5月の末に那覇に行った時に見つけた商品。「沖縄土産はドン・キホーテ国際通り店で買え!」という格言に従って今回のドン・キホーテを物色していたのだが、見たことあるようで無いようなチョコカステラを見つけてしまった。しかもバケツサイズ。
バケツサイズの容器に、見覚えあるような無いようなリング状のチョコカステラが山ほど入っている。あんまりはっきりした記憶はないけど、絶対に食ったことあるようなお菓子だし、味も想像できるし、沖縄のものという感じもしなし、そんな安くもないのだが、よくわからない存在感でもって迫ってくる。バケツの中のチョコ菓子たちから「買いなされ」という声が聞こえてくるようだ。飲みすぎた。
見れば見るほど絶対に味が想像できる。カッスカスの食感で、外側に薄くコーティングされたチョコレートは、良く言えば甘さ控えめ、悪く言えばぼんやりした甘みしか感じない黒いベトベトした何か。そんなお菓子のはずだ。チョコバットとかあの手のやつが、単にリング型になっただけと考えてもらっても良い。
たべてごらんよと言われても…。といいつつ、もう買う気まんまんになっている恐ろしさがある。
どこの商品かというと、沖縄県うるま市の赤玉食品と書かれていた。沖縄ローカルな駄菓子レモンティーの会社らしい。沖縄には、内地の人間の知らない駄菓子がたくさんあるが、このチョコカステラは知らないわけじゃない気がする。不思議だ。
↓レモンティーというのはこれだ。内地では絶対に見たことがない。少なくとも僕は。
結局、買ってしまっていた。酒に酔ったテンションでドン・キホーテに行くと良くない。やたら粗大なパッケージは、カバンを圧迫しまくっていた。これで重かったらすごく腹が立ってたかもしれん。自分の軽率な行動に。
食べてみたら200%想像通りの味だった。なんで沖縄まで行ってこんなものを買って帰ったのだろうか。バケツにチョコっぽいものが詰まってるビジュアルが良くない。いや、良い。酔っぱらいにお菓子を売りつけたければ、こういうものを作れば売れるっぽいのがわかったから…。
検索したら茨城県のメーカーが作っているチョコカステラが出てきた。完全に同じものだと思う。ジョージ秋山の『バットマンX』的な2等身キャラも一致しているし。僕らが子供のころかなんかに食ったのは、きっとこっちのものだと思われる。ライセンス販売とか?
赤玉食品なり日本ラスクフーズなりに問い合わせれば真相がわかるのだろうけど、どっちでも良いというのが正直な気持ち…。バケツのやつ全部食べるのに数日かかった…。
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