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福山駅前の『自由軒』でランチタイムから飲む喜び

自由軒という名前の有名店はいくつかある。僕が知ってるだけでも真っ先に出てくるのは大阪の自由軒。全国的にも有名な混ぜカレーの店だ。織田作之助の『夫婦善哉』にも出てくるので全国区なのは間違いない。

 

他にも北海道の旭川にも自由軒という名洋食店がある。ここの料理はどれも絶品と評判。僕も一度だけ食べたことがあるが、わらじ焼肉の美味さたるや。

 

僕か知ってるだけでも、全国の自由軒という名前の名店は即座に3つ挙がる。たぶん他にも良い店があると思う。自由軒という名前の元ネタはなんなんだろうと考えるがわからない。知ってるうちの3つめの自由軒という名前の名店が何かといえば、福山の『おでん・洋食 自由軒』だ。

 

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場所は福山駅前の天満屋の裏。みた感じは、古い定食屋みたいにしか見えないが、実際には古い定食屋なのでその印象は正解といえる。730円で美味くてボリューミーな各種定食が食べれるので、近隣のサラリーマンなどに大人気だ。

 

しかしそれは自由軒のひとつの面でしかなかったりする。店内は馬蹄型のカウンター(吉野家みたいなやつ)で16〜17席くらい。

 

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店のおばちゃんをぐるりと囲むようにして皆が飯をくうわけだが、カウンターの中ではおでんがぐつぐつと炊かれており、酒間をする装置もその隣にあって活躍してる。そう、カウンターにいる客は全員が定食の人間じゃない。おでんや、各種のつまみをあてにして昼間から飲んでる人もちらほら混じっている。ここは昼から飲めるスポットも兼ねているのだった。

 

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壁にはかなりの種類の単品メニューも張り出されているし、入口の冷蔵庫には200〜300円の小鉢がたくさん並んでいる。冷蔵庫の小鉢はおかずというよりはウニクラゲとか塩辛とか甘露煮みたいなお酒のおつまみ系のしぶいメニュー。

 

大瓶ビール630円、お酒380円、焼酎380円とまずまず。こういう定食屋系で大瓶なのが嬉しい。関西以外はとくに中瓶が多い。瓶ビーラーとしても大瓶を出されると頑張って飲もうかという気にさせられる。ビール飲んでる人も多いが、焼酎の水割り飲んでる人が多めだったりもする。グラスになみなみだからお得なのかも。

 

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今日はミンチかつ550円を頼んだ。定食はさすがにお腹いっぱいになりすぎると思ったから。前述した通りここの定食シリーズは豆腐とかついててかなりボリューミーがある。そもそもトンカツとかでっかいし、唐揚げもわりと山盛り。自由軒は揚げ物を得意としてるかもしれない。オムライスも有名らしい。あとカレーやチャーハンもある。変わったところではキモテキとか。つまりレバーステーキかな。食べたことがない。かなり何でもある。

 

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メンチの外皮はかなり厚くて食べ応えある。中身はみょうにとろとろ。肉が極度に多いコロッケという趣がある。ここのコロッケも美味いに違いない。メンチをつまみながらじっくりと瓶ビールを傾ける。いつしか2本め突入。

 

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くわい唐揚げ450円を追加。くわいは福山が全国の6割も生産してるという名物。たしかに大阪ではめったに食べない。くわいの唐揚げは言ってみれば苦味のあるほくほくのフレンチフライ。ビールに合わないわけがないのだった。

 

自由軒は昼前から21時すぎまでやっている。その間、ひっきりなしに客が補充されて、だいたい満員という凄い人気店なんだが、今日はどういうわけかものすごく空いている。こんな日もあるということなのだろう。とか言ってるうちにまた3人の飲み客が来店。15時8分だ。まさに福山の昼飲みの聖地といえる名店。

 

次はこの自由軒でカレーとかカツカレーが食べたい。夜もう一度来ても良いけど。

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