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河内永和〜布施のなにわ健康ランド湯〜トピアがサウナー向けにアップグレードされている!

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我々京阪沿線民のユートピアといえば京橋のユートピア白玉温泉なんだけど、東大阪界隈の人らからしたら「なにわ健康ランド湯〜トピア」らしい。なかなか行かない界隈だが近年行くようになった。湯〜トピアがサウナー向けにアップグレードされたという情報もあったので今回はそれを体験しに出かける。さっそく京橋から河内永和まで向かうが、普段乗り慣れてないのでホームに迷ってしまった。放出乗り換えなんか人生で初だ。今までは鶴橋から律儀に近鉄に乗っていたが電車賃の無駄だと知る。


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河内永和駅といえばさるぱぱラーメン!まだ開いてないけど。


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河内永和といえば駅前のパチンコ屋の二階のエンジョイパラダイス。通称エンパラ。マニアックなこというと関西のスパ2Xの聖地。土曜日の夜とかすごい事になっている。その他のゲームの聖地でもある。スパイクアウト4台リンクも健在だ。


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サウナ前にちょっと遊んで速攻で死ぬ。なんてことだ。


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遊びはほどほどにして湯ートピアに入館する。ここは1400円ほど払えば一日滞在できるリーズナブルなサウナ施設。料金表には1250円とか書いてるが税抜き表示だ。後払いのときにいつもぎょっとするので税込で書いて欲しいところだ。とはいえ安い。追加料金で泊まることもできるみたい。

湯~トピア – 本格的なお風呂からおいしいお食事をご提供

 

銭湯やスパ銭よりは高いだけあってタオルも歯ブラシも髭剃りも使い放題。風呂に入ったあとはアロハシャツスタイルにもなれる。布施と似たような街と言われる京橋にある昭和サウナのグランシャトーなんかと比べると相当安い。そして昭和的な施設でなくけっこう綺麗。浴室も外気浴の露天風呂があったりサウナも改装されていたり、近代サウナブームにきちんとのっかった展開になっているのだ。布施近辺のサウナーが歓喜するのもわかる。

 

サウナ室は前に来た時よりはるかに近代化されていて、入り口にいぐさのビフィータなるものがあったり、メインがガス式の遠赤外線サウナストーブなので、ロウリュするためだけのサウナストーンが別にあったりする。サウナストーンの上には鹿威しみたいなものがあって、水が溜まっていくとスコーンと勝手にロウリュされるというアナログっぽいオートローリュシステムになっていた。なかなか見かけない装置。

 

そしてこの新しいサウナ室には、奥に区切られた別室があって、驚くべきことにガス式の遠赤外線サウナストーブがそちらにも設置されており、狭い空間で至近距離からストーブの熱を味わうような趣向になっている。また、そちらからはテレビの画面が見えないようになっているので、テレビ嫌いのサウナーは自然に奥に固まるようになっていくだろう。テレビいやいやコーナーとでも名付けたくなる場所だ。ただし音は聞こえてくるのが残念か。もうちょっと音を絞ってくらたら…とは思うが心意気は買いたい。

 

テレビいやいやコーナーで至近距離からガス式ストーブを浴びせられる威力はさすがにすごくて、あっという間に汗が吹き出る。ストーブはベンチ向かって左に設置されている都合で、座っていると右肩方向ばかり熱せされるので、サウナ室を出ると右肩から前腕までが真っ赤!偏るのが嫌な人は何か工夫が必要かもしれない。幸いにしていやいやコーナーは空いていたので、寝転がって汗をかくことも可能だった。もしくは妥協して反対側ベンチに座るか。あといやいやコーナーの手前には、懺悔室くらいに区切られた個室寝っ転がりコーナーもあったが、使わなかったので実際の効果はよくわからない。とにかく僕はひたすらストーブ前に常駐していた。

 

水風呂は変わってなくて、ライオンの口から水が吹き出す広々としたもの。冷たくて水が汚れてなくて気持ち良い。そして外気浴スペースには無限椅子も設置されていた。あとは、洗い場の窓が開放されていて線路の様子が見下ろせるし、気持ちいい風がときおり入ってくる。そのそばの壁にもととのい椅子が並べられていて最高。座ってみて驚いたが、錦糸町ニューウィングのごとく上のパイプから霧が降り注ぐシステムが構築されていた。どこまでサウナーを喜ばせてくれるのか。

 

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休憩室の窓からも同じ風景が見える。近鉄線を眺めながらサウナ。鉄道スポットとしてもかなりレベル高いのではないか。大東洋の窓からも環状線を微妙に眺められるが、こちらはそれを上回っている気がしないでもない。鉄道&サウナというロケーションは日本全国にどれだけあるのか調べたくなってくる。湯~とぴあが上位なのは間違いない。これに明確に勝ろうとするならば駅にサウナつけるか、サウナ列車でも走らせるしか無いだろう。

 

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バキバキにととのったあと、夜風に吹かれながらポッポアベニューを布施駅方面に歩く!たまらない気分。湯~トピアの凄味は、サウナ出たら大阪有数の飲み屋街の布施というところもある。飲まずにはいられないだろう。これは京橋のグランシャトーとか、十三のニューサウナシャンも同じか。昭和な飲み屋街にはサウナが似合うのだ。もちろん館内にもレストランがあるのでサウナ館内飲みが好きな人はそちらで。僕としたら布施や十三や京橋のそばだとさすがに館内でじっとはしてられないと思ってしまう。


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せっかく布施に来たのだからと回る元禄寿司の本店に入ってしまう。二、三皿をつまみつつサウナ後のビールをやろうという算段。中瓶がまあまあ冷えていた!


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好きなタイとイカを食って、シメはバッテラで!!!

 

布施の元禄寿司の本店は元禄寿司のなかではまあまあ美味いほうであるとは思います。


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そのあもは商店街の奥の大丸屋さんに。カウンターとテーブル3つくらいのお店だけど、料理がなかなか美味しいのである。


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コロッケなどの揚げ物が冴えてる。そしてタコのぶつ切りもめちゃめちゃデカい。なかなかここまで立派なのは出てこない。

 

こんな感じで布施の夜は更けていった。

豊中市庄内にある日本一の銭湯夢の公衆浴場五色のスチームサウナ最強!

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五色の湯の噂は20年前から色々と聞いていた。かなり最強な銭湯が豊中にあると。ただその頃の僕はサウナとかには別にハマっておらず、銭湯に行くのは好きだったが手近なところで満足してる水風呂だけ好きみたいな人間だった。だから、生活感から大きく離れる豊中なんてところはかなり縁がなかったのだ。

夢の公衆浴場五色ホームページ

 

それがほぼ20年越しに行くことになったのは、近年ちょっと豊中市に縁ができたのと、サウナにどハマりしてたのと、なによりB.カシワギ氏が誘ってくれたのという天地人が揃ってしまったことによる。ぶっちょカシワギカーに乗せて貰って豊中に行く。


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とてつもないデカさ。ぶっちょ氏もデカいが、それをも飲み込むくらいの勢いがある。完全にスーパー銭湯といわれる規模の建物だ。関西にはスパ銭的な銭湯はたしかに多い。しかしここまで立派なのは見たことなかった。ボーリング併設したバッティングセンターくらいはあるんじゃないか。インターそばという立地で、車でしか来にくそうなので、連れてきて貰ったのは幸いだった。庄内駅からも歩いて来れないわけでもないだろうけどかなり面倒そう。しかし深夜を回った時間でこの車の混雑ぶりはどうだろう。でかい駐車場が7割以上は埋まってる。


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そしてびっくりしたのがうどん推し!この銭湯はこの規模で24時間営業という信じられないものなのだが、うどんや食堂もほとんど24時間の営業らしいのだ。そして、うどんはうどんだけで食べにくることも可能とか。そんなの見たことない!


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こちらは入り口ロビー側からみたうどんコーナー。うどん大好き銭湯サウナ大好き人間からしたら夢のような空間。しかもただ適当なうどんが食えるとかではなく、それ自体が非常に美味なうどんで、これだけで満点あげたくなる施設だった。もうととのった!

