辺野古新基地：海上作業行われず カヌーの市民ら抗議 | 沖縄タイムス＋プラス
先の総選挙でも辺野古基地移設に反対という沖縄県の民意が示された。それに対応する形で自民党は沖縄振興予算を減らすと脅迫してきた。意にそぐわない選挙結果には政府から圧力がかかる。これは選挙制度を否定してないか。多数派が勝つのが選挙とはいえ、その多数派が選挙結果で示された民意をぜんぶ押しつぶしていいなら何も出来ないのじゃないか。地方の意見なんか意味ないと言っているのだ。多数の前には少数は無視されて良いのが。そのへんのもやもやは首都圏一極集中の記事にも書いた。
はてなブックマーク - 首都圏一極集中を良しとする論調にイライラ - 温玉ブログ
首都圏の都合だけで基地問題などもどんどん決められていく。沖縄県の人口と、東京の人口とどっちが多いのか。沖縄の人が悲しんでも首都圏に住んでいる人間には関係がない。首都圏の方が人口が多いから差し引きで得だよと。そんな計算式が成り立って良いわけは無い。沖縄で悲しむ人間がいても何も痛くないのはその通りかもしれん。しかし、そもそも首都圏の人間は米軍基地がどうなったとしても、何一つ得をしているわけでもないのだけど。国益とよばれる特権階級の人間の利益が増えるだけである。しかし首都圏在住者の何人かは、沖縄で反対している人を「日本の国の足を引っ張っているお荷物」とみなしている。どんだけクズなのだ。こんな奴だったら「イスラム国の人質の一人の命なんかどうでもいいよ。迷惑かけんな」とかも言いそう。
ニュースによると辺野古基地の工事は着々と進んでいるようだ。去年あたり中国漁船に小笠原諸島の珊瑚が荒らされるニュースを見てケシカランということを言っていた人がいたのを覚えている。しかし辺野古の珊瑚を潰しまくっているのは日本政府だ。そしてジュゴンも土に埋めまくっている。どういうことかわからない。中国漁船に珊瑚を荒らされるのはケシカランけど、基地は自分たちの利益になるから良いのか。繰り返すが、自分たちというのは一部の特権階級だけだ。そいつらに同調して「基地は絶対に必要」とか言っちゃって意味あるのか。珊瑚を中国人に荒らされてケシカランとニュースを見て思ってた人たちは、日本政府が珊瑚を潰して基地を作ろうとしてるのもケシカランと思うべきじゃないか。ジュゴンを埋めるなんてとんでもないし。
知事選、総選挙、これだけ民意が示されたにもかかわらず辺野古基地建設中止がイマイチ進んでいない理由がわからない。ぼんやりとGoogleなどで検索して調べていると植草一秀のブログが見つかった。
どうしても承認撤回取消確約できない翁長雄志氏: 植草一秀の『知られざる真実』
これによると翁長雄志知事は基地移設反対として打てる手があるのにやらず、ポーズだけで基地反対には消極的ということが書いている。地元の土建業者が後援会についているからだと。なかなか納得のいく解説だけどちょっと暗くなる話でもある。
翁長氏は基地反対という沖縄県の民意のビッグウェーブに乗って知事になりたかっただけで、実は口ばっかりで何もしていなかった？
そうだとしたら、安部首相がイスラム国に拉致された人質を助けたいとか言っていながら、やるべきことなど何もやっていなかったみたいな話と通じるところがある。ひどい話だ。
そいつが口ばっかりのやつか、本当に信用していいやつかは、行動で判断すると一発でわかる。人を判断するときは、行動だけを見て欲しい。
翁長知事が信用にならんやつだった場合は、辺野古の珊瑚は完全に破壊されてジュゴンも土に埋まっているだろう。そうなってしまったら、ぜんぶ遅いんだけど。
僕は辺野古の様子が気になる。ニュースでの報道が少なすぎるからだ。こんなに大事なことなのにこの扱いは異常すぎる。機動隊がきて反対運動家を排除しているなんて情報もいちぶあるがよくわからない。暴力機関を利用して政治的な問題を解決するなんてテロリズムじゃないか。こんな酷いことが許されてよいのか。そしてジュゴンは！？
なんだったら今すぐ辺野古に飛んでいって現地リポートがしたい。何の力にもなれないけれど、少なくとも自分は納得できる。
そう思ってグーグルマップで調べたら、名護市はやっぱり遠い！！遠すぎるよ！！
そして僕は辺野古に飛んで行くのを諦めた。
