↑2日めはこちら。
神戸サウナ&スパの限定メニューにアップルがあった。アップルとは長田近辺でだけ飲まれている地域ジュース。アップルとか言ってるのにリンゴは全く関係なくて、内容的にはみかん水みたいなものだ。長田のお好み焼き屋で食べたときに飲んだ記憶がある。
神戸サウナ2連泊。さすが連続でにうるさいやつもおらずわりとぐっすり眠れた。はやくもずっと暮らしてきた家みたいに感じる。けど今日の昼までに出て行かねばならん。こうなると寂しい。神戸サウナ&スパに一週間くらい滞在できたら人生は勝ちなんだろうな。
連日の朝食バイキング。基本的にはいつ行っても同じメニューなのが、パターン化した生活を好む層には、連泊時には特に嬉しいのではないかと。さらにいえば、一日目と二日目に同じ店に行って、同じようにサウナに入った今回の旅行では、固定化された朝食バイキングも気分を盛り上げるのに役立っていた。そうはいっても微妙に違うところもあって、日によっては焼きそばの他にスパゲティもあったりもするわけだ。もちろん取る。そして生卵もいっておいた。やはり細かいところでは変化を求めてしまう精神的な甘さを自覚する。
なんとなく卵かけご飯が食べたかった僕を許して欲しい。卵かけご飯が特に好きなわけではないのだが、生卵が設置された朝食バイキングではたまにやってみたくもなる。
カレーに生卵をぶち込むのは堪えた。とくにカレーに生卵というトッピングが好きなわけではないし、むしろ嫌いくらいまであるが、たまにやりたくなる日がある。とくにこういうバイキングでは。この衝動は何なんだろうか。
神戸サウナ&スパは嬉しい12時チェックアウトだが、サウナ入ったりだらだらしつつ11時までにはチェックアウトすると決めていた。なぜならある用事があったから。
それにしてもレモンだのオレンジだのを浮かべた氷水は美味い。昨夜もこれのせいでビールが飲めなくなってしまったのだ。悪魔の水と言っても良いものだ。
早いめに無事チェックアウトして元町方面にずんずん歩く。用事というのはこのあたりにあるらしい映画館でやっている映画を観たかったのだった。上映が11時50分らしいのでかなり余裕があるはずだった。途中で八島という渋い食堂を見つける。こんなところにこんな食堂が?営業はしてないようだ。調べてみたら食堂とはいうものの実は夜しかやってない居酒屋であって、何年も前に閉店しているという情報があった。その一方で常連向けにひっそりと営業していると書いてあるものもある。いずれにせよ普通にはやってないらしい。忘れることにした。
探していた映画館は商店街の中にあった。元町映画館という小さい映画館。商店街にあるにもかかわらず、狙っていかないと通り過ぎてしまうくらい目立たない外観。こちらで観たかった映画『さよならテレビ』が上映されているのだ。
基本的にマイナー映画を上映する名画座系なんだが、なんと『ゾンバイオ死霊のしたたり』のリバイバル上映の予定があるそうだ。なぜいまさら!?
まだ時間があるということで付近をぶらぶらする。商店街を外れたらすぐに酒屋の立ち飲みがあった。神戸では犬も歩けば酒屋の立ち飲みに出会ってしまう。映画があるから寄ってる暇はないが。
そこでエビスビールを買った。このあと映画を楽しんで阪神特急で梅田に帰った。これで3日間にわたる神戸旅行という名の湯治は終了。とくに体調は変わらなかった。
おわり。