 

車が沢山あっただけに館内も平日の深夜とも思えない活気があった。人がたくさん行き交っている。実際は平日深夜2時とかでももっと人がいたりするらしい。なんということだ。とりあえず券売機で入浴料金を払う。たしかに銭湯料金。それに200円も足してサウナセットもつける。ここまできてサウナに入らなくては嘘なので。B.カシワギ氏たちはサウナは苦手の温浴と水風呂の交互浴派だった。ただ、フェイスタオルは貰ってた。濡れたタオル持って帰りたくない派でもあるそうだ。派閥は色々ある。

 

さて、どでかい脱衣所を経て、大階段を登り浴場へ行く。とにかくとんでもなく広い。でかい湯船がたしか3つ。それとは別に寝風呂。大人四人は入れるでかい水風呂。さらに露天スペースにも湯船が複数と、珍しい歩行湯まである。有料ドライサウナと、無料のスチームサウナも完備。洗い場はプラスチック椅子とかなくて、タイルのベンチ式になってる珍しいやつ。関西の特定地域には多いらしいが、僕の生活範囲ではなかなか遭遇しなかったのだった。

 

洗い場で身体を流し軽く水風呂で冷やしてから、さっそくサウナ室に行く。銭湯サウナとしてはかなり大きめ。サウナ料金についてくる専用のタオルを巻かないと入ってはいけない銭湯によくある仕組み。来客の割に人気はないように見える。広い室内はガラガラ。そしてカラカラ系の90〜95度なので割と根気よく座ってないと汗をかかない。残念ながらテレビももちろんある。12分計を睨みつつそこそこ汗出してから水風呂へ。まあまあ悪く無いが、他の湯船なり露天なりの施設を考えると、いささか凡庸すぎるかもしれん。デカいのはすごいけど。次はスチームサウナに入ってみるか〜と入ってみたら、こちらも思いの外に大きい。そしてスチームが噴き出ると、これがなかなか熱くて十分に汗が出るのだ。スチームサウナを出てすぐの水風呂でぶっちょたちと合流。大柄な男性を含む三人〜四人で余裕のある水風呂が素敵だ。水風呂を楽しみながら「ここはスチームだけで良いかもしれんね〜」などと話す。そして少し休憩して(水飲み場もある)再びスチームに入ったときに事件が起きる。さきほどは誰もいなかったスチームに常連らしき老人が、洗面器を抱えて入ってきた。座るところを流すのかな?とか思ってたら、その洗面器の水を一番奥の壁の上方に向かってバシャバシャと手で浴びせ出すじゃ無いか。何をしてるの!?と思ってたら、ひとしきりかけ終わった彼は満足したのか入口側に座る。すると直後に強烈なスチームが発生。さきほどの何倍も汗が吹き出した!サウナ施設のロウリュにも負けない強烈なパンチ力!その後の水風呂が気持ち良すぎた。

 

老人が水をかけていた壁の上側には小さい機械がついており、おそらくはこれが温度センサーで、これの温度を水かけて下げるとスチームの機械が蒸気を発生させて室内温度を一定に保とうとするのだろう。それを逆手に取って擬似ロウリュ的なことが出来るわけだ。しかしこの常連の中だけで通じてるっぽいハッキング行為はなんなんだろうか。はじめての来店でそれに遭遇してしまう幸運?イイものを見てしまった。一部のサウナ室には、なんの説明もない壁の穴があって、そこに水を放り込むとロウリュが発生するという常連だけが知っている謎システムがあったりするが、それに通じる間接ロウリュ法だと思った。あちらは公式、こちらは非公式なのかもしれないが。もしくはどちらも脱法行為かも。


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適当にサウナやスチームを楽しんだ後は、脱衣所で合法オロポことマッチを呑んで休む!いい銭湯には必ずマッチが置いてある気がする!


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これが五色の特徴的なロッカーの電磁キー?どう言う仕組みか知らないけど、この丸い金属を鍵穴に当てるとモーター音がなって何かが作動してる感がある。といっても、回して開けるのには変わらないのだけど。たまにどうやっても開かない時がある。店員さんが飛んできて助けてくれた。開く時と開かない時の差が分からん。


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ぶっちょ氏が食堂で冷たいものを貰ってるあいだに鯉を眺めたりする。鯉のいる銭湯!


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下足ロッカー上には滝!なぜ下足ロッカーと滝を組み合わせなくてはならなかったのか!日本一の銭湯だからだと言われたらぐうのねも出ない。鯉のいる銭湯はいくつかあるかもしれんけど、下足ロッカーの上に滝を作ってる銭湯が二つあってたまるか!という気持ち。


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ぶっちょ氏はうどんを奢ってくれると約束していたが、せっかく人数(4人)いるということで、東大阪のUKカフェを奢ってくれると。ここは昔から知られた深夜までやっているアメリカンな店内の大盛りの店。UKなのにアメリカン!?いや、もしかしたらユナイテッドキングダムな内装なのかもしれんが、日本人にとって判別はなかなか難しい!しかし僕自身かなり久しぶりだった。下手したら10年くらいぶり?最後に行った時もぶっちょ氏に連れてきて貰ったような…。


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最近は不景気で量も減ってしまったということだが、それでもまだまだボリューミーである。みなそれぞれライスに何かがぶっかかった料理を注文(とにかく大盛りライスにジャンクなものがかかっている謎料理が中心の謎レストランカフェなのだ!)。そしてみんなが食べれるように写真のような山盛りクリームパスタも注文してくれた!


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僕はというと、晩飯も多少食ってたのもあって、日和ってハンバーグとライスというありえないシンプルメニューを注文していた。それでも飯はかなり多めだし、ハンバーグもファミレスなんかと比べればかなりデカイ!そして肉の味がしっかりしてウマイ!!大満足すぎる……


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ミニカーとか何故か飾られてる。店内は何十年も変わらない感じ。なぜか阪神タイガースとかも飾られているが(普通に大阪人メンタル?)トラッキーとか茶色く煤けていた……。


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外観はこんなもん。

 

公式ホームページをみたらUKってユニバーシティ・オブ・ケンタッキーの略らしい!ずっと知らなかった新事実!!アメリカ風で良かったのだ!!

UKCAFEについて(UKの意味、歴史)

 

ドーミーインの御宿野乃なんばのサウナの実力?

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他のドーミーインのサウナの実力が知りたくて今度はなんばの御宿野乃とかいうのに泊まる。インバウンドを見込んだ和風テイストのホテルだ。こういうスタイルは日本全国に広まっていた。外国人観光客が来なくなった現在では全く虚しい。

 

いつものように検温してチェックイン。面食らったのは館内が土足厳禁なこと。なんかおかしな作りだなと思ったら、入り口のロッカーに靴を入れて裸足で上がれと言われてしまった。サウナかよ。いや、サウナに来てるんだけど、ホテルでこんなこと言われるとは。

 

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エレベーターも裸足で乗るし、廊下もすべて畳敷き。といってもナイロンの畳だけど。スパ銭みたいだ。しかしおかしくない?和風なら廊下は板張りじゃあ?和風テイストの西洋ホテルというキメラにああだこうだ言っても仕方がないんだけど。


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お部屋はツインルーム的なやつをとっていてくれた。ランダムでタイプを割り当てられる安いプランなので行ってみるまでわからないのだ。サウナ使えてあとは寝れれば良いのでなんでもよかった。無駄に広い感じ。広いけどシャワーしかない。梅田東もシャワーしかないお部屋だった。裸足でウロウロするように作られているだけに、ナイロン畳になっていて床に転がったりできるのは楽な人には楽なのかな。

 

そのまま素足で最上階の大浴場へ。素足でエレベーターに乗るのは変な感じだが、サウナ施設でもエレベーターで移動するところはたくさんある。その時は変に思わなかったのになんでだろうか。エレベーターのカーペットの材質に関係あるのかな。

 

チェックイン時間ちょうどに来たせいか大浴場は完全に貸し切りだった。新しくて豪華感はあるが、実のところ梅田東よりは少し小さい。露天も岩風呂ギリギリで、銭湯のおまけの露天に近いかも。

 

ただしサウナと水風呂だけは梅田東よりも大きく作られていて、サウナ目線だと良さそうではあるがさにあらず。サウナ室に入った瞬間に飛び込んでくるテレビ音声。これは人それぞれでサービス良いと思う人もいるかもしれないが、僕としてはガッカリ感が強いのであった。しかもこの時間帯はミヤネ屋かなんかがかかっていて、ただでさえテレビは嫌だというのに、より最悪な気持ちになってしまった。

 

サウナ室はメトス製なのは全ドーミーイン共通なんだろうか。テレビはともかくとして汗は出やすい調整ではある。水風呂も18度くらいでたっぷりの水量で悪くない。無理しなくても二人は同時に冷やせるサイズになっている。良い銭湯サウナだと考えればかなり優秀なんだが。まあまあ、ホテルサウナとすればこんなものか。

 

サウナ室と水風呂のサイズからすれば、ととのい椅子が洗い場にひとつきりしか無いのはマイナスかもしれない。梅田東が露天に三つもあったのとは大違いである。とはいえ、実際に露天には全くスペースがないし、洗い場や浴室にも椅子を置くべき場所もない。脱衣場にも休憩スペースは無いし…。どこまでいっても町銭湯レベルの大浴場なのであった。綺麗で豪華感はあるけれど、サウナー的にはほどほど。それでもあまみが出る程度にはセットを繰り返した。貸し切りは良い。サウナ室に寝っ転がったりしても何も言われないし。

 

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チェックインのときに、GOTOキャンペーンの1000円の地域チケットを貰った。どこで使えるか調べたら各種コンビニで使えるようだ。飲食店ではミナミを本店にする赤垣屋グループの立ち飲み屋で使えるとのこと。赤垣屋の本店の下に、赤垣屋の回転寿司があることを思い出す。そういえば一度も入ったことが無かったので、せっかくの1000円なのでここで使ってみることにした。

 

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大半が一皿140円くらいの価格帯の回転寿司。秋味の中瓶も冷えていた。とりたてて特筆すべきこともないが、悪くない味ともいえるかも。立ち飲み屋がやってるだけあって、お酒は回転寿司にしてはわりと揃っていて、しかも安価かもしれない。

 

適当に4皿くらい食って秋味で1047円とかそんなもんだった。意識したわけじゃないがぴったり!

