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沖縄市でめちゃめちゃ有名な米八そばは地元感しかない貴重なお店のひとつ!

komehatisoba.jimdo.com

5月に沖縄市の泡瀬にある米八そばに初めて行った。店主のヨシロウさんは、ネットラジオ仲間で、もてラジも聞いてくれているナイスガイだ。前に那覇市に来てもらって飲んだ事があったが、お店に行くのは初めてだった。テレビなんかにも紹介されるほど有名なお店なんだが、沖縄市というは県外の人間からしたらなかなかハードルが高い。

 

なんせ観光客というのはだいたい那覇空港を利用してやってくるので、何も考えてないと那覇市をウロウロすることになる。そこから別の市に行くためには、車をチャーターするか、バスを乗り継いで行くしかない。那覇市沖縄市は20キロ以上離れているので、最短コースを車を走っても1時間は覚悟しないといけない。もちろんバスならもっとかかる。沖縄に行った際に、息を吐くようにレンタカーを借りる勢ならば、なんてことは無いのだろうけれど、僕は運転とか嫌いな公共交通機関勢だ。聞くところによると沖縄のバス会社はかなり難度が高いそうなので、沖縄市に行くとかは半ば諦めているフシもあった。

 

しかし5月のときは、タコの卵のてっちゃぎたちが車で連れて行ってくれるということでようやく米八そばを体験することが出来たのだ!憧れの米八そばに!(そんないうならバスで行けよ、という話であるがやっぱり沖縄のバス会社は怖い)

 

↓参考文献

www.tettyagi.com

 

沖縄市の泡瀬という土地は、想像してたのと全く違っていて、ものすごい地元感のある日本のどこにでもありそうな住宅街だった。建物がコンクリ製の沖縄チックなものでなければ、うちの近所とあまり変わらんような風景。着いたって言われて、えっここ!?と思ってしまったくらい。

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よくわからんローカル弁当屋が雰囲気を盛り上げすぎだった。あったか弁当。ほっともっととか関係なく、かといって個人店でもない、マイナー弁当屋ってすごく気になる。気になるだけでなかなか食べてみようとはならんのだけれども。なんでかっていうと、お弁当を遠征先で食べるのは、単なる食堂で食べるのに比べてかなりハードルが高いから。気軽に買い食い出来ない難しさが、お弁当にはあると思うのだ。弁当を使う場所の確保が必要だからだ。あったか弁当は、東京とか鹿児島に店舗があるようだが、実態はまったくわからない。これがマイナー弁当屋の怖さである。

 

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初めて見る米八そばも、良い意味で老舗感の全くないポップな外観だった。あったか弁当にちっとも負けていない!むしろ勝っている!さすがヨシロウ氏の米八そば!しかもこれが個人店というのだから凄すぎる。

 

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店内も近所の店っぽさがあって親しみがもてる。近所に沖縄そば屋のあった生活はしたことがないけれど内地にも共通するある種のタイプの地元なお店。「人の家におじゃましてる」延長線上にある昭和の食堂。そういう趣を残すお店。しかし清潔感があり、良い意味で現代的で、僕のような観光客だって安心して訪問できる。そして沖縄を実感させてくれる竹の2色のお箸。僕も家で愛用している。

 

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米八そばの沖縄そばは、ソーキそばを基本としているっぽい!?なんせ、値段の安い三枚肉そばより上位に位置しているのだ。これはソーキそばを頼むしか無い!ということでソーキそばにした。三枚肉の入った沖縄そばも好きだが、めったに喰わないとはいえ、ソーキも嫌いではないので。あと、「大」で良かったのだが、このあともヘビーな食事を食べる予定があったので泣く泣く「小」を選択。そういうことでもなければ、そして少食とかいうのでもなければ、米八そばに行った人は、ぜひ「大」を頼んで欲しい。後悔するから。僕は後悔した。

 

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ヨシロウさんがスッと出してくれたオリオン麦職人。これは嬉しかったなあ。運転してもらえるありがたさもしみじみと考えた。

 

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小とはいえ、なかなかボリュームを感じさせてくれるソーキそば!ソーキそばとは、ソーキ肉の入った沖縄そばのことなのだが、まあ言ってみれば豚のスペアリブの煮込んだやつだ。美味くないわけがない。ただしお店によっては軟骨の部分のこともあるので注意。注意といっても軟骨ソーキが不味いわけではない。軟骨ソーキはそれはそれで美味い。ただ、うっかりとスペアリブの口になっていたら、軟骨ソーキだった場合にやられてしまう。米八そばはスペアリブなので安心感はたしかにあった。

 

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そして珍しいのが、シークヮーサーの汁をつけてくれること。肉をこれに浸して食べると不思議と美味いのだ。よく考えれば、肉にレモンを絞ったりするのはよくあることなので、不思議でもなんでもなかった。しかしシークヮーサーでは試したことがなかった。そのへんが内地の感覚の限界なのかもしれない。

 

米八そばの沖縄そばの出汁は、普通に美味い出汁だ。2リットルまで飲めるタイプ。そして麺にはコシがある。地方発送のセットでも「おっ?」となれる旨さは相当に偉い。嘘だと思うなら公式から注文して欲しい。僕が店で食べたのとそこまで遜色ないものがいただける。

 

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そして100円のジューシー!沖縄の炊き込みご飯なんだが、これが間違いなく今まで食べたジューシーの中で一番美味かった。今まで食ってきたジューシーはだいたいベチャベチャ系だった。それはそれで美味いし「ジューシーってそんなもんなんやろね」とか考えてきた、僕の狭いジューシー常識をあっさり覆された。僕好みのほどよい硬さのある飯のジューシーもあったのだ。そらそうか。こういうジューシーなら炊飯器一個分までなら食いたい。せっかくおそばのサイズを小で妥協したのに、ジューシーをいつまでも食いたくなってしまう恐怖。もうどうでもいいや。

 

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そしてぜんざい!芸術か!

 

これだけを食べるために遠方からくる人もいるくらい。しかし食べてしまえば氷とあんこだったりする。そのへんは質実剛健なジューシーには負けるかも。観てよし、食べてよしを両立させる難しさを考えさせられてしまうが、今はインスタ映えが微笑む時代だったりもする。

 

消えゆくものの儚さも味の一部なのである。

 

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料理を堪能して、店を出て初めて気がついたのは、店の向かいの凄味のあるジム!とんでもない猛者がいそう!いや、いないわけがない!

 

ジム文化が戦後わりとすぐから成立していた沖縄の地元ならではの風景なのかもしれない。どこまで楽しませてくれるのか米八そば。

 

米八そばに来訪したときに、衝撃を受けた事が他にもあった。入店するなりヨシロウさんが「さっきまでぶっちょさんが居ましたよ」と。ぶっちょさんとは、大阪の古くからの大柄な友達のぶっちょカシワギ氏に他ならない。沖縄市のおそば屋さんにさっきまでいてて良い人ではないのだ。まさか同じ日に沖縄市に旅行に来てたとは。ヨシロウ氏と僕とぶっちょにはネットラジオという共通点はあるにせよ、これは驚きの事実だった。米八そばとは、かような不思議な空間でもあるのがわかった。次は大で食べる。そしてジューシーも。

 

そうそう、先日の台風24号で、米八そばのある泡瀬も水没しかけたそうである。米八そばは無事だったそうだ。あと、米八そばの駐車場は、違法駐車に苦しめられているらしい。ほんとやめてほしいもんだ。

toyokeizai.net

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