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2020年の純けい始めを秋吉大津店でやらかした

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みんなが仕事始めだとかでテンションだだ下がりの1月6日の月曜日。僕は正月休みも何も無い人類なのでいつものようなノリで1日を過ごしていた。長期休みの無い生活の唯一の利点は、長期休みが終わる辛さが無いことだ。

 

そんなわけで20時55分という時間に、僕は大津駅の暗いホームに立っていた。大阪から40分もかけてわざわざ大津駅にまでやってきた理由は、みんなが仕事始めをしたであろう日に、自分としてはひっそりと純けい始めをしたかったからだった。


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大津駅舎は綺麗になったが、微妙に賑わってない駅前。ほどよく暗い。ロータリーを横断する。


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するとちょっとだけ居酒屋なんかがあったりする。ほんとうにちょっとだけなのが大津駅前クオリティ。養老乃瀧の看板の昭和感が似合う街。


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駅前の小規模な飲み屋ビルをスルーして、暗い階段を降りていく。思えば、大津駅前というのは階段が特徴だった。なぜか大津駅の場所は高台みたいになっている。由来はよく知らない。


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階段を降りていくと住宅地に出るのだが、その手前に、我々がよく見知った赤い看板がある。そう、『やきとりの名門秋吉 大津店』だ。もともとは福井の人気焼き鳥屋だったが、今は東は東京あたり、西は広島あたりまで店舗が拡大している。関西にだって昔からたくさんある。大津駅前にもあるのだ。梅田だけでも2軒ある。梅田にあるなら大阪駅から40分かけて大津まで来た意味は!?とか言われそうだが、おいおい話す。


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大津までやってきて混んでたらどうしょうかと思ったが(実際、秋吉はどの店舗も待ちが出るほど混みがち)みんな初出勤で意気消沈してたのか店内はガラガラだった。新年一発目でこんな快適な秋吉は嬉しい。さっそく大瓶ビールを注文。これがキンキンで悪魔的なまでに冷えていた。最高。


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すかさず純けい5本とあぶら5本を注文。普段、大阪とかの秋吉に行った場合、純けい10本で頼みがちだ。自分は秋吉にきたら、純けいと瓶ビールという言葉しか発しない。ここの焼き鳥は純けいが至宝であり純けいが全てだからだ。揚げ物とかも美味いけれど、ついついすべての金銭的・胃袋的リソースを純けいとビールに集約しがち。それほどの純けい信者。世界一美味い焼き鳥は純けいで間違いない。しかしだ。ここに大津までやってきた意味がある。大津店にはあぶらというメニュウがある。あぶらは豚の脂身を串にぶっ刺して焼くという恐るべき代物だ。こんなの不味いわけがない。秋吉のなかでは純けいに匹敵するナンバー2的な串だ。だからこれも頼んだのだ。

 

このあぶらであるが、福井県の本場の店とか、富山の特定の店とか、関東あたりの店舗にしか存在しないメニュウでもあった。昔から秋吉のあった関西の店舗には何故か存在しないし、関西から西側にはもっと無い。何故かは知らない。

 

だから結局あぶらを食べるには、本場の福井の店に行くとか関東に行くとかしないとダメだった。名古屋の鶴舞店にすらあるらしいのに。でも文句を言うても仕方がないので、秋吉信者たちは聖地巡礼も兼ねて福井の本店に行ったりしてたのだった。それ以外は関西の店で大人しく純けい連打。それでも十分に満足なのだが。

 

まあ長くなったが、つまり、大津店には、西日本ではほとんど食べれないとされていた『あぶら』が確認されている唯一の店舗だったのだ。だから40分かけて食べに行く価値があると。ほんとうは今年最初の聖地巡礼に福井に行きたかったが財力も時間も無かった。たった40分で行ける大津店があってくれて良かった。こういうわけだ。


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ニンニクナンバと呼ばれる薬味をタレに投入。このニンニクナンバが瓶にたっぷり補充されている店は良い店。ニンニクナンバとはニンニクと唐辛子を混ぜ合わせた謎の薬味だが異常に美味い。特製の醤油タレと混ぜ合わせて焼き鳥につけて食べるのが秋吉の醍醐味。


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まずは、あぶらが焼き上がってくる。ふるふるの豚あぶら串がたまらない。塩焼きになってるのでそのままかカラシにつけても食べれるのだが、上記のタレをつけて食べると脳がスパークを起こす。


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純けい5本も焼き上がる。こいつも塩焼きになってるのでそのままかカラシにつけても食べれるのだが、上記のタレをつけて食べると脳がスーパースパークする。


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あっという間に平らげて大瓶ビールも追加。大満足だったが、少し焼きがあまくて噛みきれなさも感じた。秋吉は店舗やタイミングや焼く人などの要因によって、焼き方が一定じゃないことがある。ちょっとレアすぎるな、もうちょっと焼いて貰った方が良いな、と思ったら「よく焼き」呪文を唱えてみよう。これが通ればカリカリに焼いて貰えるかも。あぶらと純けいの二巡目はよく焼きコール。これが通ってカリカリのあぶらと純けいに。あぶらと純けいは、ある程度しっり焼いた方が美味いことの方が多い。カリカリすぎず、柔らかすぎず、ややしっかり目が本当は理想。絶妙の焼き加減を高打率で出してくれる店舗には手を合わせたくなる。

 

追加のぶんも食べて、串20本と大瓶2本で時間的に頃合だと思ったのでお店を出た。なにしろ滋賀県まで飲みに来てしまってるので、23時が迫ってくると終電がちょっと怖い。近年はJRが止まりがちだし。いそいそとお勘定を済ましてお店を出た。

 

大津店で秋吉始めが出来て相当良かったという満足感を抱えて電車に乗る。乗ったと思ったら米原行きで焦った。同じ時間に上りと下りが来てるとは思ってなかったのだった。こんな時間に米原なんか目指してたらたまらない。ホームが違うのでダッシュしてしまった。最後だけちょっと疲れてしまった。

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