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JR新潟駅近くのみどり湯に熱気浴をしにいこう!

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JR新潟駅の南口側にホテルをとった。サウナーらしく大浴場とサウナ付きのBBHグループの宿。しょせんはビジネス系ホテルの大浴場なので過度には期待してなかったものの、あまりの使い勝手の悪さに、外湯を利用することにした。ホンマ健康ランドというスーパー銭湯があるが、シャトルバスなどアクセスについてはいまいちだった。調べると駅周辺に銭湯はある様子。ならばとせっかくなので新潟の銭湯シーンを調査してみることにした。

 

最初に見つけたのは「みどり湯」という銭湯。場所も新潟駅の南側なのでホテルからのアクセスもちょうど良い。行ってみるとそこまで古い感じの銭湯ではなく、そこそこ近代的な立派な建物だった。名前通り緑にペイントされている。そういえば自分は緑が好きだった事を思い出した。サウナするにあたってどうでもいいことかもしれないが気分は高まる。

 

下足箱に靴を入れて番台で420円を払う。当然ながら大阪府の450円より安め。脱衣所にはロッカーの他に、大きい脱衣篭がたくさん積まれていた。大阪では脱衣篭のある銭湯はあんまり残ってない気がする。僕の行きつけではほぼ皆無。京都はけっこうあるかもしれない。脱衣篭の効果ってなんなんやろね。僕は篭には目もくれず、服も荷物もロッカーに押し込んで浴室に行った。

 

浴室はさほど広くなく、珍しい丸い大浴槽と、寝風呂と薬湯という構成になっている。洗い場の椅子と桶は積んでいるのを自分でとってこないといけないが、驚いたことに椅子を使わない派の常連客が少なくないことだった。たしかにオールドスタイルとして、床に直座り派がいるのは知ってたが関西なんかだと今や少数派。新潟では脱衣篭とならんで、まだまだ大勢生き残っているようだ。

 

身体を洗ってさあサウナと思ってびっくり。サウナの入り口に「熱気浴」という看板がついている。熱気浴なんて言い方をしている銭湯を知らなかったので期待が高まる。入ってみると4人も入れば窮屈になりそうなスペースのスチームサウナだった。50度ちょいのものなのでぬるいっちゃぬるいのだが、木で出来た腰掛けがなかなか具合がよいし、下の部分がレンガを組み上げたみたいところどころ穴にになっていて、そこから蒸気が出てるっぽくて足元もなかなか温かい。スチームというと足元が冷たくなりがちだと思っていた常識を覆される(逆に知らずに蒸気吹き出し口のところに座るとえらい目に遭うことも…)。スチームサウナと一口にいっても、この熱気浴部屋は僕にしてみたら珍しいタイプのものだった。もちろんテレビなんかは無いのでゆったりしてられる。他に人が入ってくると妙にそわそわしてしまうが、それ以外はなかなか寛ぎの空間ではある。

 

さて、熱気浴のあとは水風呂といきたいところだけど、生憎とみどり湯には水風呂というものが備えられていない。サウナーからしたらありえないと文句が出そうだが待って欲しい。熱気浴を出るとすぐに立ち水シャワーの蛇口がならんでおり、こちらから出てくる水がとんでもないシビアな水温だったりする。2月の新潟の水道水は半端ない冷たさだったので、スチームのそこそこの温度に対してはオーバーキル気味のシャワーになっている。夏はどうなってるのかは知らないけれど、少なくとも自分が利用した限りにおいては十分だった。

 

休憩スペースに関しては銭湯だけあって風呂のへりとか、脱衣所の腰掛けスペースしかない。あとは洗い場用の椅子で休憩するのが好きな派もいる。新潟に関しては洗い場の地べた休憩の勢力も強いかも。まあ、銭湯系に関しては、各自のアドリブ力を発揮して頑張るしかない。僕は脱衣所の方に出て冷たい空気を吸ったり、へりで座ったりしつつ次第にととのっていった。風呂なんかも入ってみたりして温度調整もこまめにやってみる。丸い浴槽がどうしたって面白い。そして新潟はさすがなかなか熱めの風呂だ。


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小一時間ほど熱気浴と冷却を繰り返して表に出たら暗くなり始めていた。看板の灯りがカッコいい。50度ちょいらしい熱気浴だが、やはり繰り返し入ることによって熱気が十分に蓄積していったようで、肌もすべすべになるし外気も微塵も寒くなくなっていた。いわゆるサウナ無敵の人状態である。


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みどり湯は営業時間も長いし、新潟駅南口からも近いし、なにかの用事で新潟駅に来てしまったサウナーにとってはとても良い施設なんじゃないかと思った。熱気浴と、新潟の気候による荒々しい水シャワーの反復はなかなか推せる。そもそも安い。

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