 

あ、今回はドーミーインだけど、夜鳴きそばサービスは利用しなかった。提供時間にホテルにいなかったからだ。GOTOで安く泊まって、サウナ利用して、1000円券も貰ったから十分だけど。

堂島川温泉天神の湯ドーミーイン梅田東のサウナはメトス製でテレビなしだった!?

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堂島川温泉天然の湯ドーミーイン梅田東に泊まっている。前回にドーミーインを利用したのは10年以上前だからむちゃくちゃ久しぶり。しかも梅田のドーミーインだから旅行とか出張ではない。なんで泊まっているかというと、ドーミーインのサウナはなかなか良いと聞いたから。けど、それだけならまず泊まらなかった。近くに大東洋とニュージャパン梅田があるので、同じ梅田に泊まるにしても、サウナがまあまあ良いかもしれないドーミーインにいく理由がない。

 

まあ、要するにGOTOなわけだ。大阪府民の割引により大東洋やニュージャパン梅田レベルの金額で利用できるのでいっちょ試してみるかという流れ。梅田界隈は苦戦してるみたいで土曜日なのに格安で泊まれるところだらけ。

 

そんなわけでチェックインしてまず面食らうのは入湯税2泊分300円を徴収されたこと。温泉にはそういうのがかかるらしい。こんなことなら温泉成分とかいらんから、普通のサウナとお風呂だけにして欲しいと思わんでもない。鉱泉とか別に価値を見出してないし。でも地下水を利用してるからしゃあないとかあるんやろね。大東洋は数年前に温泉という表記をやめていた。

 

気を取り直して8階の大浴場に行く。スペースとしてはそんなに広くないが、個人用の貴重品ロッカーとリストバンド式キーの着替えロッカーが完備されていて安心感がある。タオルはお部屋のものを持っていかないと大変なことになるのでくれぐれも注意して欲しい。髭剃りと綿棒だけは洗面所にあって使い放題。シャンプーやボデーソープ類も洗い場にある。

 

風呂場は立ちシャワーと洗い場、ドライサウナと水風呂。あと内側の風呂と、岩風呂風の露天風呂。天井はムシロみたいなもんで塞がっておって、わずかに日光が入る程度なのでそんなに露天じゃないが外気は入ってくる。ととのい椅子は露天エリアに3つ。このへんは悪くない。全体に照明を落としており落ち着く。

 

サウナはコロナもあって定員4人で、詰めても5人が限界くらいの広さの2段式。つまり銭湯サイズのもの。ただしメトス製で湿度もカラカラになる手前くらいで良い感じ。テレビもなく浴室にうっすらBGMが流れてる程度なので実に静か。100度ほどだが、しばらく人の出入りがないと、敷かれているオレンジタオルがところどころ熱々になっているレベル。5分も入れば汗ダラダラだ。ストーンを積んだ遠赤外線タイプなのかな。

 

水風呂はどんな詰めて二人が限界の小さいものだけど、水温は18度〜20度くらいで冷たすぎずぬるくもなくといったところか。サウナとのバランスでいくとこれくらいで良いと思う。浴室の入り口にウォータークーラーもあるし必要な材料はすべて揃ってる。これのためにドーミーインを選ぶというのは、今回のようにGOTOで安いとかでなければ無いが、サービス自体は悪くないと思った。限られたリソースでの大浴場へのこだわりも感じる。貸し切り状態になることも多いので、客が少なそうな日に狙って泊まるのは良いかも。

 

露天エリアには板張りの小屋的なものがあって、一瞬ウェルビー今池本店のからふろみたいな個人サウナ!?と錯覚したが、鍵とかかけられていたので単なる掃除用具入れとか何かのカモフラージュみたいだ。ドーミーインにそんなもんがあるわけないのだ。

 

ホテルのおまけのサウナとして、なかなか整うので良いのだが、永遠の問題としてサウナ室に入るときのタオル問題がつきまとう。専門のサウナ施設だとタオル無限なのでいくらでもタオルを巻いて入れるのだけど、ホテルだとタオルが限られているからおいそれと使えないのだ。一部のホテルでは、洗えるビート板で対象しているところもあるが、そうでない場合はサウナ室内のオレンジタオルなどに任せるか、貴重なバスタオルを消費するしかないわけですな。細かいことだがこのへんは気を使う。

 

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ドーミーインは夜鳴きそばサービスがある。21時30分から23時まで、宿泊客は食堂で無料で半ラーメンが食べれるというやつだ。僕が泊まった頃はやってなかったと思う。このサービスを褒める人が多いので、時間を合わせて行って食べてみた。評判通りスープが濃くてなかなか美味い。麺も歯ごたえがある。無料で食べれるものとしては文句ない。量もこれくらいが丁度いいのだろう。

 

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ついつい二杯めいってしまった。今度は胡椒と唐辛子の小袋ももらう。何杯食べても良いらしいが、オバQみたいに50杯とか平気で食べれる鉄のハートと胃袋をもっている人類はなかなか居ない。半ラーメンとはいえ、スープまで飲み干すとかなり身体にくる。ちょっとやりすぎたと反省。連泊しているのでまた食うのだけどお代わりは良いかな。でもノリでまたしてしまうかもだ。

 

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せっかくのビジホなので部屋飲みもしたいところ。ビジホの冷蔵庫って小さい分、冷凍庫と一緒くたのタイプがほとんどなので、温度設定をひねれば過激なほどに冷えるものが多い。ドーミーインも冷えるタイプのものだった。最大まで冷やしていたら一部のビールはフローズンになっていたw

 

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朝風呂にいったら冷やしたピルクルのサービスがあった。こういうのは嬉しい!10時チェックアウトが多い大阪において、11時チェックアウトも良い…。

2020年も無事にお誕生日を迎えました!?

8月31日は自分のお誕生日。

 

いつころからか忘れたが、わりお毎年のように、ミャウダーの焼肉レストラン登ら志で自主的お誕生日パーティーを開くようにしてる。これからも焼肉レストラン登ら志が続く限りはここでお誕生日を過ごすつもりではある。いつもなら「誰か来ませんかー?」とか呼びかけるところだが、コロナな情勢を考えてそれは自粛した。それでも来てくれるという人がちらほら…。ありがたいことだ。

 

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焼肉レストラン登ら志に行く前に、超久しぶりに千日前のアムザでバースデイサウナを楽しんだ。すっきりサッパリしてから酒池肉林を楽しむ三段だ。アムザもサウナが改装されてikiストーブになったり、地味なアップグレードが施されている。入店前には検温をされてしまった。37度でアウトらしい。僕の前に検温された御老人が一度アウトだったらしく、二度目の検温で36.6度でギリギリでクリアしてたのが面白かった。いやでも正直いって自分では熱とか分からんので緊張する。

 

アムザはビルの6階に浴場があるサウナだ。プールと露天に併設された外気浴スペースがあって、ここから隣の墓場を見下ろしつつの外気浴がたいへんに素晴らしい。ただ残念なことに二つあるサウナ室にはどちらもテレビが付いており、吉村のしょうもないコロナ対策の話とかをしていたのは本当に気分が萎えた。テレビはなんの得もない。今まで数多く使ったサウナにおいて、テレビが付いていて嬉しかった経験といえば、深夜にシルベスター・スタローン『コブラ』の放映をしていた時と、シルベスター・スタローンの『ロッキー』撮影秘話特集をしていた時のたった二回だけだ。

 

そのあと阪神電車で焼肉レストラン登ら志のある九条駅に向かうために難波駅に向かった。難波駅といえば豊祝という奈良の酒蔵の直営の地酒の立ち飲みがあって昔はよく行った。

