2020年で最初の福井訪問。今年も変わらず駅前の恐竜(フクイラプトルやフクイティタンなど)たちは元気に怖い。これ、ほんとうに怖いから実際に体験して欲しい。動いて吠える。夜中などむちゃくちゃに雰囲気あるからぜひ。
福井といえば自分の場合はもちろんアレ(秋吉)なんだが、もうひとつ福井といえばというもこがある。それが今川焼きだ。
路面電車の道路を少し歩いていくと見える看板。僕にとっての今川焼きというのはこのお店の今川焼きしか知らないのだ。だから今川焼き=このお店のお菓子、というイメージ。僕の今川焼き感が狂っていたとしたら全責任はこの店か、この店しか知らない僕にあると思う。
店の正面!?
創業71年とかいう看板が重すぎる。もしこのお店の今川焼き感がおかしいっていうなら、この数字以上の重みを持ってこなければならないのと違うか!?というプレッシャーがすごい。ちょっと普通に言ってはいけない数字だろ71年って。戦後からずっとってことやん!
店自体はうっかり通り過ぎてしまう地味さはあるかもしれない。テナントの建物を突き抜けた間取りになっており、両側に入り口がある細長いお店なのだ。これはその片側の入り口でこちら側に焼き台がある。
分厚くてどっしりとしておる。表現するなら野球の硬球くらいのサイズがあるかと。思わずツーシームてかの握りで持ちそうになる。ここまでの握り応えがあると、この今川焼きで使用球が統一された野球が、この世の中のどっかにあっても良いんじゃないかとさえ考える。今川焼きを投げ、今川焼きを打つ。それはもはや今川ボールと言ってもおかしくないくらいのスポーツなのかもしれない。かの今川氏真も得意そうだ。もしあっても僕はやりたくはないけど。
このお店の代表的な今川焼きはカレーの入ってるやつだ。割ればほれこの通りカレールゥがパンパンに詰まっている。ちょい塩味のきいた皮と、このカレーの相性がたまらない。この手のお菓子は甘いもの!と決め付けていた、回転焼き文化圏のこの僕に衝撃を与えた逸品であった。
もうひとつ好きなのがチョコレートのやつ。今回も買った。これはカレーのかわりにチョコがやはりパンパンに詰まっていて、ときめく心をもしも無くした人がいたらオススメしたいくらいの圧倒的な嬉しさがあるお菓子だ。
あんこのも食べたことあるけどまあ…。
ここのお店の影響が300%な僕にとっての今川焼きは、ひたすらにカレー&チョコのイメージで染まってしまった。今のところ別の店で今川焼きを食べる予定も無いのでそれでいいかと思っている。それにしても、福井県って今川焼き文化圏なんだろうか。回転焼きとか、それっぽいお店は他に見かけなくて、今川焼きのこのお店しか見えないので、僕の中では福井県=今川焼きなのだが、違うというなら福井の人は教えてほしい。
裏口?表口?
看板にカレーの文字がしっかりと踊っている。今川焼きにカレーを入れたのはここが最初だと看板にあった。回転焼きにカレーを入れたという話は今のところは聞いたことがない。