とりどーるがやってる丸亀製麺所が、かけうどんを注文したらもう一杯というキャンペーンをやっていた。たまたま店の前を通ったら人だかり。かなりの人数がカウンターに詰めかけている。こんなキャンペーンをやってるからってそこまで？そんなお得か？と思ったが、集まってるもんはしょうがない。
かけうどん並を注文したらもう一杯といったって、それはどういう意味だろうと、店外から注意深く観察していた。よくあるパターンとしては、次回使えるかけうどん並の無料券が貰えるみたいな話だ。天下一品の年に一度のサービスとかはこの類。しかしよくよく観察していると、どうも1杯の値段で2杯まで同じ値段という話らしい。1人で丼を2つ貰ってる輩が目につく。普通だったら異常自体。300円で2杯食えるということは1杯あたり150円。安いっちゃあ安いが、かけうどん1杯が100円くらいの店が、いままで無かったかというとそうでもないし、かつてのはなまるうどんだとそれくらいだった。だからといって、2杯とかは頼んだことは無いのだが…。
気がつけば、自分も列に並んでかけうどんを2杯貰ってた。なぜかというと、かけうどん2杯を食うという体験に、よくわからない面白さを感じてしまったから…。そういえば、かけうどんを2杯同時に食った記憶はあんまりない。2杯食べるとしても、ぶっかけ&かけとか、冷たいのと温かいもののの組み合わせにしてしまってた。かけうどん2杯同時にくれるというサービスは思いもしなかった。人生でやったことがないトライと思うとやってみたくてしょうがなくなる。とくに自分の好きなうどんだし。
サービスに釣られて数年ぶりの丸亀製麺体験。丸亀製麺のかけ並って、意外にボリュームあるなと。麺もこんなに太かったのかと。生姜と天かすだけじゃなくてネギかけ放題は嬉しい。100円ちょっとでかけうどんを提供しているお店は、ネギに関してはあんまり入れさせてくれないところが多い事を考えれば、丸亀製麺のかけうどんの代金はネギ代か。
両方に天かすとネギをたくさん入れたが、片方は生姜入り、もう片方は生姜を入れないパターンにした。二つ並べて食うとなかなか愉快だった。見れば女性客とかも、普通に丼二つを平らげていた。普段なかなか見られない光景が見れただけでもこのイベントは成功かもしれない。並の値段で大盛りサービスなんてのは当たり前だけど、2杯差し上げますはなかなかのイベント性だ。現に自分は、何年も来てなかった丸亀製麺に入ってしまっている。悔しい。
出汁も飲み干して丼を重ねると確かな満足を感じた。ビールの空き瓶をガラガラ並べることはよくあっても、マンガみたいに丼を重ねた経験は無い。たった二杯とはいえ嬉しいかもしれん。これでもうしばらくは丸亀製麺は行かなくて良いかな。