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懐かしなあーと行ってみれば17時というのにもうかなりの盛況。今も昔も人気店だ。なにしろ質の高い地酒が300円足らずで飲める店。当然か。入るなり検温の洗礼。今はわりとどこでもなのだ。計られるなり、36.6度です!と言われる。めっちゃドッキリした。サウナの入り口で僕が笑ってたおじと同じくらいに体温が上昇していのだ!これがサウナ効果か!あのおじも、サウナ帰りにサウナに来てたのかもしれない。ちなみにこの店は37.5度以上で出入り禁止になるようだ。アムザよりは緩い。

 

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とりあえずアサヒのスーパードライを貰う。この店でお酒以外を頼むことはほとんど無かったんだが、さすがにサウナ上がりにはビールが欲しい。酒蔵が経営してるだけあってビールだってサーバー管理がよくて美味いので飲んで損は無いし。

 

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せっかく来たのだしということで一杯だけお酒も貰う。以前はマスを使ったモッキリスタイルだったのだが、奇妙な形のグラスに変わっていた。それでも量の多さは変わらずだと思う。270円とは思えないくらいたっぷり入っている。そして美味い。

 

さて、豊祝難波店で軽くひっかけてから阪神電車で九条まで向かった。もちろん焼肉レストラン登ら志に行くために。

 

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焼肉レストラン登ら志は、まねきねこの絵のまねき屋という立ち飲み屋が目印になっている。この店の裏路地がなんとお店。以前は立ち飲み屋ではなくてただの家だった。考えてみればすごいところにお店がある。

 

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知る人ぞ知る!という店に思えてきた。これでもお客さんが大勢くるんだから驚く。ミャウダーの宣伝力もたいしたもんだが、地元人気の高さもすごい。

 

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あらためて生ビールを貰う。人間は酒だ。

 

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もう名物になって十年くらい経ってる?濃い味どて焼き。これがまたよく煮込まれていて美味いのなんのって。無いときもあるらしいけどもし店に来たら注文してみるべき。

 

最初はたった一人ぼっちの誕生日会のつもりだったのだが、来てくれるという人が出てきたので、待つ間はこれをつまみながら飲もうと思った。コロナ情勢で飲み会とかは大っぴらに開催しにくいが、お誕生日にわざわざ来てくれるって人がいるというのは嬉しいものなのだ。

 

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ミャウダーも元気そうでなにより。ダイアポロンみたいに飲食店用の新型マスクを付けていた。これけっこう高いらしいやん。

 

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テレビで放映されたときの色紙やら自分の写ったポスターやら、異様にベタベタと貼られた壁を前に説明しているミャウダー。こちら側の壁すごいな。

 

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人が来てくれたのでさっそく焼いていくことにした。焼肉レストラン登ら志といえばこれ。てっちゃん脂多いところ。随一の美味いメニューかと思う。

 

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ツラミやハラミも鉄板だろう。ロースやカルビやバラなどの脂っこい肉は自分はやや苦手。てっちゃんと何が違うのかよくわからないけど、胸焼けがしてしまうのだった。でも牛肉のサシが入ったようなのが好きな人は満足できると思う。他の焼肉屋だとすごい高かったりするのでそれを考えればリーズナブル!?それも人気の一つなのだろう。

 

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来てくれた人のひとりの元三田へたれぃでぃおのまさと氏。焼肉といえば大盛りライスだろうが。

 

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みんなで話が盛り上がり、ついつい終電ギリギリに。来てくれたみなさんに焼肉もごちそうになってしまった。情勢もあるので名前は伏せとくけど、本当にありがとうございました。

 

それにしても、サウナあり酒あり肉ありで、最高に充実した誕生日だった。毎年そんなことを言ってる気がする。子供の頃のお誕生日といえばプレゼント貰ったりケーキ食べたりしたもんだけど、40も半ば過ぎてからのお誕生日の方が毎年楽しいというのは驚異的なことじゃないのかな。焼肉レストラン登ら志があるおかげだろうし、いい人たちに恵まれてるんやろね。ネットでわざわざ「お誕生日おめでとう」と言ってきてくれる人が何人もいるってだけで奇跡のように思えるし。

 

今日がお誕生日ですよ!とか、わざとらしく宣言してるのも良いのかもしれない。おめでとうとか言ってもらえがちなのでオススメ。僕もそういうの見かけたら、なるたけ「おめでとう」と言うようにしてます。おじになってからのお誕生日アピールは流行らせたいですな。

コロナ自粛を経て神戸サウナ&スパに久しぶりに行った!?

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コロナ自粛がいちおう解除されていたので営業再開した神戸サウナ&スパに行ってきた。三宮自体が久しぶりだ。緊急事態宣言のあいだはマジで大阪府から一歩も出なかった。何かに真面目だったわけではないけど。なんとなく出辛かった…。

 

久しぶりの神戸サウナ&スパのサウナの神トントゥがマスクしていて驚いた。神戸サウナといえば、このマスクをしている入り口の巨大なトントゥをはじめとして館内にもあちこちにフィンランド直輸入のトントゥと呼ばれる石造りのサウナの神が設置されている。神を輸入するとか良いのかよという気持ちもするが、フィンランド側が気持ち良く送り出してくれたならそんなもんなのかも。さすがにマスクをしているのは入り口の最も巨大な三体だけ。


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サウナ自体が久しぶりなのでドキドキする。もうサウナの入り方を忘れてしまったくらいの感覚だ。館内はマスクをしろと掲示されていた。サウナでマスク!?よくわからんが外出時はマスクは着用しているので大丈夫だと思う。


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受付で神戸サウナカレーをもらった!神戸サウナといえば朝食バイキングのカレーが有名だが、それをイメージしたレトルトなのだろうか?現時点でまだ食ってないので分からない。

 

さて、久しぶりに利用した神戸サウナ&スパはどうだったかといえば最高と言いたいところなのだが、一つだけ残念な点があって7月の頭の時点ではフィンランドサウナのセルフロウリュが中止になっていたのだった!いつもはメインサウナはロウリュサービス以外では近寄らず(テレビがあるので)、フィンランドサウナに篭りっぱなしでセルフロウリュしまくるのだけど、水のオケとヒシャクが取り上げられている状態!サウナ室内でオケを探してオロオロしてしまぅた!

 

どうやら、ストーブを交換する予定なのだが、コロナの影響で物が遅れていたそうだ。つまりストーブがロウリュに耐えられない状態になっていたということ?よく分からないがもうおそらく交換は済んだと思われる。たぶん。新しいストーブを早く見たいもんだ。


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それでもフィンランドサウナはロウリュが出来ないのをカバーするためか、いつもの3倍マシ(あくまで体感ね)くらいに温度が高められ、メインサウナよりはるかに熱々にされていた。こりゃテレビのあるメインサウナには行ってられんということでやっぱりフィンランドにおこもりするのだった。それにしてもロウリュなくとも僕のようにフィンランドにひっきりなしに来る人は来る。テレビは別にどうでもいいというサウナファンの顕在化を感じる。大東洋のフィンランドサウナも、テレビ止めてセルフロウリュ導入してから明らかに人が増えた。いいサウナであれば別にテレビは無くても良いというのが経営者にも徐々に広まってきてるようだ。

 

フィンランドサウナのあとは神戸サウナ名物の露天水風呂。トントゥに見守られつつ外の水風呂に体を沈めていくのだがこれが実に冷たい!小雨ぱらつく天気だったので最初は外気浴でも十分なくらいだった。そうやってセットを繰り返して久々の感覚を取り戻していく。大休憩は上のフロアの寝椅子&レストランエリアで。神戸サウナのレモン水(オレンジの時もあり)のサーバーが染みる。このサーバーから離れたくない。こうして、2ヶ月か3ヶ月ぶりにととのっていった。

 

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そのままカプセルで一泊。カプセルに泊まると無料で食べられる神戸サウナ&スパの朝食バイキングといえば豪華で有名だったが、コロナのために中止しているという。極めて残念。代わりに提供されるのは飲み放題のドリンクと、おかゆ定食だった。おかゆ……。悲しくなるがサウナもきっと経営が苦しいのである。応援する気持ちでいくしかない。

 

しかし悲しい……。おかゆなんか何十年ぶりに食っただろうか……。ただでさえベチャ飯嫌いなこの私がおかゆ……。

 

日本中のホテルから朝食バイキングが消えているそうである。由々しき事態だ。ブッフェスタイルが厳しくても、せめてデカ盛りカレーとかに出来ないもんだろうか?具は少なくて良い。

 

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ありし日の朝食バイキング。この豪華さと比較して欲しいと思って写真を引っ張り出してきたが、実際あんまりよくわからないかもしれん。消化試合的な焼きそばは二度と食えないのかな。

