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神戸に来たら神戸餃子ともいうべき「ひょうたん」を食べてみるべし!!

ひょうたん元町本店は、神戸の元町駅前で60年以上続いているらしい老舗の餃子屋だ。

ここの良いところは、ぎょうざとビールとあと数種類の飲み物だけしかメニューが無いところ。だからお店に入ったら何人前食べるかを言うだけだったりする。あれこれ考えなくて良いので実に楽だ。昔の餃子屋ってこのような単品商売が多かったのかも。

 

いつの間にか、チャーハンがあったり、酢豚があったりと餃子の王将的な店が主流になってしまった。そもそも餃子の王将だって、かつては店に入るなり「何人前?」とか聞かれる餃子の店だったらしい。ただ、残念ながら僕がその時代のことはよく知らない。

 

ひょうたん元町店

反対にひょうたんの悪いところとしては、店が激狭で、いつも混んでるうえに、入れたとしても身動き出来ない状態になってしまうところ。見たところトイレすら無い。大柄は確実に店内でつまるくらいだもの。いまどき珍しい屋台に毛が生えたみたいな店。

 

そういや昭和ってこんな狭小店舗が多かった気がするなあと、70年台生まれの僕なんかは、ふとしみじみしてしまう。いつの間にかそういうお店は姿を消していってしまっていた。近年のお店は、狭いにしろ、トイレとか、最低限の施設を整えた安心感のあるお店が増えた。良いことには違いない。

 

とはいえ、狭いカウンターで縮こまるようにして餃子を食いビールを飲むのも楽しいっちゃ楽しい。今どきは見ないような年代物の四角い餃子焼き(正式名称なに?)で餃子をびっしり焼いている姿もよく見える。もう日本に何台も残ってないのではないだろうか。なんとなく懐かしい風景に思えてくる。

 

ひょうたん元町店

ひょうたんの餃子は独特のふにゃふにゃ感ともっちり皮が特徴で、「焼き餃子は表面がこうパリッとしてなきゃ…」という固定観念を軽くぶっこわしてくれる。これが不思議とつるつる行けちゃうから不思議。

 

もともと餃子ってのは、蒸し餃子や水餃子が主流だったことを考えると、パリパリしたものの方が異端なのかもしれない。

 

そして神戸餃子は誰が広めたのかはわからないけれどミソタレで食べるのが多い。ひょうたんのもミソタレで食べるとすごく合う。ビールを飲みながら、ふにゃふにゃのひょうたんの餃子をほいほいと口に放り込むと至福のときが訪れるのは間違いない。これは他の地域ではなかなか味わえない愉しみに違いない。本場ぽい中華料理店で餃子を頼んでみればもしかしたら…といった感じか。そして、ひょうたんの本店のある元町には、全国でも有数の中華街がある。

 

あかまん

あかまん餃子

ひょうたんとならぶ神戸餃子の有名店として赤萬(あかまん)もある。こちらも店が狭いのと、ぎょうざとビール以外の言葉をあまり発さなくて良い点と、ミソタレをつけて食べるのは似ているが、餃子はわりと一般的なパリパリ系。一般的な餃子が好きな人は、赤萬派になりやすいとも言えるかも。どちらも食べてみてほしい。他にも有名店はいくつかあるが、餃子の単品商売ぽい店が多いのが神戸の特色か。浜松や宇都宮と違って、なぜか神戸はあまり餃子の街というイメージは喧伝されてこなかったが、中華街のイメージに飲み込まれていたのかも。

 

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餃子の王将元町店餃子

餃子の王将元町店

中華街のすぐ近くにある餃子の王将元町店の餃子は、中華街の店に負けてたまるか!という意気込みがあるのかどうかわからないけれど、餃子の王将店のなかでも、なかなか美味しい店なのだ。しかもここもミソタレ!味噌タレを提供している餃子の王将は、元町店だけでなくけっこうあったりするので探してみよう。

 

それにしても元町の中華街まで来て餃子の王将に入る人は地元民だけかもしれないが、かなり混んでいる店だ。僕は餃子の王将という選択肢もかなり好きなので躊躇なく入る。

 

さて、冒頭で紹介したひょうたんだが、阪急の三宮駅前にも三宮店というのがある。実は本店よりもこちらがおすすめだったりする。 なんでかというと、値段が安いのと、お店が広くてテーブル席なんかもあるし、トイレまで備わっているからだ。そして営業時間も長いと思う。至れり尽くせりとはまさにこのこと。僕も本店よりもこちらによく行くようになった。

ひょうたん三宮店

うなぎの寝床みたいな本店も味わいがあるので一回は行ってほしいが、何度も行ってしまうのはやはりこちら。入りやすい外観。

 

ひょうたん三宮店

普通の外観だけに、さすがに餃子と、ビールと泡盛と五加皮(ウーカーピー。養命酒みたいなもん)しか置いてないとは思われないのか、激しい警告文があるのが特徴的。これくらいの店だったら、唐揚げとかチャーハンとかありそうだものね。でもない。

 

ましてや兵庫県という日本一の酒処で、お酒が無いってのも、さすがに誰も思わないのだろう。しかしなぜ泡盛なのかは不明。とにかくこだわりを感じる。

 

あと大事なのが、本店は中瓶ビールなのに対して、三宮店はほとんど同じ値段で大瓶ビールなのだ。瓶ビーラー歓喜の店でもある。そりゃ三宮店にいって「2人前と瓶ビール!」とか言いたくなる。

 

ひょうたん餃子

米子に行くために神戸空港に到着していたてっちゃぎを誘って三宮店に。なんの躊躇もなく3人前を注文し、またたくまに平らげてしまった2人。さらに追加の注文をする。本店と三宮店、どちらの餃子が美味いかは意見が割れるところだけど、基本的にはどちらも間違いなくひょうたんの餃子だ。

 

ミソダレ

ミソダレ餃子とビールで無限に行けてしまう三宮店。大丈夫大丈夫!腹減ってるからさ!

 

てっちゃぎ餃子

ひょうたん三宮店で、はじめての神戸餃子&ビールを堪能して、満足顔の沖縄のてっちゃぎ氏。ひょうたんは合う人には合うのだ。そして店も素晴らしいとしか言えない。これほど飲める店があるだろうか。

残念ながらこちらで紹介している「ひょうたん」はコロナの影響もあってか2020年の6月で一斉閉店してしまいました。63年間の営業だったそうです。

 

 

 

↓てっちゃぎの感想はこちら。

www.tettyagi.com

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