木蘭(ムーラン)で食べたあと兵庫町商店街をパトロール。さすがにうどん2杯とラーメン1杯を食ったあとに食欲なんかは沸かない。天ぷらまで入れてるし。昔はここからさらにうどん屋に行ったりしてたわけで狂ってると思った。「せっかく香川に来たんだから…」の呪いのワードの恐ろしさがこれだ。
兵庫町の方はまだまだ休みのお店が目立つ。ブランドの店舗のある交差点のところから丸亀町グリーンの方に行けば賑やかなんだろうけど、兵庫町商店街はあくまでもお正月進行だったのだ。
道具屋さん。僕が初めて高松に来た頃からある。商店街の顔ぶれも随分と変わってしまった。この店も待った無しかもしれないと思うと悲しい気持ちになるが、鉄鍋とか買う予定もないし、1万円もする業務用の大しゃもじも要らないので、関わり合いにならなそうな店でもある。
いつのまにか兵庫町商店街の顔役として居座っていた「ひょこたん」。ひょこたんたら言う奴が出てきたな〜くらいにしか思ってなかったが、よく考えてみたらこいつが何なのか分かってない。犬なのか？うどんの化身？
いつしか石化したひょこたんも毎回撮影するようになってしまった。僕のHDDの写真フォルダを漁ると、何年分もこいつの画像が撮られ続けていると思われる。いちど並べてみたら面白いかもしれない。毎年最低でも一枚はあるはずだが、実際に確かめてみたらぜんぜん無い年があったのがわかったらしたら怖い。何があった！？と自分のことながら思ってしまいそう。
いつしか石化ひょこたんのまわりにガチャとか色々と設置されてうるさくなっていたが、お正月は諸々が撤去されてシンプルに戻っていた。お正月だけなのかどうかは分からない。この後ろは寄鳥味鳥という高松の骨付き鳥の名店がある。けど、お正月は休みに違いない。
今やすっかり老舗感のあるうどん市場。チェーンのセルフうどん的な印象があるのだが、正月3日に休むのは意外だった。
そして僕はうどん市場兵庫町店以外を知らない事に、この2020年になってようやく気がついてしまった。なんとなくチェーン店ぽいからチェーン店と思い込んでしまっていたとしたら恐ろしい。「兵庫町店」なんて名前が付いていると余計に誤解しがち。「〇〇店」「総本店」「支店」「分店」なんて名前がついていながら「一軒でやっていた」なんてケースは数々経験してきたはずなのに……。
慌てて調べてみたら3店舗出てきた。そしてそのうち1店舗は閉店していた。うどん市場というのは、こちらの兵庫町店と、瓦町駅の方の店があるだけのようだ。もうほとんどスタンドアローンの店みたいなもんやん！？さか枝うどんよりも少ないよ！？調べてみないとわからんもんである。
実はうどん市場は希少な店だったのだ。お正月はゆっくり休んでくれて良いと思った。
『がんばれ元気』が防犯ポスターに何故か使われていて「おっ！？」となる。この2020年に。なぜ。思わず見てしまうインパクトがあった。現にこんな動かされる人間がいるということは、担当者のセンスは間違ってなかったのかもしれない。あえて古い人気漫画というチョイス。単なる流行りの萌え絵とかだったら、防犯ポスターなんか絶対に見なかったはず。振り込め詐欺はお年寄りがひっかかる犯罪だから！？そういうことと！？
振り込め詐欺のポスターみていたら、下に貼ってあった、集団ストーカー犯罪防止のポスターにも気がついてしまった。香川県警のポスターと同じテンションで貼ってあるのが凄い。思わず「集団ストーカーにも気をつけんとな」と納得させてしまうだけの疾走感があった。もちろんこちらは香川県警が作ってるのではないし、イラストもいらすとやさんだし、公式サイトもfc2だったりするところがいかにもさがある。
昔からある本屋さんだがどうして！？もちろん集団ストーカー行為が犯罪なのは間違いがないのだけど……。新年から良いものを見てしまった。『がんばれ元気』効果は大したものだ。