コロナで梅田のサウナが閉じてしまった4月の日々

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4月12日。緊急事態宣言後のはじめての日曜日。それまでも土日の梅田の人出は鈍かったが、緊急事態宣言後は極端にいなくなった。これが日曜日かというくらい人がいない。どちらかというと大晦日に近い。そしてサウナニュージャパンがこの夜で営業を終わり、月曜日から休業に入ってしまうという緊急事態。緊急事態宣言だから緊急事態だろうけど、それは無いというしかない。近所の大東洋も閉めるという。梅田のこの両サウナに重度にお世話になってた身としては辛いし、梅田にはサウナ施設としてはこの二軒だけなので壊滅。もちろん難波のサウナ施設もダメだろうし、同時に銭湯施設のサウナも自粛で使用禁止になってしまった。大阪府下でサウナをするのは当面ないことになってしまう。一部のホテルとか、ごく限られたところだけだろう。

 

現在(5月15日)、今週末からサウナの営業自粛要請は解除されるという話が出てるが、どの程度の回復が見込めるのかは分からない。ニュージャパンや大東洋の再開時期もわからない。銭湯のサウナも利用再開くるのだろうか。なんとも気の重くなる話だ。サウナに最後に入ったのは4月のあたま?それから5月の今までぜんぜん入ってない。


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雨模様の自粛の街をうろついた。いつも利用してるようなお店はほとんど営業を自粛してしまってる。平日はかろうじて開けてるようなお店も土日は閉めてしまってる。そりゃそうだろう。梅田の土日はとくに人がいないもの。いつもとはあべこべだ。

 

結局は松屋とかに行くしかないのか?と思ってるところに、カレー屋の看板が目に入ってきた。前からなんとなく気になってたが入らなかった福島上等カレー扇町通り店。こんな情勢下でも頑張って営業してたとは。だーれもいないカウンターだけよ店内を見て、ホロリと来てしまいつい入ってみる。食券制なので入り口でカツカレーを買う。カウンターに座ると店の人が温かく迎えてくれる。せまい店のカウンター内は2人で、外側の客はぼくだけ。完全に逆転現象。


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しばらく待ってるとカツカレーが出てきた。


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玉子の黄身が小鉢で付いてきたので載せてみる。良いアクセント。これをLINEのオープンチャットで送ってみたら不適切な画像として弾かれてしまった!不適切なカツカレー!?どこが!?ヒワイってことなのか!?

 

玉子がいかんかったのかと(なんとなく)卵を乗せる前を送ってみるが、即座に暗黒空間送りにされる!このカレーの何があかんのや!


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興奮しすぎたので瓶ビールの中瓶も食券で買った。なかなか冷えていて悪くない。カツカレーをつまみに飲むなら中瓶くらいが丁度いいかもしれない。

 

カツカレーはまあまあ美味かった。福島上等カレーは店舗によってかなり味もメニューも違う気がする。ここの店舗はいわゆる甘くて妙にスパイシーな大阪カレー的な味。じゃあ他店舗はどんな味だったかと問われると答えに窮する。かなり内容が違うのはわかるが、他の店舗で食べたのもずいぶん前だった。今ではたいして変わらないとかいう可能性も。とにかく福島上等カレー経験が乏しい。

 

カツに関しては案外小ぶりでカラッとしておりそこまでジャンクじゃない。黄身をからめて食べるもののそこまで高揚感もない。嬉しいけど。

 

まあまあ、とにかくコロナをきっかけに行かないでいたお店に行けたのは良かった。飲める店だというのも分かった。


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帰り道。20時すぎたお初天神はガラガラだった。やきとりの秋吉も両方とも閉まってしまってるし。鳥貴族も。

大柄サウナーへの挑戦!大東洋のドカ盛り飯!

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セルフロウリュが最高な大東洋。一週間に何回も行ったりするホーム的サウナだ。土日に導入されてヴィヒタセルフロウリュがまた格別最高で、でっかいプラスチック水槽にヴィヒタを沈めたたっぷりのお水。セルフロウリュの唯一の弱点である頻繁な桶の水切れが解消されているのでぶっかけ放題。思う存分ロウリュを楽しめる。サウナ室もロウリュ頻度があがってるがゆえに常時湿度が高めなので、そこにさらに3杯もぶっかけたらヤバい領域の熱さになる。くれぐれも注意して欲しい。

 

そんなサウナを堪能したあと、食堂エリアに移動して、じっくり酒なり飯なりを楽しむのはサウナーの楽しみのひとつになりがち。実は大東洋はこちらにも隠れた楽しみ方があるのを以前から教えて貰っていたが実際に試したことはなかった。それを実行してみたのが上の写真。これ、日替わりの焼肉定食なんだが、ご飯がとんでもないことになっている。

 

通常のご飯大盛りは100円マシで頼めるのだが、いわゆるラーメン二郎のマシマシ的に「限界まで盛って!」コールをすると、アホみたいにご飯を盛ってくれるという隠しサービスがあったのだった。やってくれる店員さんと、やってくれない店員さんがいるみたいな話を聞いてたし、以前に試しにコールなしの大盛りを頼んだら、正直「これが大盛り?」という量ではあったので、ちょっと不安なところはあった。ただ、実際にドカ盛りの写真とかは見せて貰ってはいた。

 

ちょうどこの日は他に予定もなく、「大東洋で腹一杯食って寝てみよう」という純粋な気持ちになれたのでチャレンジしてみることにした。焼肉定食を指定して、店員さんに「ご飯を大盛り…限界まで」とダメ元で言ってみる。「限界までですか?」と聞き返されたので「はい、限界まで」と。今のは通じたのかな何なのかどうなんだろうとドキドキして待つ。

 

しばらくすると店員さんが戻ってきて「本当に多いですが大丈夫です?」と聞いてきた。どうやら何かのフラグがたったようだ。自分はいってもそんな大食い自慢とかではないが、虚勢をはって「大丈夫です」と笑顔で答えた。ご飯なら大丈夫のはず。大丈夫…。


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それで運ばれて来たのがこれだった。ご飯の盛りじゃなかった。完全に丸い。遠近法がおかしくなっとる。焼肉定食の部分が見えないじゃないか。これは爆盛りとかいうレベルを超えて、ゴン太くんのようになった飯というやつ。店員さんがニタァとしつつ「大東洋は大盛りがそもそも多いので」と言ってきた。「いやいや、前の大盛りはそんなじゃ…」と心の中で思ったが、あくまで平常心で「そうなんですね」みたいに受け取る。もう後にはひけない。無心で飯を詰め込むまで。


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上の部分を少しずつ食べ進んでいくが、下手に食べると崩れてくる。かなり固められているとはいえ、球体状になってるので不安定このうえもない。固められた部分が空気に触れてちょっと硬くなっており、おにぎりみたいな味わいで美味いのが幸いだ。飯を詰め込んだどんぶりを二つ合わせて作ったのかなと推測するがよくわからない。おかずは最小限にとどめて、味噌汁やおしんこを利用しつつ食べ進めていく。飯だけ残るという無様だけはしたくないものだ。


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ようやく丼の上の部分を平らげたはず……だったんだが、丼の下の部分を掘り起こしていったら、普通の超大盛り丼めし状態になって絶望した。どんだけ圧縮しとってんと。

 

ここまで10%くらいしか手をつけてなかった焼肉を投入して、残りも同じペースで腹に詰め込んでいく。久しく体験してなかった腹に詰め込むという感覚。最近は無理して食うよりは残そう……みたいな日和った思想に傾いていたのはたしか。今回ばかりは引き下がれないのもある。しかしなんとか完食。おかずが多いのと違って、ご飯を大量に詰め込んだ場合、そんなに気持ち悪くなったりはしないのは知っていた。清々しい疲れだ。大東洋の定食のごはん限界まで盛りは、ほどほどのドカ盛りチャレンジとして良いと思う。ある意味で癒し。


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頼んでいた瓶ビールが重い!飯を全部平らげてから一息ついて、ちびりちびりやった。中瓶だったことを、この時ばかりは感謝する。しかしサウナ食堂で、大瓶を置いているところは本当に少ない。


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重い腹をかかえて、コミックコーナーに移動。土山しげる先生の大食いマンガ『喰いしん坊!』を最終回まで読んだ。「もうこれ以上は食えない!」という主人公たちの気持ちにリンクしまくった。これが臨場感というやつか。そういえば大食いの際は、最初にキャベツを食って血糖値の上昇を抑えるなんて知識を学んだのもこの漫画だった。今回もその知識を活かして、最初にキャベツの千切りを食べる事は忘れなかった。砂糖の添加されたドレッシングがかかってるのでどうかとは思うが。もちろん喰い終わったあとは血糖値が急上昇で頭がギンギンである。カプセルにもどって横になったら気を失うように寝ていた。

喰いしん坊! 1

喰いしん坊! 1

 

そうそう、大東洋は今カプセルフロアーが大改装中で、カプセルエリアが相当に良くなりそうな雰囲気がある。現時点で稼働中の7階の新しいカプセルも最強に居心地が良い。いま工事しているところも同じレベルのものになるのか。今までがボロすぎただけに、期待せずにはいられない。

 

千林大宮の竹仙湯はなんと350円でサウナ付きの奇跡の銭湯だった!

