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米子の皆生温泉の『汐の湯』の露天とサウナの実力!?

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皆生温泉の汐の湯に連れて行って貰う。大小タオルを借りて1000円の日帰り温泉。タオル持参なら700円とかいう価格帯。館内着も借りるならば1100円。サウナ施設よりも安いっちゃあ安い。銭湯よりはかなりお高め。自動券売機でチケット買って渡す方式も含めて、いかにもスパ銭という感じか。前に紹介した近隣にあるオーシャンとライバル的な関係にあると思われる。オーシャンの安い版だ。

 

バリ風のリゾート感覚満載のお城みたいな建物のオーシャンと違って、入り口からして素っ気無い四角いビルにそれはある。しかしサウナの真価は外側から測るものではない。肌で感じるものなのだ。かのサウナしきじだって、外観は単なる四角い何か。ウェルビーだって単なるビル。サウナーにハッタリは通用しない。

 

さて、汐の湯であるが、浴場はわりあいと小さくて、サウナも7人くらいが限度かなというくらいのコンパクトサイズ。突き当たりにでかいガラス戸があって、すぐに外気スペースになっている。といってもいわゆる露天ではなくて、壁に穴があって外気がばんばん入ってくるエリア。そちらに湯船がひとつと、どでかい木のタライ風呂が二つ設置されている。外気エリアには1人用の壺湯みたいなものが良くありがちだが、この大たらいは詰めれば7人は入れるんじゃないかというどでかいもの。もう一つのたらいも5人は入れそう。どういう効果があるのかはよくわからない。あんまり人気はないので、実質独り占めが可能ではある。でっかいタライでのびのびする効果と、ヒノキブロ的な効果を狙ったものだろうか。

 

入浴施設では、ときおり「製作者の真の意図」を図りかねる装置にたびたび出会う。そういうものには実のところ「真の意図」なんか無いのかもしれなくて、使う側の想像力に丸投げの可能性もある。せっかくネットがあるんだし、みんなで入浴施設のさまざまなものについての使い道を共有したい。ととのい椅子ですら昔は意味がわからなかったのだった。

 

そんな外気スペースだが、実は大きな階段がある。これを登っていくと(かなり段差がある)本当の露天スペースに出るようになってたのだ。こちらの露天スペースの風呂は、日本海の荒波が見える。見えるけど、湯に浸かってると、曇りガラスせいでいまいち見えない!本当にしっかり眺めようと思うと立ち上がらないといけない!潮風に吹かれるのは間違い無いが、いまいちもどかしさがある。荒波を見ながら入浴したかった。もうちょっとなんとかならんかったのかな。あと、サウナあとに外気浴できるのは良いが、階段の距離がありすぎるのと、ととのい椅子もないのでイマイチ。せっかくのロケーションなのに勿体ない。

 

肝心のサウナは、テレビがついてるのはしょうがないけど、ほどぼどうるさくないようなボリュームではある。湿度もまあまあの95度あたり。ライティングも落としてあって昨今の本格サウナっぽさはあるだけに、つくづくテレビがなあ…。水風呂は水道水かけ流し系。ちなみにここのお風呂は皆生温泉の特性の塩温泉なので塩っぱい。それで汐の湯なのかと納得する。洗い場のシャワーすら塩味な気がする。けど、水風呂だけは真水だった。塩水だったらどうなったんだろう?海で冷やすサウナもあるとは聞くが…。

 

サウナ室の中では地元のおじたちが地元トーク。「この前できた満腹食堂ってどうよ?」という話で盛り上がっていた。満腹食堂!このブログでも取り上げた米子唯一の餃子の王将が転生した姿だ。この前ではなく一年以上前だがおじたちにとってはどうでも良い話。「満福食堂?あれは餃子の王将の看板変えただけだが」「おんなじか!?」「名前違うだけで従業員も食うところもおんなじよ」「そうか。それやったらまずいやろな」なんと、米子では餃子の王将は「まずい店」扱いという悲しさがあった。おなじ王将だったら「農協のところにある大阪王将の方が美味い」らしい。今は満福食堂しかないからあれだけど、みなさん米子に来たら大阪王将米子店に行きましょう。僕は行ったことがないが、満福食堂には行ってしまってた。おっしゃる通りイマイチだったかもしれん…。

 

まあ、そんな感じで、テレビよりもでかい音量のおじトークが炸裂してるところも銭湯サウナっぽさがある。適当に水風呂と往復したりしたが、いかんせんととのい椅子がないの悲しさ。外気浴自体は好き放題できるのだが…。

 

仕方がないので服を着て休憩スペースの方で大休憩。男女仕切られた静かなスペースにリクライニングチェアーが大量に並んでいるので、風呂からあがったら休み放題ではある。たっぷり休みたい人はこのためにも館内着を借りておくと良いだろう。僕は私服で休んでいたが気持ちよくなりすぎて寝てしまう。30分くらい寝てしまってただろうか?

 

いわゆるコミックコーナー的な畳敷きのエリアがあるのだが、漫画もあるにはあるが、郷土史とか小説全集とかもドカっと置いてあって意外と硬派なところを見せてくれる。こんなにハードカバーの本が並んでいるサウナや銭湯はちょっと見たことがない。古本屋か郷土資料館かと思った。誰が読んでるかは謎だけど。定休日だったがマッサージもあるようだ。スパ銭にありがちな食事処などはない。ホテルの併設だから、食事などはそちらで…ということだろうか。構成としてはなかなか変なところがある。


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なんか寝入るくらいリラックスしたから良い施設といえば良い施設なのかなあ。サウナと温泉の反復浴のせいで、2月の米子の寒空も何も感じなくなってしまった。サウナ的な見所は無いようなあるような…。決して悪いわけじゃなくて、近所にあれば文句ないんだろうけど。たぶんリクライニングシートで一生寝てるか郷土史を読んでる。

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