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ジョギングダイエットに失敗する理由

ダイエットの話を書いたので続けてダイエットの話でもしてみようと思う。

 

僕は今までずっとダイエットをしてきたのでたいていのダイエットは試している。その結果としてかなりダイエットについては極めてきた。いわゆる大柄から普通体型にするのは自由自在というところか。それ以下のガリガリにもなれるだろうけど、今はウェイトトレーニングなんかしてるので怖くてそんなガリガリは目指せない。

 

そんな僕も初心者のころがあった。最初に取り組んだダイエットはいわゆるジョギングダイエットってやつだった。

 

肥ったら走れ!

 

って単純に言われる。ダイエットの王道といえばジョギングダイエット。なにかというと、みんな走りまくる。

 

で、これでみんな痩せてるかというと、痩せている人もいるし、失敗しちゃってる人もいる。今回はその理由を教えようと思う。

 

ジョギングダイエットが王道と言われる理由は手軽さだ。本当のダイエットの王道は別のところにあるのだがそもそも前回の記事が記事だったんで、まずはそちらから読んで欲しいところだけど、食事を引くとかではなくて、日常生活そのままで付加的に何かの行動に出るとなると、真っ先に選択されるのがジョギングだったりする。

 

なんでかっていうと、とりたてて特別な食事を用意するわけでもなくて、道具や準備もいらないし、寝る前とか起きたあとにちょこちょこっと走っておけばよいかってなもんだからだろう。これが同じ運動系でも「アメフトをやれ!」とか言われたらまず無理だ。メンバーが揃わない。走るってのはとにかく一人で出来るのが良いのだ。

 

ま、そんなこんなで、ジョギングを始める。それで走る。走る。走る。

 

だいたい毎日一時間くらいか。

 

これで痩せるかというと、痩せるのだ。僕も痩せた。少しだけ。少なくとも大柄の進行は完全にとまって、体重が逆行し始めた。しかし、ある程度のところで足踏みをしだした。そして、目標体重にぜんぜん届かないところで停滞。なんでだ。走っているのに。

 

仕方ないから走る距離を伸ばした。するとまた少し体重が落ちた。でも毎日一時間走っていたのが1時間半走ることになった。

 

そしてまたしばらくすると体重の低下が鈍化。止まる。じゃあもっと走るかってんで、それから毎日二時間走ることに。

 

だんだん走るのが楽しくなってきた。あれほど学校で走らされるのは嫌いだったのに。もう毎日走らないと気持ち悪いくらいだ。なんとか毎晩最低二時間くらいは走る時間を確保しないと……。そうしたら他の事はちょっと出来ないけど、まあ、走るためには我慢するか……。

 

あ、あれ?自分は走るために走ってたんだっけ?

 

 

ここで、走って走って痩せるメカニズムを説明しよう。

 

1.走るとカロリーを消費するので痩せる!

当たり前でバカらしいかもしれないがここは重要なところだ。ほとんどの人は食い過ぎたぶんを走って消費して痩せようと思って走る。たしかに走ればそのぶんのカロリーは消費するので痩せる。けれど一時間走って消費するカロリーってのはわりあい知れているのである。消費カロリーというのは体重と走る距離をかけたものに比例するらしいけど、たとえば平均的な一食ぶんのカロリーを消費する距離というと、10キロ以上は走らねばならんと思う。かなり運動する人なら毎日20キロくらい走っちゃったりもするかもしれないけが普通はこれはキツい。だからかなり本気で走ることにのめり込まない限りはカロリー消費は頭打ちになる。

 

2.走っているうちは喰わない!

走るために一時間走ったとしたら一時間は確実にモノを喰わない。これ、バカみたいだけどけっこう重要で、大柄ってのは家にいるだけでのべつ幕なしにモノをくって体重を維持しようとする生命体なのだ。だから一時間も何も喰えない時間を作るだけで少し痩せてしまう。二時間も走るのに時間を費やしたらなおさらだ。まあ、しかしそんなもんはすぐ頭打ちするわけで、際限なく痩せるには八時間くらい走ってなくちゃならんことになる。説明するまでもなくそんなこと出来るなら確実に痩せてる。

 

3.走った後にも喰えない!

