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大阪駅前第2ビルの『倶知安ラーメン』の脅威のコスパ!

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2ビルの地下に昔からある店。なんとなくずーっとあるなあと思ってたけど、入ってみようという気持ちは起きなかった。人間の中にはトライアル回数みたいなのがあって、新しい店を見つけて、10回めなのか100回めなのか知らないが、ある回数までは前を通過するたびに入ってみるかどうかを思案するけれど、それを超過すると完全に景色と一体化してしまうようだ。このお店はまさに自分にとってのそれに該当していて、いつしか自分の中ではすっかり通路の一部と化していたのだった。

 

こういう状況を打破するのはなかなか難しい。一番手っ取り早いのは第三者の手助けをしてもらうこと。今回も同行者が「あの店に行こう」と言ってくれたので「あ、そういえば、ここはラーメン屋だった!壁の模様じゃなかったんだ!」と我に帰る事が出来たのだ。そしてお店の名前を改めて確認することも出来るようになっていた。倶知安ラーメン。関西には福知山発のふくちあんラーメンというのがあるので、ぐちあん!?と読んでしまいたい人情が発動するが、くっちゃんと読むのが正解だと調べてわかった。北海道の地名だ。


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正面に据え付けられたサンプルケースを見て我が目を疑いそうになる。ラーメンにおにぎり2個とギョーザが付いて630円。サービスセットと書いてるが、いくらなんでもサービスしすぎだろ!?ラーメン単品もそもそもいまどき530円とか安さが炸裂しているのに100円でおにぎり2個とギョーザ付ける!?あまりにも感動したのでサービスセットにした。ラーメンは味噌と塩と醤油から選べるみたいな話だったが、こんなもん一も二もなく味噌だろうと。お店の名前とか、丼の感じとか、どうかんがえても味噌ラーメンを主張していたからだ。カウンターにはそこそこお客さんがいる。いまどき夕方までしか営業していないスタイルは珍しい。昭和の食堂のようだ。

 

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注文してほとんど待たずに提供されるラーメンとおにぎり。いわゆるレンゲではなく、木のおたまみたいなもの(これもレンゲ)が味噌ラーメンの雰囲気を煽るが、これってどこが発祥なのだろう。どさんこラーメンとか?

 

さて味の方だが、思ったとおり今時のパンチの効いたものではなく、実に優しい味噌スープだった。温度もぬるぬる。麺がドカっと固まりがちだったりするのはご愛敬というものか。この値段でああだこうだ言ったら目が潰れてしまうかもしれない。チャーシューも悪くないし、全般的に悪くない。気軽にこういうラーメンがあったら食べてしまう人が多いと思うよこの僕は。


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おにぎりがまたいい感じのサイズであって、塩昆布が添えられてるのが泣くしかない。優しい味噌スープとあわせて、完全にごはんと味噌汁状態。チャーハンのセットにも心動かされたがおにぎりとギョーザにして本当に良かった。


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やはり時間がかかるのかギョーザは遅れて登場した。ぺったんこのかなり変わったギョーザ。なかなか見ないタイプだ。でもかつてラーメン屋のギョーザはこういうのが多かった気はする。パリパリしていてなかなか美味い。悪くなさすぎるというか、サービスされまくって申し訳なくなるレベル。サービスセットという名前の重さをこれほど感じた事はかつてなかったかもしれない。とくにラーメン屋で。

 

非常に満足してお店を後にした。倶知安ラーメン、いつまでもあると思ってたらいけないなあと。塩ラーメンなども試してみるか。

 

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