マクド前を通ると、「ブアツく生きよう」なんてポスターがあって「アツ!チーダブチ」なる特集メニューがあった。「なんこことや?熱熱のダブルチーズバーガーか?」と思ってよく見てみたがどうにも要領を得ない。今までだったら四段重ねにしましたとか激辛ソースにしましたとかわかりやすい話だったのだが、アツ!チーダブチが何を指すのかどこにも書いてない気がする。ハンバーグが厚いわけでもなさそうだし…。こんなわかりにくいポスターは無いと一人でイライラしていた。
わからんすぎたので、アプリのクーポンを出して370円で食べた。画像がそれ。買ってみてわかったがチーズが分厚いのだった。『アツ!』ってそれかよと。ポスターを見返すとたしかに写真でも分厚かった。いつも盛りまくった写真使ってるマクドだから、わからんよそんなの。まあ、チーズが厚くなったのは悪いことではないが、分厚いチーズがヒートシンクの役割を果たして、ハンバーガーのアツアツ感はどんどん失われていくマイナスもある気はする。「美味いかまずいかと言われれば美味いよ?しかしな〜」と考えさせらる一品といえよう。
だいたい公式が「ダブチーwww」とか言い出すのもなんかイラッとくる。考えてみれば僕はチーズバーガー勢、ビッグマック勢、旧マックポーク勢、旧クォーターパウンダー勢であって、ダブルチーズバーガーとか「ダブチーwww」とかいうチャラい勢をもっとも忌み嫌う人類だった。マクドは内戦が多い国だと思う。「チーズバーガー以外をすべて敵!」とみなしている原理主義者だっているし。ビッグマックしか食べないビッグマック世界王者のドン・コースク氏なども有名だ。ただ、マックフライドポテトは全員に好かれているはず。
僕のようなアンチ・ダブルチーズバーガー人が、『アツ!チーダブチ』とかいう舐めた名前のバーガー注文してしまってるのだから、特集バーガーの特集力(ちから)というのは侮れない。そういや松屋でも、特集メニューばっかり食ってて、スタンダードメニューとかは稀にしか頼まんもんな……。僕のように我の強いと思ってる人間であっても、ちょっと気を抜くと他者に操られて行動してしまうものだ。これからはしっかりとした意思をもって生きねばと自戒を込めつつ冷え切った「アツ!チーダブチ」の残りを飲み込んだ。何がダブチやねんと。
それはそうとポスターの下に書いている1月29日からの『○○アツ!ダブチ』が気になりますな。次はパンが厚いとか?