二日目のサウナは同じ上野エリアのサウナホテルニュー大泉に移動。上野エリアで近いと勘違いしていたが、実際は稲荷町駅前であって上野駅からはけっこう歩くことになってしまって驚いた。リサーチ不足。まあ、いうほどの距離では無いんですが。
大泉の名は常々からサウナーの池田仮名氏から聞かされていたので、どうしてもここに泊まってみたかったのもある。といっても、彼がイチオシしているのはサウナセンター大泉(現・サウナセンター)だった。とはいえ系列店ならば何かしらの片鱗は感じられるだろうという考えだ。サウナセンターがホテルだったら、間違いなくそちらを選んでいたと思う。今回はサウナセンターに行っている暇があるかどうかわからないので、いちおうニュー大泉に宿泊をしておこうと。結局はサウナセンターも次の日に行けたんだけど。
サウナホテルという名前を冠しているだけあってニュー大泉は堂々としたビルタイプのカプセルサウナだった。ペンシル気味で下がパチンコだったダンディとは違っている。期待できそうだ。ちなみに宿泊の値段はダンディほどはコスパ重視ではない。調べたら3700円で朝食付き!安すぎず高からず。お値打ち感のあるプランだ。
入り口に向かうと人間サイズのシャアザクがお出迎え。なんでやねんとツッコんでしまう。そういえばガンダムだのザクだのがあるサウナがあると聞いていたがニュー大泉がそうだったのか。次の日にはサウナセンターでガンダムに遭遇することになるのだが。昭和的なサウナホテルとシャアザクの組み合わせの脈絡のなさはかなりのインパクトだ。なかなか店内に入れなかった。
予約していることを告げてチェックインすると、簡素な感じのロッカールームが奥にあった。小奇麗さとかは全くないけど、とにかくスペースが広めにとってあって狭苦しくないのが良い。サウナのロッカーの余裕のなさは問題なので。リセッシュみたいなんが設置しているのも便利。ただしタオルは大小を渡されるスタイル。
そしてここもスロットがある系のサウナだった!なぜ人類はサウナ&カプセルにパチスロを置いてしまうのか。しかも麻雀のゲーム機もあった。あまりにもクソしょうもなそうだったのでアーケードゲームオタの僕がタイトルすら確認しなかった。そもそも新千円札っていつの時代なんやと。あと、美味しいコーヒーをどうぞみたいなことが書いてあったので「コーヒーをくれるのかな?」と思って奥に進むとコーヒーの自販機があっただけだった。
サウナは程よい感じのドライサウナと、かなりぬるーいスチームサウナの2つ。スチームサウナには椅子が設置してあって、ゆっくり出来るのは良かった。サウナもバランスがとれていて悪くない。ロウリュサービスもあるらしいが僕は結局参加できなかった。風呂エリアの広さはそんなにないけれど、まずまずの居心地のよさはあった。水風呂の中に柱があって、回廊のようになっているのは変わっている。柱の影にこっそり隠れて水風呂に入れるというなんともよくわからん仕組み。複数人が水風呂に突入した際に、密着しなくて済むという点では良いのかもしれない。
適当にととのってから、外出をしたいというと、フロントのおばちゃんにめっちゃびっくりされて「明日のチェックアウトまでに帰ってきますよね!?」と何度も念を押された。「ええ、荷物をロッカーに入れているのでそりゃ…」と答えるしかなかった。荷物も入れてるのは事実だし、そもそも前払いしてるのでそこまで確認されなくても…。それほど宿泊者の外出は珍しいのだろうか。外出券的なものもくれなかった。フロントの人間に外出だと言ってくれら良いからと。昭和的な対応が建物とマッチしているといえばそうかも。シャアザクはホンマに意味わからんけど。
そのあとかなり飲んで、遅い時間に帰ってきた。ライトアップされたニュー大泉は遠くからでもけっこう存在感があった。稲荷町の守護神といっても良い。
サウナに帰ってきて、また軽くととのってから、ドリンクチケットを貰っていたのを思い出したので、食堂でウコンドリンクをいただく。ウコンドリンクっていうのが珍しくて良い。サッポロのグラスもいかしている。なんか適当にターメリックを溶かしただけの飲料ぽいけど、少々アルコールを飲みすぎた身体にはとても心地がよかった。飲んだあとやサウナ後にはとにかく水分をとっておくのは良いのだ。食堂の対応もとっても優しい。大泉系列は食堂のレベルが高いとか聞いていたのが本当かもしれない。
一眠りしてチェックアウトが例によって10時なので早起きして朝食をいただく。誰もいなかったので、もう朝食タイムは終わってしまったのかと焦ったが、まだやってますよと優しく教えてくれた。プランに含まれている朝食券は、つまり350円のものが選べるということだ。差額を払えばアップグレードも可能。
日本人なら米なのでこちらを選んだ。昭和の旅館の朝食そのものなので気分があがってくる。しかもなかなかに美味い。これ食べるためにサウナホテルニュー大泉にまた泊まるのもアリじゃないかと思えるくらいだ。やはり大泉系列は食堂のレベルが高い!?
チェックアウトしたあともやはりシャアザクが気になってしょうがない。施設としてはそんな特筆すべきサウナではないかもしれないけれど十分に楽しめるし、いい意味で昭和の旅館ぽさがあるし、食堂のレベルが高そうなので、また利用しても良いかなと思ってしまった。ロウリュも受けられなかったし。現代にも対応した、おっさんのくつろぎ旅館であることには間違いがない。
稲荷町という場所が浅草方面に行くには便利。浅草方面はあまり行くことはないけれど、いちどニュー大泉を起点として攻めてみようかななどと思わせてくれる。
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ニュー大泉の近所にあった謎のそば店。いわもとQみたいに夜中でも打ち立てのおそばが食えた。酒も飲めるし悪くないかも。僕は飲みすぎだったので天玉そばだけ食べたが。
天ぷらがガチで玉ねぎだけという変わっている天玉そば。画像だとうどんに見えてしまうがそれは玉ねぎ天であって、よく見ると下におそばが…。茹でおきそばじゃないスタイルで好みが分かれる。僕はどっちも好きだ。
薬味も変わっている。
サウナホテルニュー大泉は『湯遊ワンダーランド』2巻にも登場していたぞ!男性しか泊まれないサウナホテルなのだ!