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地下鉄の千林大宮駅にほど近い竹仙湯。京阪電車の千林駅からも歩いて行ける。要は千林商店街に近いのだ。近所には神徳温泉という京阪沿線サウナーにはちょっとは知られた名銭湯もある。それだけにこちらのチェックは手薄になってたいたのだが、今回思い切って突入してみた。


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味のありすぎる建物なので銭湯の廃墟っぽさもあるのだが実はしっかり営業している。15時〜0時30分だそうだ。


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側面はかなりすごいビジュアルだが、正面に回るとわりと普通の銭湯の趣。けっこうな大箱ではあるけれど。神徳温泉の方もかなりの大箱で、しかもわりと近代的な建物なのでそれに比べたら大人しめに思うかもしれない。しかしその両方が成り立ってる千林大宮という土地はなかなかたいした銭湯立国といえる。


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とりあえず突入。サウナは別料金なのかとかいろいろ気になるところだが番台までには料金表などは一切ない。てことはサウナは込みの料金かのだろうか。財布をとりだしながら番台のおばちゃんに「え〜と、400……なんぼやったっけ(大阪府の銭湯価格は450円だけどど忘れ)」と尋ねたら「うちは350円」と憮然とした態度で言われる。内心「え!?」となったが、「あ、350円…」とそそくさと支払って入場。どういうこと!?いくらなんでもやりすぎに安い!?脱衣所に料金表があってたしかに350円と書いてある。サウナのことは書いてないからやはり込みで350円だ。なんなんだ。

 

脱衣所はかなり広め。風呂場もそこそこ。ロッカーに荷物を押し込んで突入した。16時前で年寄りが数人いる程度。熱い湯とぬるめの湯の仕切りのメイン湯船があって片側がかなり深め。ジャグジー&ジェットバスがあって、天使像から湯が吹き出るデザインになっていて意外に洒落てる。あとは関西の定番の電気風呂。古い割に掃除は行き届いてる感じ。洗い場のシャワーは、ハンドルレバーを何回転かしてお湯を出すようになってて古臭い仕組みのものと、普通の銭湯にあるタイプのダイヤル式のホースなしのタイプの2種類だった。まあ、可もなく不可もなしだ。ケロリン桶も積み上げてある。

 

さて、サウナだが、余裕をもって5人、詰めて7人といったサイズで1段のみ。それよりも入り口に座るためのビート板がちゃんと完備されていたのには驚きを隠せない。サウナ料金が別の神徳でもそんな配慮は無いのに。サウナ室は80度を指し示していた。湿度はそんなにないが、カラカラとまではいかないくらい。壁にも扉にもガラスがはまっていて開放的で明るい雰囲気になっている。テレビが無いので期待したが、やはり有線がかかっていた。なぜ有線をかけるのか。しかしゆるやかな音量で演歌がかかってるだけなので、さほどは邪魔にならない。サウナ室は座るところと背もたれは木が取り付けられているが、全体的にセメントで固められておりハンドメイド感が満点だ。なかなか無い雰囲気といえる。サウナストーブも、ドラム缶みたいな見たことのないタイプであって、その上に袋に包まれた(?)ストーンが載っている。どっかのおっさんが見様見真似でサウナつくりました的なDIYな雰囲気がすごい。置いててる砂時計も、なんだか木の部分が溶けたのかなんなのか、エイリアンの巣みたいなよくわからん形になっている凄味があった。まあでも、基本的には清潔感があって悪くはない。じっくり演歌を聴きながら座ってると汗が滴り落ちる。

 

サウナを出てシャワーを浴びて水風呂に行く。水風呂は2人入れるくらいのサイズ。冷たすぎずなかなか気持ちいい温度。ミネラルウォーターとか書いてあったがどういうことだろうか。たしかに地下水をウリにしてる水風呂と同じような入り心地ではあると思うが、やっぱり地下水の類なのだろうか。

 

休憩しようと脱衣所に行くと、ミネラルウォーターと書かれた冷水機が目に止まる。冷水機まで完備しているのか!コップは使い回しなのは致し方ないが、適当なプラコップとかでなくて冷たさを保つサーモ式のやつ。なんでそこまで。敬意を表してよく洗って水分補給していくことにした。

 

何回かサウナを反復してととのっていく。立ちシャワーが完備されているのも素晴らしい。350円で文句つけがたい銭湯だ。なんでこれ人気の神徳の近くで、今まで話題にならなかったのか。


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ミネラル温泉浴、たしかに気持ちよかった。活水シャワーとはあの立ちシャワーかな。たしかに水しか出なかったがサウナーにとっては願ったりかなったり。


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夢でもみてるみたいな施設だった。どういう主旨なんだろうか。やっていけるのかな。でも長年やってるわけだし。とにかく、また来よう。

京都東寺の寿湯の茶室のごときサウナ!

 

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京都駅の南側。もっといえば東寺駅の近く。そんなところの大通りから少し入ったところに寿湯はある。

 

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サウナがある。構成としては熱くて深い湯とぬるくて浅い湯が真ん中で仕切られたメイン湯船。七色に輝くジェット湯。となりは電気風呂。あとはサウナ前の水風呂。2人入ればぎゅうぎゅう。

 

メイン湯の仕切り版のところにあるぬるい湯が吹き出る噴水が最高だった。クラゲ状に湯が吹き出るというちょっと見たことのない美しいものだ。こんな美しい装置は町の銭湯でちょっと見たことがない。ここの常連はこれの凄さを自覚してるのだろうか。京都にほかにこんな装置を使っている銭湯はあるんだろうか。写真に撮るわけにいかないのがもどかしいがとにかく美しいので見に来て欲しい。そして触ってもみてもらいたい。

 

脱衣所に出っ張ったサウナ小屋は、入り口が特別に低くなっており、160センチ以上の人はおそらく頭をたれないと入れない仕組み。まるで茶室のように謙虚な気持ちで入る必要がある。これってフィンランドの「サウナに入るときは教会の気持ちで」という格言の精神を体現してるんではと。僕は最初は頭をぶつけてしまった。扉は立てつけが悪くきっちりと閉まらないので不安になるが、ほっとくとすぐにギギッギギッと音を響かせながら勝手にしまっていくから不思議だ。外に閉める係のおじさんでもいるんじゃないかというくらいの閉まりっぷり。とくに最後のギッという一押しが自分でやっても堅いのに、なぜかほっといても勝手になる。人智を超えている。

 

中の環境は温度計が100度を指し示しているのが信じられないくらい居心地は悪くない。どんなに詰めても5人という小部屋に、湿度がしっかりと保たれており汗がどっと吹き出す。バーベキューコンロ的なストーブの上に、岩を適当に砕きましたと言わんばかりの大雑把なサイズの石がドカドカと積み上げられており、昨今のお行儀の良い本格派サウナストーンとは一線を画する荒々しさを感じる。ここに水をチラッと垂らしたら大変な事になるだろうなあと思いつつ、漏電の危険もあるので勿論そんなことはしない。そうでなくても1〜2分で汗が吹き出る。座るところは一段のみで、古い関西銭湯でよくみる赤い絨毯が敷かれている。みんなタオルとか敷かなくて直に座り汗をびちゃびちゃと滴らせているわけで、状況的にはちょっと触りたくない気持ちになるのだが、この硬い赤のカーペットは不思議とべちゃべちゃにならない。なんでだろうか。昭和サウナの知恵も侮れない。室内はしぶい木造りで薄暗くなっており天井も低く、昭和の段階で理想的なフィンランド小屋に限りなく寄せていたことに驚きがある。長年の汚れですっかり黒ずんだ板壁も、まるでスモークで蒸されたように見えてくる。あとはヴィヒタとか木の香りのひとつもあれば完璧な環境じゃないだろうか。こんな老舗銭湯にここまでのサウナ室が完備されてるとは驚く他にない。ただ、室内のスピーカーから流れる有線で、なぜかJPOPがなかなかの音量で延々と流れており、テレビよりもある意味で落ち着かない。それにしても古い銭湯サウナの有線って一体何なのだろう。どういう意図?

