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マクドナルドと松屋と立ち食いうどん屋の違い

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先日もマクドナルドに寄ってしまった。マクドといえばもう自分の幼少期からの洗脳施設であるし、いくら味的にはバーガーキングのワッパーが好きといっても近所に無いし、マクドナルドが帰るべき実家みたいな状況は、たぶん一生変わらないだろう。

 

けれど今のマクドには言いたいことはたくさんあって、そのひとつとして何年も前から始めたメニュー問題がある。メニューを意図的に分かりにくくしている問題だ。これについては何度も文句を言ってるかも。レジのメニュー表はあくまでセットメニューをデカデカと書いているだけで、個別のメニューは分かりにくい場所に小さく小さく書かれている。レジ上に大きく目立つように電光表示になっているメニュー板も、「あれ?今映ってたメニューなんだったっけ?」と思っても、見逃したら次に表示されるのを待たなければならない。とにかく「マクド側に言われたままセットメニューを頼む客以外は来て欲しくない」という意識全開の店舗レイアウト。

 

かつてのマクドはこうではなくて、ごく普通の定食屋と同じように、ハンバーガーはコレコレがあります、サイドメニューはコレコレです、ジュース類はコレコレ、シェイクやデザートはコレコレ……と、明確な一覧表示になっていた。それが十年くらい前だっただろうか?「意図的なメニューにします!」みたいなプレスリリースがあって、それからのマクドのメニューレイアウトは、企業のエゴ剥き出しの酷いものになっていった。だいたいマクドナルドに通い続けて30年を超えるおじが、レジで戸惑ってしまうメニューってなんやねんと。そんなに単品メニューを注文する奴が憎いのか。

 

近年「おてごろマック」とか言い出して、200円均一のバーガー類を打ち出していたが、マックポークとか100円くらいで売ってた頃に比べれば全然おてごろじゃないと思いつつも、たまに食べてやるかと注文しようとしたらメニューで全く見つからなくて焦った。思わず店員に「なんか…チキンがホットとか…さっき上の看板に映ってた…おてごろのやつ注文したくて…おで…」とか言ったら「あ、これですね」と指差された。それは老眼では絶対に見つけられないくらいのサイズ(自分はまだ老眼ではないが!)の、新聞の囲み記事みたいなスペースだった。そのエリアに、申し訳なさそうに「おてがるメニュー」四天王が押し込められていた。おてがるメニューがそんなに嫌なら作るなよ!?彼らはなんのために生み出されたんだ!?しかしレギュラーメニューの古参中の古参ハンバーガーとチーズバーガー、そしてマクドの歴史からしたら若手だがそれでもまあまあの古強者チキンクリスプも似たような冷遇のされ方だった。「えっ!?チキンクリスプってまだ販売してたの!?」と思わずにはいられなかった。それくらいメニューやポップの上ではチキンクリスプは飼い殺し扱いだったような気がする。

「それだけマクドに通ってるおじなら、マクドで頼みたいメニューなんか固定されてるんだから、ど素人みたいにメニューなんかいちいち探さないでと注文できるだろw」こんな嘲笑が聞こえてきそうだ。たしかに馴染みのうどん屋だったら何も見ずに「天ぷらうどん。あとこんぶのおにぎり」とか言っておれば事足りる。なんならメニューも見ずに頼む姿から、常連おじっぽさが醸し出されて、誇らしくもあるかもしれない。僕自身マクドに対してそういう時期はけっこうあった。「マックポークとチーズバーガー!」「ダブルクォーターパウンダー!」「マックダブル、全マシで!」しかしどれも長くは続かなかった。ご存知の通りマックポーク、クォーターパウンダー、マックダブル、いずれも現行のメニューからは削除された商品だ。そう、マクドというのはメニューがバンバン刷新される。昨日までレギュラー面してたメニューが急に自由契約。そんなことが当たり前に起こり得るレストランだ。天ぷらうどんと昆布おにぎりが一生ある立ち食いうどんや、増えたメニューが滅多なことで無くならない町の食堂みたいな安心感は無い。まあ、マクドにしてみたらチーズバーガーとかビッグマックが天ぷらうどんに相当する「絶対になくならないメニュー」ということだとは思うが、こんだけメニューをころころ変えるマクドだからそれすらも怪しい。そもそもチーズバーガーの冷遇ぶりを考えると、そのうちダブルチーズバーガーしか注文できなくなるディストピアもありそうに思ってしまう。それだけピープルのマクドメニューへの不信感がマックスなのだ。だから、わかりきった商品でも、いちいちメニュー表を確認して注文するという習性がマクドおじたちには芽生えていった。なのにそのメニュー表が見辛いから詰んでいるのだ。ストレス・マクド。

 

現代では何かとウェブで完結させるのが主流なので、公式ホームページでメニューを検索すればエエやんとおっしゃる方もいるかもしれん。けれど、当方とて四六時中マクドのことばかり考えているようなマクド人(びと)ではない。だから、ふと帰り道にマクドがあるなと思ったら、ふらふらと入ってしまうレベルだから、そこにメニューがあって欲しいのだ。でもリアル店舗のメニューは役に立たないわけで、結局は表に張り出されている特集バーガーか、マクド公式アプリのクーポンを見て、食べたいメニューが無ければ「もう良いや」と帰ってしまいがち。もしくは「今夜はチーズバーガーを4個くらい食べたいな。買っちゃおうかな」なんて思ってる時だけ。これで良いのかマクドよ。たしかに公式アプリにもメニュー表示機能があるが、なんか見辛いし読み込みが遅いので、あんまり機能してないと思う。

 

一方で立ち食いうどん屋とか、松屋とかは、店舗の入り口あたりにメニューの一覧を貼り出しがち。だから店に入る前にあれこれと検討する余地がある。これなら注文時にもたつかない。この際、松屋の券売機の検索性の低さ問題はひとまず置いておく(あらかじめ注文を決めてるのに探すのでもたつき行列になる時があるのはマクドとはまた別の闇だ)。

 

マクドナルドもかつては店前にメニューの一覧とかあった気がするぞ。ていうか今でも他のテイクアウト可能なチェーン店は、たいてい貼り出している。レジ前で気の弱いやつを追い込んで、デカデカとレイアウトしているセットメニューを注文させたり、「あ、あの…チーズバーガー11個…お持ち帰りで……」なんて妥協注文させてるのはマクドだけじゃないのと。普通の方がなぜ出来ないのか。情弱は損をするように仕向ける商売の姿勢は心底から嫌い。少しは反省してほしい。


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この日は「たまには四天王も食ってみるか…」とエグチと、辛いソースのチキンクリスプみたいなやつを選んでみた。エグチは「あ、これ前に食べたわ…」という感想だった。


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辛いソースのチキンクリスプみたいなやつは「あ、これ食べた記憶がある!あんまりたいしたもんじゃなかったから記憶から抹消していた!」と思った。ぜんぜん辛くないしむしろ甘ったるくて気持ち悪い。これだったら余計なソースのないチキンクリスプの方が……。

 

やはり今のマクドでは注文時に、チーズバーガーとビッグマックとマックフライドポテト以外の単語を使う意味はないのだろうか。そういえばフィレオフィッシュの魚が変更されたと聞いてから一度も食べてない気がする。注文しにいかねば。。。

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