サウナにハマってから2回めの年末年始を過ごした。もちろん暮れもサウナ行きまくりだった。年明けもきっちり1日からサウナ。
いつも行っている大東洋とかニュージャパンサウナ梅田や、銭湯系のところを除いて、いま思い出せるだけでも、名古屋のウェルビー栄店、十三のニューサウナシャン、グランドサウナ心斎橋、岡山のサウナ&カプセルハリウッドなどに宿泊もした。
もちろんそれぞれのサウナはレベルが高いのはわかっていたことだし、なんたってサウナであるから、概ねは楽しかったのだけど、年末年始のサウナの問題点も見えたかもしれない。
サウナおじの多さ!とにかく多かった!
大東洋でもロウリュサービスで満員電車状態になるなんてのは可愛い方で、この時期の客層は汗を流さず水風呂に入るのが通常運転。サウナびしょびしょおじも常駐しているし、どこへ行っても治安が乱れまくっていて気の休まる暇が無い。
思うに、忘年会新年会などで、いつも以上に酔客が押し寄せ、そんな彼らは普段からサウナに行きなれてないゆえに、サウナ・マナーなんかも疎いわけで、いきおい治安の乱れにつながってしまうのだろう。いっぱしのプロサウナーを気取ってる身としては、穏やかな心で大目に見てやる必要はあるのだろうが、穏やかな心になるために行っているサウナで穏やかさを強要されるのはなかなかに苦痛。
年末はロウリュサービスとか言われて嬉しがって参加するけど、大声でぎゃあぎゃあとうるさい酔っぱらい集団を大量に見た。そしてロウリュ後は、汗まみれ集団が突進してくるわけだ。神聖なる我らが水風呂が汗まみれおじたちのパラダイスになる瞬間。
こうなってしまっては、どんな良いサウナでも…たとえウェルビー栄店の水風呂でもムリ(あそこの水風呂そんなに広くないし)だった。思わず「サウナに集団で来んなよ!」と言いたくなるのだが、集団でサウナに行くのも楽しいのかもしれないと考え直す。けれどその場合はサウナリーダー的な奴が仲間の面倒みるべきでは。いや、いいけど。サウナリーダーがサウナおじだったら、目も当てられない暴虐なモヒカン集団になるのかもしれない。そういうのを見たのかも。
大東洋でも、初めて行ったグランドサウナ心斎橋でも、水風呂はひたすらに眼前で汚されていった。そしてサウナ室にには、汗むちょむちょおじも、水びしょびしょおじも勿論いた。かの高名な森のサウナですら、サウナひげそりおじに占拠されていた。森にひげそりは不要なのに。。。
大東洋のテルマーレで寛いでいると、洗い場を探し求めるおじさん登場。なぜ洗い場を探してテルマーレ(メトス製のスチームサウナ)に入ってくるのか全く理解できないが「洗い場はどこや~」とわめきながら、立ち込めるスチームの中で右往左往した後にようやく出ていった。不慣れにもほどがあるだろう。
しばらくすると、おじさん再エントリー。ようやく洗い場を見つけて、あらためてテルマーレを楽しみにきたのだろうか。しばらく大人しく、そして穏やかに座っていたかに見えたおじだったが、やおら立ち上がり「ここ洗い場ちゃうやん!」と呟いてまた出ていった。はよ気がついてほしかったし、汚れたまま寛がないでほしかった。
年末年始のサウナ施設のおじパレードの恐ろしさをつくづく思い知らされた2019年の幕開けだった。去年は大東洋で振る舞い酒を貰ってご機嫌だったのに。今年はグランドサウナ心斎橋で一杯だけ貰って飲んだ。
治安の乱れたサウナ施設に対して、銭湯は年末年始でも落ち着きがあった。さすが市民の味方。いつもの変わらぬペースが頼もしい。けれど、銭湯は年末年始は休みがち。こればかりは仕方がないだろう。元日の昼間に、アメ村の清水湯の看板が煌々と輝いていたので、目を輝かせて向かったのに、入り口に正月休みの張り紙がされていて魚の目になってしまった。できれば看板を消しておいてもらいたかったが簡単に消せないのかも…。
そう考えれば、カプセル&サウナは営業しているだけ実に頼もしい。おじだらけになるのも納得!今年もサウナのマナー向上に努めていきたいものだ。