一時間二時間も走った後に「あー腹減った」っていって飯をがっつける人はあんまりいない!ただでさえダイエットだってんで、自分に厳しい運動を課しているのである。疲れているのもあるが、そんな疲れを台無しにするようなことはなかなか出来ないもんである。だからジョギングの後はそのまま水とか飲んで寝てしまうことが多いと思う。朝だったら、そのまま朝飯とか抜いてしまうんじゃないか。つまりダイエットを強く意識する契機としてジョギングが作用している。そのぶん少し痩せるわけだ。でも中には「走ったんだから栄養とらなくちゃ!」ってジョギング後に飯をがっつく化け物もいる。こういう人はジョギングダイエットに全く向いてないか、アスリートの素質があるかのどっちかだろう。

 

以上、これがジョギングで痩せる3つの理由である。

 

「お、ジョギングダイエット良さそうだね」

 

いやいやいやいや。ここまで何を読んでいたのか。ジョギングダイエットがそんなに良いのなら、挫折する人はいないのだ。

 

今まで書いたなかにジョギングダイエットの問題点がたくさん含まれている。ここからは、なんで人はジョギングダイエットに失敗するかを書く。

 

カロリー消費は頭打ちするからだ。

 

走った距離が消費カロリーだと書いた。素人が一時間で走れる距離には限界がある。だったらとりあえず時間を伸ばすしかないが、毎日二時間も三時間も走るのか?それが可能ならたしかに痩せているのは間違いない。毎日三時間も走るなんて完全にアスリート志向。あらゆる側面から大柄ではいられないはずだ。ちなみにハーフマラソンの世界記録が58分ちょっとらしい。頑張って欲しい。

 

なかには「毎日一時間のジョギングで痩せたよ!」って人もいるとは思う。おめでとう。君は一時間のジョギング程度しか肥ってなかったということだ。それか走るのと同時に飯を食う量を大幅に減らしたはずだ!

 

ジョギングで痩せるにあたっては、先に挙げたジョギングで痩せるメカニズム1~3のギアがすべて噛み合って回転している必要がある。

 

1.人生のかなりの時間を、走ることに捧げられる。

2.走っている時間が多いから、飯を食っている時間なんか無い。

3.キレのよい走りをするために、走る前も後も余計なもんなんか食ってられない。

4.そして、ジョギングをやめない(当然、やめると肥るし)

 

つまり、ジョギングとかランニングとかマラソンとか、そういうのにどっぷりとハマれるなら、ジョギングダイエットは成功する。でも、それってダイエットっていうより、ジョギングという新たな趣味が始まっただけなのである。そして「痩せたいから走ろ♪」って程度の甘い考えの持ち主は絶対に失敗する。ハードルは低いがその先は底なし沼。それがジョギングダイエットの正体だ。あなたはハマれる自信があるだろうか、このジョギング沼に。

 

何もジョギングが悪いと言っているわけではなくて、体力づくりや体調管理としての軽いジョギングはオススメする。気分転換にも良いし。しかしジョギングだけで痩せようとすると、本当に大変なことなのだ。っていうより、食事制限が組み合わさらないとほとんど痩せるのは無理。そもそもプロの長距離ランナーだって好き放題食ってるわけではない。

 

単に贅肉を落とすだけなら他に手段はいくらでもある。別に走らなくても良い。ちっとも走らなくても、もっともっと痩せれるよ!なのになんでみんなバカの一つ覚えみたいに走れっていうのか!

 

僕がジョギングダイエット体験を通じて思い知ったのはそのことだった。

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痩せる大原則は『宮沢賢治式ダイエット』にあり - 温玉ブログ

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