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もしかしたら最後になるかもしれない青春18きっぷを使った思い出?

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4月9日に18きっぷの残り一回を使った。大阪の緊急事態宣言後の遠出であるが、ここからしばらく遠距離の旅というのはお別れになるかもしれないので心残りのないように。遠距離移動に対する風当たりは強くなるばかりだ。いつもはマスクをしてないが今回ばかりはマスクをした方が安全かもしれない(見た目的に)。となれば、加古川の居酒屋のママさんに貰ったなけなしの2枚のサージカルマスクのうちの1枚の出番だと思った。もうほとんどきっぷの消費に近い気晴らしの行動。べつに人の集まるところに行くわけでもないし、車内は基本的にはかなり空いている。そいう時間と路線を選んで乗った。ただし、窓は空いていない。京阪電車もJR西日本も、窓開けに対する興味のなさは凄い。乗客もべつだん窓開けしてる人はいないのである。なるべく開けまくって移動するように心がけた。

 

そもそも鉄道の窓というのは開け辛くて有名だ。開かないようになってる窓も多いし見分けるのは困難を極める。たとえば写真のような窓だと、上半分を手前に倒す必要があるが、上部の見えづらい箇所にあるボタンを押しながらじゃないと開かない。こんなの誰が分かるのかと。今回18きっぷで移動している間に、窓を開けようとしていた唯一の人は若そうなママさんだけだった。案の定開けられなくて困っていたので、かなり離れていたけど近寄っていき「上のボタンですよ」と助け舟を出した。みるに見かねるとはまさにこのこと。窓を開けたい唯一の同志という気持ちもあったのかも。それくらい関西の乗客は窓を開けるのを諦めているのだった。


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そんな最後の18きっぷでやってきたのは野洲駅だ。5回分の最後の一枚という以上に、この18きっぷは文字通り最後になるかもしれないのだった。なぜならコロナが終息しなければ常識的にいって夏の発売は無いはずだ。そうなればそのまま18きっぷが無くなってしまう可能性は十分にある。18きっぷの終焉は毎年噂されてきた。見方によればコロナは絶好のタイミングともいえる。

 

我々がコロナブームによって失うものはあまりにも多い。今までの生活であったり、お金であったり、自分や家族や友人たちの命や健康。コロナ前とコロナ後では景色だって違うだろう。そのいずれもが唐突な別れになるに違いない。お別れなんかいう余裕すらない。18きっぷだってそのリストに名前を連ねているわけだ。鉄道の日記念きっぷだって「あれで終わり?」というあっけないものだった。18きっぱーは覚悟しておいた方が良い。そういう意味でもラストかもしれないきっぷで野洲に来れたのはよかった。ここは大阪からだと姫路なみに電車賃が高いけど、一泊するほど用事もないという微妙な場所。けど近年の僕は野洲の魅力に取り憑かれていた。


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前に紹介した野洲駅から近いたこ焼き立ち飲みだ。無念なことにこのお店もコロナの影響で店を閉じている。店主はアルバイトに行っているらしい。再開できる日が来る事を祈るばかり。


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今回はたこ焼き立ち飲みバーが閉まってるのは知っていた。知っていて野洲に来たのは、こちらの餃子の王将野洲店に行きたかったのだった。野洲店が比較的に広くて、夕方くらいはガラガラだったのも覚えていた。ここなら大丈夫であろうと思ったので来てみた。


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案の定、広い店内に客は僕ともう1組くらい。テーブル席に陣取って大瓶ビールを頼む。そして来る前から食べようと決めていた「てっぱんレバホル定食」を注文。これは野洲店でしか見たことがないので、僕は野洲店オリジナルメニューだと思ってる激うまの定食だ。単品メニューがないのも特徴。


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餃子の王将の店舗によってはたまにホルモンみそ炒めみたいなのがメニューにある店もあるが、基本的な味はそれに似てはいるが、特徴的なのは大量のもやしや野菜などともに炒められて熱した鉄鍋でものすごいグツグツした状態で運ばれてくること。餃子の王将のメニューでここまでアグレッシブなものはあまり記憶にないので強烈な印象になってしまう。思わず動画で撮影したくなる見事さだし、実際に毎回食べるたびに動画で撮影してしまっている。


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てっぱんレバホル定食には、餃子と飯とおしんこがついて、隙というものがまるで見当たらない。そういえば昔ながらの餃子の王将店舗は、定食におしんこが付きがちだったのを思い出す。今ではキムチなんか付ける店舗が増えてきて、おしんこがついてくるお店は減ってしまった事を実感する。

 

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野洲店のメニューの一部だが、てっぱんレバホル定食が異彩を放っているのがお分かりいただけるだろうか。


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レバホルをおつまみにビールを飲んでいたら無くなってしまったので唐揚げを追加。空になった鍋と入れ替えて、最初から唐揚げ定食を食べていたかのような自己催眠をかける。ちょうど良い具合にご飯も食べずにおいといた。実際てっぱんレバホルというやつは、ホルモンともやし炒めが絶妙のアマだれで炒められており、ご飯が進むことこの上もないのだが、ビールと一緒にやるときは、いかに飯を温存しておくかが鍵となる。さっさと飯をかき込むとビールを飲みたくなくなってしまうからだ。少なくとも僕は。飯とビールお構いなしにやれる人はやってくれて構わないけど、僕はシメのライスにする段取りのが都合が良い。


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唐揚げと二本目の大瓶ビールを愉快にやる。やってるあいだに夕飯の時間帯に突入していた。店内はちらほら混み始める雰囲気になってきた。コロナといっても餃子の王将の客足はそれなりにあるのは大阪と同じ。そろそろ退散せねばなるまいと感じてきた。ビールの残りを飲み干して、唐揚げとライスをかきこむとお勘定をして外に出た。


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駅前はすっかり暗くなっていた。これで駅前!?この駅前感の無い駅前の風景が野洲駅らしさというやつだ。次に野洲駅に来れるのはいつになることやら。


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帰りの大阪方面の新快速もガラガラだった。夏にはコロナがすっかり無くなっていて、18きっぷも普通に発売されてたら良いなと思うけど、あんまり夢みたいな事は考えないようにしたい。

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