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天満の楽天地温泉は大阪サウナー垂涎の整いスポット!!!

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天満駅からわりに近い銭湯。ストリップとか業務スーパーがあったり、近年は周囲の居酒屋地帯化が激しい何かと騒がしい地帯にある。ようするに場所としてはアクセスがよく便利。天満周辺ではクラブ温泉と張り合うくらい場所も良い。

 

 

この記事のときは紹介しなかったが、クラブ温泉とおなじく梅田というよりももはや天満側の銭湯だったという事情がある。しかしそういうくくりを取り除くならば、もしかしたら北区では、最強のサウナ室を有する銭湯かもしれない可能性も高い。

 

こちらの銭湯自体はそんなに広くもなくて、そういう点ではクラブ温泉の施設の充実ぶりには敵わない。通常の湯船と、寝風呂と、小さい水風呂、小さいサウナ、くらいのもんで、一応露天風呂があるけれどこれもすごく小さく外気浴もままならない。

 

しかしこれでいて最強なのである。何が最強かというと、サウナと水風呂が最強なのだ!

 

サウナは100円支払ってバスタオルを受け取るスタイル。つまり440円の入浴料とあわせて540円になるが、これは必要経費なので必ず支払って欲しい。サウナーたちはこの540円で至福体験が出来る。

 

まずサウナ室だが、これは大事なことだからよく聞いて欲しいのだが、ここのサウナ室は4人も入ればぎゅうぎゅうになるほどささやかなものであるが、なんとテレビが無い。

 

もう一度書くが、テレビがない!

 

テレビが無いだけではなくて、変な有線とかも一切かかってない。完全に無音……ということでもなくて、ときおりサウナの機械から発すると思われる、リレーに電気が入った時のような「バチン」って音がしているが、まあ環境音みたいなものだからこれは構わない。

 

とにかくここのサウナ室は、リレーの「バチン」という音と、風呂場の水を流す音以外の余計な音に悩まされず心落ち着けてリラックス出来る希少空間。こんな天満のど真ん中で!

 

というか、大阪府内の値段の高いサウナを探し回ったとても、テレビがなく変なBGMもかかってないサウナがどれほどあるというのか。僕自身は銭湯でそういうところを数件発見しているが、いまのところ自分的に一番行きやすい無音サウナ室は楽天地温泉だけだったりする。まあ、それほどまでに日本におけるサウナのテレビ汚染は根深いものがあるのだ。これについて語りだすと長いので次回に。

 

それはさておき、楽天地温泉のサウナを褒めてるのは、何もテレビが無いだけじゃない。そんな浅い話ではない。サウナの湿度や温度の申し分のなさも実に素晴らしいのだ。

 

ここのサウナ室は縦長2段で4人くらいしか入れないサウナ室であるが、砂時計が2個も用意されている。これは地味に嬉しくて、もともと小さいサウナ室だけに2個あればかなりの確率で自分の時間を管理しやすくなる。そして砂時計はおそらく3分以下の小さいもので、これもなかなかよく考えられたチョイスであって、ここのサウナは80~90度程度なんだけど、湿度が実に適切で、あっという間に汗をかけるので、この小ささの砂時計1回分で十分なのだ。

 

つまり施設側の意図を汲み取るならばショートセッションがオススメということになる。サウナ室(2~3分)→水風呂(1分)程度のセットを回数こなすあれである。

 

もちろん長く入っていたい人は砂時計を何度ひっくり返しても良い。その時は複数設置されているのが威力を発揮する。

 

あと驚いたのは、サウナ室の扉の下部が大きな換気口になっていたことだ。この気配りは専門のサウナ施設でもなかなか無い。たとえば名古屋のウェルビーの森のサウナとか、そのレベルになってお目にかかれる程度かと思われる。この換気口はつまり温度の下がってきた湿った空気を追い出す役目を担っている。サウナ室内に適切な湿度を保ちつつも、余計な湿気は溜め込みすぎない配慮だ。

 

もちろんどんなサウナ室にも換気口というのはあるが(湿気で設備自体も壊れる恐れがあるので)、銭湯レベルで扉の下部を大きく開けるという本格的な事をやっている施設は滅多に無いのではないだろうか。この換気口の寄与がどれほどなのかは正直いって体感できないのでわからないが、サウナ室内がベストコンディションなのは間違いがない。

 

あとサウナーが最も気にするかもしれない水風呂のコンディション。水風呂ももちろん最高だ。なんせ地下水を汲み上げた天然タイプ。温度は低すぎず高すぎずまろやかな肌当たりで長時間入っていられる。小さいのですぐに温度が上昇しそうだが、不思議と常にベストな気持ちよさがある。水風呂が良すぎるからか、お風呂勢とサウナ勢で熾烈な水場の奪い合いが発生し、また貴重な水風呂をホームにしてしまいがちな世紀末モヒカンおじたちの跋扈も促してしまいがちなのだが、そのへんは痛し痒しというやつだろう。2人程度が限界というスペースの問題だから仕方がない。

 

かようにサウナと水風呂は(狭いことを除けば)文句つけるところはあまりない。休憩スペースがなくて、露天風呂も申し訳程度に外気浴が出来るだけというアレなうえに、座る場所もない狭さというのはある。しかしそこはお風呂のヘリに腰掛けるか、カランの椅子で座って休憩するという銭湯スタイルで克服するかして欲しい。さすがに街の小さい銭湯で、休憩エリアの充実は無理があった。脱衣所の扇風機に当たるのもありだ。しかしそれで十二分に「ととのう」のが実感してもらえるはず。サウナ室と水風呂が良すぎる。

 

あと、ここの面白いところは、椅子対応になる前のカラン勢のためのエリアがあること。どういうことかというと、椅子に座らず地べたのタイルのところに座り込んで洗いたい人向けに、カランと床が少し近くなっているスペースがあるのだ。昔の銭湯のカランにはシャワーどころか椅子もなくて、みんなそういうスタイルだったと伝え聞いた気がするが、それにどんな効果があるのかはよくわからないし、使っている人も見たことがないが、とにかく古のスタイルを大事にしているのが面白い。

 

あと常連勢のためのキープ石鹸の棚があってなかなか壮観。まるでスナックのキープボトルのように様々な石鹸がダァーッと並んでいる。最初は何事かと思った。

 

まあとにかく、クラブ温泉のように盛り沢山のスーパー銭湯ライク銭湯も魅力的だが、ピンポイントでサウナととのいを狙えるシンプルさが楽天地温泉の良さであり渋さ。540円でこだわりサウナに入れるならこれで十分ではないだろうか。サウナから出たらすぐに大阪屈指の天満の飲み屋街という立地も最高だ。それだけに酔っぱらいなども入ってくるけど。そしてクラブ温泉も同じような条件だけど。

 

天満に飲みに行ったついでに楽天地温泉という選択肢はありなのである。手ぶらで行くなら小タオルも借りた方が良いので540円にあと数十円足してください。

 

湯遊ワンダーランド (SPA!BOOKS)

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湯遊ワンダーランド2

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サウナ施設がほとんどのサ道に対して、銭湯系が舞台になりやすい気がするマンガ。

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