといっても、そういう類のものなんかなと思ってしまうが、ここのは意外にもそれなりに濃厚なカレーだったりする。カレーのスープ自体が普通に美味い。わりあい現代にも通用してしまうようなカレースープを作っている。もしかしてカレーにはこだわりの店なのかも…。

 

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そう思ったので、後日普通のカレーライスを頼んでみたのだが、そんなでもなかった。カレー中華にご飯を付けた方が堪能できるかもしれない。不思議なもんだ。器は懐かしいスタイルで良いのだけど。カレーが売りではなく、あくまでもカレー中華が売りのお店ということか。面白すぎる。

 

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後日、メインの中華バリエーションのひとつである玉子中華も頼んでみる。玉子中華なんて聞いたこともない。どんなのかと思ったら、昔っぽい中華そばに、溶き卵を茹でたようなものがごっそりと入っていた。生卵とか、ゆで卵とか、煮玉子とかはよくあるけれど、こういうスタイルは珍しすぎる。そしてやはり取り皿とれんげがついてくる。

 

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露出させてみたところ。なんなんだろうこれは。卵とじラーメンとでもいうべきものだろうか。よくわからないけれど、卵が入っていて悪い気はしない。わざわざ玉子中華を注文した分際で上から目線になってみている。

 

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なぜか麺を露出させてみたくなる。当たり前っちゃ当たり前だがカレー中華と同じ麺。よくわからないけれどじんわり美味いラーメンだ。こういうクラシックな中華そばを食べさせる店は現存する限りかと思うので見つける度に大切にしていきたい。ここ一年だけでも、知ってる店がいくつか無くなってしまっていた。

 

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店内は縦長でわりと席数はある。お昼をすぎればあまりお客さんもいないのでのんびり出来る。ビールなんかも置いてあるので飲めないこともないけれど、ここで飲んだことはない。一度、京一本店飲みをしてみても良い。そうなればシメはカレー中華で決まりだろう。

 

飲みのシメにラーメンというのは定番だが、実は酔っ払ってから食うなら、ラーメンよりカレーライスの方が最強という説は聞いたことがないだろうか。いまのところ僕が提唱しているだけだから聞いたこと無いかもしれないけど。まあ、一度やってみて欲しい。シメのカレーライスはイケていると実感していただけるかもしれない。

 

アルコールが入ると身体が炭水化物を求める。だから甘い物とか、ラーメンとか、ライス類は嬉しい。ここまではラーメンとカレーライスは同格といえるが、その上でカレーにはウコン(ターメリック)が入っている。そう、ウコンの力とか飲んでる場合ではない。もちろんアルコールの分解に対して、カレーのターメリックがなにかの作用があるとかは言わないが、なんとなく気分としてカレーのスパイスは身体に染み渡る。てことは、カレー中華というのは、飲んだ後のシメの、キング・オブ・キングスの可能性もある。京一のやつくらいたっぷりスープだと完璧だ。

 

なにぶん普通の食堂なので、あんまり遅い時間までやってないのだけが残念だ。早い時間からベロベロになれる日を選びたい。そして今年はあんかけ中華も食べてみたい。ああそれと、うどんも食べないと…。

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