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中崎町の中華8番は最後の昭和中華みたいな名店

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地下鉄の中崎町駅の近くの路地にそいつはある。暗がりにぽつんと浮かぶ赤提灯みたいなお店。昭和の風情があるが、お店も昭和そのものの街中華料理店だ。それが中華8番というお店。ほんとに高齢の老夫婦でえっちらやっておられるので、明日にも無くなってそうでひやひやする。たまに行ったときに提灯がついてるとホッとする。中崎町とはいうものの梅田からも歩いて行ける。サウナで紹介した大東洋とか葉村温泉とかの近所である。ちなみに葉村温泉には中華8番の銭湯広告がずっとある。いわゆる洗い場のカランのところに付いているやつ。それ見て来ようと思う人がどれくらいいるのかわからないけど。


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中華8番は老夫婦がやってるわりと言ったら失礼かもしれないが、ランチタイムから23時ごろまで営業されてるので便利は便利。この日も22時35分とかに行って、提灯がついてたから入っていったのだった。入るとたった二つしかないテーブルは既に満席。遅い時間にこんなに混んでるのは初めて見たかもしれない。どちらも料理を囲んでビールなんか飲んでいる。

 

テーブルの他には3席程度のカウンターがあるのだが、通常はこちらは物置きになっててあまり使われない。とりあえずカウンターに座った。カウンターに座ったことがなかったのでどうかなと思ったが普通に注文を聞いて貰えた。ご飯類はもう無いとのこと。この時間だから仕方がない。中華8番のメインになってるのはラーメンで、これがけっこう種類がある。唐揚げラーメンが400円とかちょっとおかしな値段をしていたりする。唐揚げもデカいしラーメンも美味い。おすすめではあるけど、他の料理も手が込んでいて美味いのを知ってるので、今回は酢豚を使ってもらう事にした。まずはビールを貰って飲みながら待つ。ここは大瓶ビールだけ置いているのだ。あんまり冷えてはいないが。


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おじいさんが酢豚を1から作ってくれる。遅い時間に申し訳ないような気もするが何だかんだいって手際は良い。少なくとも50年くらいはやってそう。この艶々に輝いた酢豚を見てほしい。店内は小汚いかもしれないが料理は美しい。そして熱々で美味い。揚げたてのところにさらに熱い餡がかかってるのでそりゃ当然だろう。ホフホフ言いながら食べてややぬるいビールで流し込む。食べてるうちにさらに焼きそばなど注文したくなってきたが、さすがにしまい時っぽい雰囲気だしなーと躊躇してしまった。そしたら23時回ってそろそろ帰ろうと思ってた頃に、常連ぽい客が入ってきて複雑なラーメンとか注文し始めてるではないか。まだいけたのか!と思いつつもお勘定をしてお店を出た。お店を出てしばらくしたらけっこう腹が膨れてきて、追加注文しなくて良かったと思ってしまったりした。


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とにかく都会の片隅の小さい店だ。まだやってるのが奇跡みたいなもの。気になった人は急いでほしい。ちなみに店はトイレもないくらい小さいので、トイレしたくなったら店を出て、隣の小さいビルの廊下の奥まで借りに行くシステム?になっている。

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