またしても松屋の特集メニューを食べてしまった。期間限定ライス大盛りサービスの呪いは一度かかってしまうと重篤になる。新商品の張り紙を見るたびに松屋ののれんをくぐってしまう呪いだ。のれんは無いけど。
そんなにライスの大盛りがしたいの！？って言われるとしたくないのに「ずっと昔からライス大盛りがしたかった」気ににさせられるのも、この大盛りサービスの呪いの特徴である。
そんなわけで今回食べた「牛肉と筍のオイスター炒め定食（大盛り無料）はどうだったのかを検証したい。
とりあえずむやみにサラダが付属しているのが好感度が高い。普通の定食屋だと、メインの皿に添え物でついてるようなサラダだけど、松屋だと立派な単品のメニューなので、わけもわからず「松屋に優しくされているなと感じる瞬間」という誤解を産める。巧妙なやり口だ。
あとお金さえ追加で払えば、このサラダをポテトサラダに変更できるというオプションなんかもあるので、そこまでするともはや牛肉と筍のオイスター炒め＆ポテト定食と言い張れるレベル。アイスクリームみたいに出来合いのポテサラをすくって「ポンッ！」と乗せるだけの話なのに。
さて肝心の牛肉と筍のオイスターなんちゃら…。
うどんみたいに見えるのは筍だ。味は基本的に甘ったるいオイスターソース。肉野菜炒め系はごはんをガシガシ食えそう。大盛り飯との組み合わせはベストマッチに思えるのだが、松屋の大盛り飯はそこまでの大盛りでもない。 そして、この炒めも、そこまで飯を消費していく味付けでもない。基本が甘いし。
うすうすと感じていたが、このメニューって、各種野菜がトッピングされたオイスターソースを、普段の牛焼肉定食にからめただけ？牛焼肉定食のフレーバー違いという性質を強く受ける…。牛焼肉定食に比べてすごいところは、80円プラスでフレーバーが追加されることと、ライス大盛りが無料になるところ？ライス要らなくて、余計なあんかけしてほしくないなら要らないメニュー！？身も蓋もないことを言ってしまう…。
もっと前向きに考えれば、「牛焼肉定食とか頼まないよ！」って人には良いメニュー。まさに僕自身「牛焼肉定食とか頼まないよ！」って人間だったかもしれん。だから新メニューというノリと、大盛りライスという餌に飛びついてしまうのだ…。
次は筍オイスター牛めしとかなんかを出してみると、いい角度で飛びつくかもしれん。
