大東洋でちょろっと朝ウナをやってから3人で大阪駅に向かう。今回は普通に名古屋行きの在来線の切符を買って乗り込むことにする。チケット屋で買えばすこし安くなるのだが、あえて駅で切符を買う作戦。なんでなのかは後述する。
しかし在来線の長距離切符を買うのに思わぬ手間取りが生じる。大阪からたかだか名古屋までの切符を買うのに、未だ券売機では対応してなかったのだった。特急なら簡単に買えるのに。普段はチケット屋でしか乗車券を買わないゆがみのせいで分からなくなってしまってた。ぐるぐると迷ってようやくみどりの窓口にたどり着く。有人窓口で3枚分をまとめて購入。こんなこともあろうかと早めに集合していたのでよかったけれど。
てっちゃんは大阪駅の構内でベーグルを購入していた。
米原行きの新快速に乗りこむ3人。ちょうど通勤時間だし、京都までは混むのだがなんとか一緒の席を確保して、車窓を眺めつつ愉快にすごす。てっちゃんは15年以上前に18きっぷで東京まで行ったことがあるそうだがそれ以来の東海道線の体験。
米原に到着してホームのうどん屋さんで記念撮影。
滋賀の米原から岐阜県の大垣に向かっていたら見事なまでの虹のアーチが見えた。こんなのを見たのは何年ぶりなんだろうか。思えば虹なんか子供の頃以来見た記憶がない。少なくとも30年は観てなかった気がする。虹ってそんなに有難がられないが、虹を見るのって案外と難度が高くないか?狙って虹を見る方法なんかあるんだろうか?心綺楼とかオーロラより観るのが難しくないか?今後、このような虹を見る機会が訪れる自信はない。
大垣駅に到着する。何度も何度も乗り換えた駅だけど、沖縄のてっちゃんたちと来るとは思ってもなかった。ここで乗り換えたら岐阜駅も名古屋駅もあと少し。
10時すぎ。とうとう岐阜駅に到着する。
ここで在来線の乗車券をみどりの窓口で買った意味が出てくる。チケット屋で買った回数券とちがって、目的地まで100キロ超えたJR乗車券は途中下車が可能なのだ。自動改札で通すと受け取り口から出てくる。後戻りは不可能だけど
途中であれこれ寄りたいときにすごく便利。なんだったら岐阜で一泊しても次の日までだったら同じ切符で名古屋に向かえる。覚えておいて損はないルールだ。
岐阜駅の階段に飾られているひょうたんに仰天するてっちゃん。
黄金の信長像と記念撮影するてっちゃんとでぃお。沖縄からの二人が岐阜に立っている。内地は寒いからと気合いれていたが、拍子抜けするくらい暑い。ていうか、上着を脱ぎたくなる暑さ。
廃線になった市電の車両展示とてっちゃん。
2020年現在、市電は廃止されていゆので、JRから柳ヶ瀬まではバスか歩いて行くしかない。バスはバカらしくて乗ったことはない。3人でぶらぶら歩いて向かう。途中で「肉屋を支持する豚」のイラストがあったので面白くて撮影するてっちゃん。なにげに豚と同じカラーリングのバックを背負っていてウケる。
ついに柳ヶ瀬のレッドカーペットを歩くてっちゃんとでぃお。
「ゲーセンがありそうな商店街だね。」
「かつてあったんだけど廃墟になって、去年それも取り壊されたよ…」
アーケード商店街=ゲームセンターという図式が崩壊して久しい。パチンコもそろそろ……。柳ヶ瀬のパチンコも、貸玉にお金を払った客にはバスチケットにスタンプを押すなどのサービスをして頑張ってはいるが限界はすぐそこ……。
11時ちょうどくらいに丸デブラーメンの到着。あまりにも静かだったので、一瞬、休みに見えたが、営業していて安心した。
3人とも中華そばのスタンダードにしておいた。ワンタンとの2杯食いも出来たんだろうけどやめておいた。なにぶん旅は始まったばかりだし。
あのてっちゃんに丸デブラーメンを食わせることが出来て感無量。「余裕で2杯いけたね」との感想。「戻ってもう1杯食っても良い」と。気に入ってくれて嬉しい。しょうがが入ってるせいだと思うけど実に爽やかな丸デブラーメンのスープ。身体に過度の負担をかけないのが特徴。けっこうボリュームあるのに、食った後に「少しお腹が空いた?」と錯覚させるほどのものなのだ。
「沖縄の商店街に似ている」とでぃお。言われてみればたしかに似た雰囲気がある。サンライズ那覇とか、とくに似てるかも。あの角を曲がると赤とんぼやインツーがふいに現れそうな……。