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福山を再訪してみて街の景色がちがっていて驚いたこと。

初めて福山に行ったのは10年以上は前だっと思う。駅前の何もなさと福山城のレプリカのときめかさなと、街中の見どころのわからなさに負けて、その日に泊まる予定をキャンセルして、とんぼ返りしてしまったのだった。体調が優れなかったのもあるけれどなんかわざわざ一泊してまで…と思ってしまった。泊まる予定だったビジネスホテルが、いかにもうらぶれた外観だったのも、病身からくる気持ちの暗さに拍車をかけたかもしれない。

 

その日の成果といえば「ばら公園」を見たことくらいか。しかもバラが咲いていたという記憶もあんまりないからただの公園を見た可能性もる。そして「福山にいったけど何も成果を得られませんでした」というどんくさい現実に「これが広島県で2番めの都市?呉市より何もなくない?」という逆恨みに近い感想をずっと持ってしまっていた。それから福山駅で降りるということは何年も無かったのだった。その頃は鞆の浦が有名な観光地だとかも知らなかった。

 

それが今年になって福山を再訪したのは、『ばななぼーと』で有名なヤジベエ氏が、福山に転勤になり、例のサイコキラーおにぎりを紹介してくれたりしたので興味をもったからだった。じゃあ良い時期なので福山を再訪して、ほんまに何も無いのかもう一度じっくり確認してみようと。今度こそ泊りがけで。不退転の決意。

 

福山を再訪しようと決めてから、あらためてネットで情報を探してみると、以前は何にもわからなかった福山に関する情報が集まる集まる。これはネットの情報が進化したのか、僕の検索能力が向上したのか、どちらかだろうと思ったが、おそらくは両方の理由によるものだろう。人間のググり力(ちから)は日々進化していくのである。

 

なにしろ、以前の僕はサウナとかにハマってなかったので、「福山 サウナ」などでググるということは200%しなかったとかもある。宿泊所としてサウナ系のカプセルはよっぽどでもない限り候補から外していたくらいだ。今は全く逆。出来る限り宿泊はサウナ。恐ろしい。そしてネット情報は当然ながら日々進化していっている。その頃の日本のSNSってmixiが主流であって、Twitterなんかは影も形もなかったはず。

 

さて、そういう情勢下で検索すると一発で出てきたのが、飲食店として昼から飲める食堂の自由軒。福山といえば自由軒。自由軒といえば福山というほどの名店らしい。あの『新さん』『孤独のグルメ』なんかの原作者の久住昌之にばったり遭遇なんてこともあったらしい。なんで前はこういうのが見つからなかったのだろうかというくらい一発で出てくるわけだ。ここは完全に候補に入る。

 

そして稲田屋の肉丼(ようするに牛丼)が福山のソウルフードらしい。これも全く知らなかった。とうぜんながら要チェックだとなる。

 

はやくも2つも駅そばで行きたい候補地が出来てしまった。こうなってくると行くのが楽しくなる。そして宿泊所としては福山駅周辺にはサウナ&カプセルが2軒もあるのを初めて知った。駅に近いほうの名前はサウナ日本という凄い名前。こちらを予約することにする。初めて行く地方のサウナも楽しみのひとつ。これでサイコキラーおにぎりも含めると目的が4つも出来てしまった。

 

以前に「なんとなく」福山駅に降り立ったときから考えるとモチベーションが天地くらい違ってくる。あのときは山陽線の車窓から見える福山駅周辺の建物が実に変わっていて、「そういう街なんだろう?」と激しく興味を持ったというのが動機だった。その時は福山を適当に散歩した結果「降りてウロウロしてみても特に変わった雰囲気は無い街だなあ?」という感想しか無かった。窓から見えた地域にたどり着かなかったのかもしれない。

 

今でもあれは何だったのか気になるがおそらく永遠にわからないと思う。駅の東西どっち側だったか忘れたが、南側の景色だったのは間違いない。他ではあまり見ないような奇妙な形の建物がいくつも見えたのだった。それもいつごろからか見えなくなってしまった。あれほどの数の建物が一斉に取り壊されるということも無いと思うのだけど…。ほんとなんだったのだろう。写真とか残ってたら面白いのだけど。

 

そんなわけで何年ぶりかわからないけど目的をもって福山に降り立ったのは2019年の今年が最初になったわけだ。降り立ってすぐに思ったのが「すごい発展している!」ということだった。当時の駅前はすぶれそうなシャッター街があるくらいしか印象に残ってない。もちろん僕の目が曇ってた可能性はあるけれど、ここまでの発展はしてなかったはずだ。そら時間が経過してるからそうなんだろうけど。