 

サウナといえば水風呂。小さめの水風呂の温度はたいへん心地よく、白山湯などと同じくいくらでも入ってられるタイプ。ライオンの口のかけ流しで清潔さも保たれているようだった。

 

脱衣所には木の丸椅子が無造作に散らばっており休み放題ではある。

 

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結論としてはかなりととのう銭湯だった!老舗あなどるべからず!

 

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東寺の五重塔のすぐ近くだ。ロケーションもかやりキテる!

新潟駅からちょっと歩く沼垂(ぬったり)にある『さか井湯』のスチームは熱かった!

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新潟駅からちょっとだけ歩いたところに沼垂(ぬったり)という土地がある。古くからの寺社町かつ製紙工場が近くにある影響で、賑わってた頃もあったそうだが、今はすっかり衰退してしまっている。いわばノスタルジックな土地であって、駅から遠いのもあってあんまり観光客が近寄るところでもないのだが、行けば行ったで面白い(それについてはまた詳しく紹介したい)。そしてなによりもサウナーにも嬉しい銭湯がある。それが、さか井湯さんだ。

 

↓新潟浴場組合のページ


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見るからにレトロな雰囲気の建物。看板にサウナとあるのでどうしたって期待してしまう。沼垂には今でも多少の飲み屋さん飲食店などもあり、そちらに飲みに行こうと思ってたが、その前にサウナで蒸されていくことにした。2月の新潟はいうても寒いので蒸される事は重要なのだ。

 

中にはいるとやっぱりクラシカル。今回は手持ちのタオルとか何も無かったので、番台でおばちゃんにタオルくださいと言ったら、販売で250円か何かになると。まあ良いよと思ってたら、「貸しタオルもあるよ?貸しタオルでも良かったら?」と言われたので、別に貸しタオルでもぜんぜん構わない(貸しタオルは数十円で借りれる事が多いので)と言うと、ほいっと一枚貸してくれた。それで銭湯料金420円しかとられなかった。なんと貸しタオルはタダ!もう、ととのいそうになる。

 

脱衣所に向かうとやはり脱衣篭が積まれていた。新潟では脱衣篭がぜんぜん現役なのかもしれない。それを無視してロッカーに荷物も着替えもぜんぶぶちこんで風呂場に向かう。浴場はそんな広くはないが、寝風呂や、熱い湯や、水風呂も完備されていた。ここは小さいながらも水風呂があるのだ。そして洗い場はやはり椅子を使わない勢の派閥がなかなか強い。そして地べた直接休憩してるおじの天国。これが新潟スタイルかと。

 

適当に身体を洗ったり湯船に入ったりしてから、借りたタオルで身体を良く拭いて、おもむろにサウナに入ることにした。こちらもサウナとは書いてるが、みどり湯さんの熱気浴と同じくスチームだった。3人が限度の小さいもの。下がレンガ状になってるのもそっくり。やはり50度くらいを指し示していたが、みどり湯の熱気浴よりもはるかに熱い!とくに足元のレンガ状から吹き出るスチームがすごく熱い!本当に50度だろうか。雰囲気、サウナしきじの薬草サウナくらい熱いのだけど…。ものすごい汗が吹き出る。テレビはもちろんないが、変な有線みたいなので懐メロがかかってて、ちょっとイラっとくるところもあるが、昔ながらの3分程度の一曲が終わるくらいがちょうど良いという目安にはなる。でも一曲終わるまで入ってるのもなかなか厳しいくらい効くスチームだ。

 

出て、カランとかで汗を流して、いざ水風呂に挑む。完全1人用の昭和っぽい設備の極小水風呂だが、水がガンガンに流れてきてていかにも冷たそう。入ってみたら十分に冷えていた。新潟の2月の水温を舐めたらあかんと思った。なんせホテルの蛇口で口をゆすぐだけで口も頭も痛くなるレベル。こちらについても夏場はどうだか分からないけど。とにかく冬場の利用は問題なかった。

 

やはり休憩所が無い問題にぶち当たる。そこは銭湯のセオリーとして、脱衣所を利用するなり創意工夫で乗り切る。そして再び熱々のスチームへ。これを3回ほど繰り返して余裕でととのう。肌もツヤツヤしてきた。420円でこんな楽しんでしまって良いのかと。


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出るときにタオル返そうと思ったが、番台のおばちゃんが女湯側の常連客になんか言われていなくなってしまっていた。タオル入れみたいのも見つからないので(あんまり借りる人も多くないのだろう)番台にそっと置いてきた。外に出たら真っ暗になっていた。やはりライティングに風情がある。コインランドリーもいい味出してる。飲みにいく直前のサウナって本当に素晴らしい。もちろんサウナ無敵の人状態なので、寒さは微塵も感じなくなっていた。

 

↓みどり湯の紹介 

 

↓銭湯話が多めの女性版のサウナ漫画。全3巻で面白い。

湯遊ワンダーランド 3 (SPA!BOOKS)

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JR新潟駅近くのみどり湯に熱気浴をしにいこう!

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JR新潟駅の南口側にホテルをとった。サウナーらしく大浴場とサウナ付きのBBHグループの宿。しょせんはビジネス系ホテルの大浴場なので過度には期待してなかったものの、あまりの使い勝手の悪さに、外湯を利用することにした。ホンマ健康ランドというスーパー銭湯があるが、シャトルバスなどアクセスについてはいまいちだった。調べると駅周辺に銭湯はある様子。ならばとせっかくなので新潟の銭湯シーンを調査してみることにした。

 

最初に見つけたのは「みどり湯」という銭湯。場所も新潟駅の南側なのでホテルからのアクセスもちょうど良い。行ってみるとそこまで古い感じの銭湯ではなく、そこそこ近代的な立派な建物だった。名前通り緑にペイントされている。そういえば自分は緑が好きだった事を思い出した。サウナするにあたってどうでもいいことかもしれないが気分は高まる。

 

下足箱に靴を入れて番台で420円を払う。当然ながら大阪府の450円より安め。脱衣所にはロッカーの他に、大きい脱衣篭がたくさん積まれていた。大阪では脱衣篭のある銭湯はあんまり残ってない気がする。僕の行きつけではほぼ皆無。京都はけっこうあるかもしれない。脱衣篭の効果ってなんなんやろね。僕は篭には目もくれず、服も荷物もロッカーに押し込んで浴室に行った。

 

浴室はさほど広くなく、珍しい丸い大浴槽と、寝風呂と薬湯という構成になっている。洗い場の椅子と桶は積んでいるのを自分でとってこないといけないが、驚いたことに椅子を使わない派の常連客が少なくないことだった。たしかにオールドスタイルとして、床に直座り派がいるのは知ってたが関西なんかだと今や少数派。新潟では脱衣篭とならんで、まだまだ大勢生き残っているようだ。

 

身体を洗ってさあサウナと思ってびっくり。サウナの入り口に「熱気浴」という看板がついている。熱気浴なんて言い方をしている銭湯を知らなかったので期待が高まる。入ってみると4人も入れば窮屈になりそうなスペースのスチームサウナだった。50度ちょいのものなのでぬるいっちゃぬるいのだが、木で出来た腰掛けがなかなか具合がよいし、下の部分がレンガを組み上げたみたいところどころ穴にになっていて、そこから蒸気が出てるっぽくて足元もなかなか温かい。スチームというと足元が冷たくなりがちだと思っていた常識を覆される(逆に知らずに蒸気吹き出し口のところに座るとえらい目に遭うことも…)。スチームサウナと一口にいっても、この熱気浴部屋は僕にしてみたら珍しいタイプのものだった。もちろんテレビなんかは無いのでゆったりしてられる。他に人が入ってくると妙にそわそわしてしまうが、それ以外はなかなか寛ぎの空間ではある。

 

さて、熱気浴のあとは水風呂といきたいところだけど、生憎とみどり湯には水風呂というものが備えられていない。サウナーからしたらありえないと文句が出そうだが待って欲しい。熱気浴を出るとすぐに立ち水シャワーの蛇口がならんでおり、こちらから出てくる水がとんでもないシビアな水温だったりする。2月の新潟の水道水は半端ない冷たさだったので、スチームのそこそこの温度に対してはオーバーキル気味のシャワーになっている。夏はどうなってるのかは知らないけれど、少なくとも自分が利用した限りにおいては十分だった。

 

休憩スペースに関しては銭湯だけあって風呂のへりとか、脱衣所の腰掛けスペースしかない。あとは洗い場用の椅子で休憩するのが好きな派もいる。新潟に関しては洗い場の地べた休憩の勢力も強いかも。まあ、銭湯系に関しては、各自のアドリブ力を発揮して頑張るしかない。僕は脱衣所の方に出て冷たい空気を吸ったり、へりで座ったりしつつ次第にととのっていった。風呂なんかも入ってみたりして温度調整もこまめにやってみる。丸い浴槽がどうしたって面白い。そして新潟はさすがなかなか熱めの風呂だ。


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小一時間ほど熱気浴と冷却を繰り返して表に出たら暗くなり始めていた。看板の灯りがカッコいい。50度ちょいらしい熱気浴だが、やはり繰り返し入ることによって熱気が十分に蓄積していったようで、肌もすべすべになるし外気も微塵も寒くなくなっていた。いわゆるサウナ無敵の人状態である。


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みどり湯は営業時間も長いし、新潟駅南口からも近いし、なにかの用事で新潟駅に来てしまったサウナーにとってはとても良い施設なんじゃないかと思った。熱気浴と、新潟の気候による荒々しい水シャワーの反復はなかなか推せる。そもそも安い。

米子の新名所『GOOD BLESS GARDEN』サウナは最強のikiストーブ2本建てセルフロウリュで昇天!!!