福山

こんなパリッとしてたっけというのが第一の感想。当時の写真も探せばあるはずだ。もし同じだったら僕の目が曇ってただけ。

 

福山

商店街もこんなモダンだったっけと。当時は暗いシャッター街みたいなんがあるなとしか思ってなかった。どういうことや。なんか楽しくショッピングや飲食できそうやんかと。

 

福山

特に意味はないけど撮影した看板。

 

福山

そのだまである。「そのだ」というのを知らない方に説明しておくと、大阪の谷町の空堀商店街にある新進気鋭のラーメン飲み屋で大人気の店なのだ。今や大阪にあちこちに色んなタイプのお店をさまざまな名前で出していて、センスが良いのでだいたい人気になっているようである。そんな「そのだ」系列の「そのだ」そのものと福山で遭遇するとは思ってなかった。これは間違いなく「最近」出来たお店のはずだ。しかしなぜ福山にあるのか。

 

福山

でかいマンションとか増えてそうだった。

 

福山

商店街の広場にモダンなトイレまであった!二階のあるトイレなんて初めて見た。倉庫か何かの兼用?よくわからないけどトイレがあるのは嬉しいしかっこいい。こんなに見どころの街だったなんて。

 

福山

どう考えても歴史ありそうな喫茶店ルナ。こういうところでコーヒー飲んでちょっと時間を潰したかったのだけどあいにく定休日だった。福山は駅前だけでも退屈しないようになっている。以前の印象はなんだったのだろうか。

 

福山

残念すぎる。

 

福山

唐突に鳥居まであったりする。福山神社らしい?

 

福山

鳥居の先はちょっと古めのアーケードになっている。それでも前に感じたほどの古ぼけた印象じゃない。確実に綺麗に作り直されているはずだ。

 

福山の稲田屋

アーケードの先に大衆食堂稲田屋があった。ここが福山のソウルフードともいえる肉丼を出す店らしいのだ。なかなかすごい店構えをしている。間違いなくそそられる。「おきがるにどうぞ」の張り紙がうれしい。

 

福山の稲田屋

むちゃくちゃに休みの日にぶち当たってしまってた。しかも翌日も休みだった。どうにもならない。残念すぎる。

 

目的のひとつが潰れてしまったが、自分にとってもはや福山は何もない街じゃなくなっていたのでそれほど問題ではなくなっていた。いくらでも散策ができそうだ。そして夜はサウナに泊まる楽しみもある。

 

福山

こんなおしゃれなストリートがあったことも衝撃的だった。ぜんぜん覚えがない。

 

福山

福山せんべろ

こちらのストリートに新しそうな居酒屋を見つける。店そのものよりも沖縄で大流行の「せんべろ」が福山にまで伝播していた驚きがあった。

 

「せんべろ」とは元々は「千円以内でそこそこ飲み食い出来る店」みたいな意味合いで大阪で使われていた。80年代くらいに中島らもが発案したと言われている。それから時を経て、那覇に出来た足立屋という居酒屋が、酒3杯とおつまみ1品の「せんべろメニュー」というのを出したのが当たって、あちこちの居酒屋が「せんべろ」というメニューを普通に置き始めたのだった。今や「せんべろ」とは概念ではなくてメニュー化しているのだ。昨今は内地への逆輸入も始まっていると聞く。まさか福山で遭遇するとは思わなかったけど。

 

福山

このストリートはけっこう長い。さらに先へ進むと中央公園があって、そこも突き抜けると「ばら公園」があるはず…などと以前の記憶を蘇らせる。今回はそこまでは行かない。けっこう遠いのを知っている。

 

福山

スマホの充電をしたくなったので喫茶店に入る。なんか今どき風だ。風というのも失礼で、リアルで今どきの喫茶店なんだろうと思う。おそらく!

 

福山

実際におしゃれで、若い女性たちが昼下がりにパスタとか喰らっていた。自分はちょっと休みながら充電したいだけのおじだったのでアイスコーヒーだけを注文。

 

福山

しばし休憩する。コンセントなさそうなのでモバイルバッテリーで充電。それだとわざわざ店に入った意味なくない!?とか言われそうだけど、急いでる旅でもないのでゆっくりしたいではないか。自前のバッテリーで充電するためだけに入る喫茶店なんて贅沢そのもの。

 

サウナ日本のチェックイン時間が16時とかいう昭和的なものなのでまだまだ余裕がありすぎた。夜はヤジベエ氏と飲む約束まである。

 

僕が使っているのはこのモバイルバッテリーだ。高品質との噂。5000mAhだから中国の飛行機にも持ち込める基準のはず。海外旅行の予定は無いが。これの赤のカラーリングのやつを使っている!

 

↓先行して書いた記事。サイコキラー関連はこちらへ。 

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