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米子に新たに出来たサウナー向け施設GOOD BLESS GARDENに行ってきた。JR米子駅からも十分歩いて行ける場所だ。この施設は高島屋の建物の跡地に出来たもので、サウナ・高級カプセルホテル・米子漫画ミュージアム・フィットネスジムの4本建ての構成になっており、それぞれ連携しているものの、どれが主体なのかはよくわかってない。ホテル併設サウナを使えるみたいな考えで良いのかな?看板上は漫画ミュージアムやサウナのアピールは、全くといって良いほど無いように思う。もちろんサウナーにとっては主体が何かなんてものは関係ないけれど。とにかく良いサウナがそこにあれば良い。というわけで米子に行くかもしれないサウナーと、米子周辺のサウナーに向けて紹介をしておく。まだまだ知名度が低いと思われるので。

 

公式ページ

https://gbg-yonago.jp/

 

料金は税込で1200円だったがTSUTAYAのカードがあるて990円になる。なんでかはよく知らんが、ここの施設はだいたいTSUTAYAのカードで割引になるので持ってる人はわすれずに。岩盤浴は別料金というよくあるパターン。自分は岩盤浴はしていないのでレビューは出来ない。受付では大小タオルと館内着が貰える。

 

受付から脱衣所まではエレベーターを使って無駄に遠い。綺麗にはなってるがいかにもデパートという間取りなのは少し笑える。空間の間がもたないのか、そこかしこに休憩椅子がある。脱衣所ロッカールームもさすがに綺麗。ロッカーは相当余裕のある作り。昭和のサウナのロッカーは嘘みたいに細かったりするからなあ。洗面所には剃刀と歯ブラシもあるので持って行こう。

 

浴場はコンパクトな作りで、ほぼ半分がサウナのためのスペースで、残りの半分が洗い場と大きい湯船になっている。とくに変わった仕掛けもないが、立ちシャワーも含めて必要なものはすべて揃ってる。ととのい椅子も空きスペースにバラバラに4つほど用意されている。もともとは置いて無くて、要望によってすぐに加えられたそうで、経営者側のやる気は感じられる。

 

こちらのサウナ室はわりと正方形に近い中規模なもの。入って度肝を抜かれたのはikiストーブ2本建て!この規模で2本も!?どういう効果を狙って!?室内は105度くらいでカラカラ。1時間に一回、2本のストーブにオートローリュがあるらしいが、そうとは思われないくらいカラカラの昭和サウナ状態。床とかも火傷するかと思われるくらい熱々で、名古屋のサウナフジなんかを彷彿とさせる。今は入り口にビート板が置かれているので安心して良いが、オープン当初はオレンジのマットすらひかれておらず、どうすんのと思ったが、みんな我慢して座ってたそうだ。

 

せっかくのikiストーブも昭和のカラカラサウナのコンディションなら…と意気消沈する人もいるかもしれないが安心して欲しい。サウナ室内には無造作に置かれたバケツとヒシャクがあって、セルフロウリュし放題になっているのだった!まさかの米子でセルフロウリュが出来るなんて!しかもikiストーブ2本に対してのセルフロウリュなんてしたことがない!これに興奮するなという方が無理があるだろう。

 

さっそくやろうとしたら水が少なかった。でも問題ない。サウナ室を出た目の前にあるシャワーブースで水は無限に補給可能。バケツをパンパンにしてロウリュに挑む。ヒシャクで水をたっぷりすくってストーブに満載されたケルケスストーンにぶっかける!バチバチいって弾ける水!ヤバイ!普通だったらジュワ…と心地よい音を奏でるはずのロウリュだが、こちらのサウナは設定温度が昭和カラカラサウナレベルなので、水蒸気爆発を起こしそうなくらいの激しい反応がある。しかもヒシャクが短いので手に飛び散って危ない!かなりスリリング。

 

それでもなんとか2本のikiストーブにそれぞれ3杯ずつ、計6杯ぶんのロウリュを施して最上段に座る。当然ながらむちゃくちゃくる。パワフルに蒸されまくる。大東洋のセルフロウリュの3杯半とかよりはまだソフトだが、なにしろ105度設定のikiストーブ2本だから、ポテンシャルは無限大だと思う。下手にかけすぎたら全身大火傷で亡くなるレベル。そういう意味ではエクストリームすぎるのではないかと思う。大惨事になる前に設定温度を80くらいに落とした方がとは思うが、どうだろうか。せっかくの米子のセルフロウリュが出来なくなったりしたら悲しい。しかしわかってる人がやるぶんにはパワフルで楽しい。今のところ3杯×2までは大丈夫だった。くれぐれもギリギリは狙わないで欲しいが。自分の場合でいうと3杯×2の最上段で、あまみを超えたギリギリ火傷未満の皮膚になった。あとヒシャクが短いのも怖い。長いのを用意して欲しい。それ以外は最高の環境。それだけにバカでかいテレビが大音量で流れてるのは邪魔。もうちょっと音を絞ってくれたら良いのに。もしくは無音でも構わないんじゃないかと。

 

さて、肝心のととのい椅子だが、4つあるうちの窓際の椅子は、窓が少し空いており、外気で冷やしまくられる。擬似外気浴状態でととのえる。外気浴マニアは窓際の椅子がおすすめ。

 

浴室入口の給水機は、操作がかなり謎でなかなか水が出てくれない。チャイルドロックを点滅状態にしないと水が出ないようだが、点滅状態にする条件がわからない。説明通り長押ししてもなるときとならないときがある。どこかのホテルでも同じ機種に出会ったことがあったが、なんなんだこれは!?どうにかならないだろうか。大切な水分補給なので。


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しかしまあ、総合的な感想としては、「まさか米子にこんなサウナ施設が出来るとは」だ。小さめの浴場として、可能な限りのパンチの効いた施設だ。はっきり足りないといえば外気浴だけど、良いサウナの絶対条件とはいえないし。どうしたってikiストーブ2本差しのパワーはオーバーキルというかヤバいレベル。くれぐれも事故が起きないようにとは祈る。経験を積んだサウナーが適切に使えば必ずぶっ飛べるのは間違いない。水風呂はかけ流しではなく自動で水量が調節されるタイプだ。今のところは人が極端に少ないから問題になってないが、もし大勢が使うようになれば水温の上昇や、水質汚染などが心配されるかもしれない。夏場の水温も心配なところではある。現時点では体感18度くらいで水質も問題は無いけれど…。良くも悪くも成長段階の施設だし、ポテンシャルは高いとしか言いようがない。コスパはものすごく良い。

ちなみにこちらの高級カプセルホテルは少々高いが、サウナなどは使いたい放題になるようだ。米子駅からはちょっとだけ遠いので不便ちゃあ不便だし、高級カプセルとはいえ値段が……このあたりは価値観次第か。他の安いホテルに泊まって、千円くらいでサウナ使うことを考えれば安いという見方もある。


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館内着に着替えてお食事処にもいってみた。荒々しいメニューが笑えた。とくに際立った点はみられず。食べてないから味の方はわからない。


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現時点ではだが、とにかく空いていて静かで快適なのは間違いない。サウナの規模に対してものすごく広い。畳スペースとリクライニングがあって休憩し放題。そして米子マンガミュージアムがあるにもかかわらず、サウナ側にもコミックコーナーがある。こちらのラインナップがなかなか衝撃だったのでお伝えする。


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コロコロ系の児童漫画がいつくかあるのがまず凄い。サウナのコミックコーナーではまず見かけなかった系統だ。


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ブリーチやアイシールド21が中途半端な巻から揃っている!不揃いなコミックコーナーはいくらでもあるが、これだけ整然と並んでいて、途中の巻までしかないとかではなく、かなり途中の巻から揃っているパターンは珍しいかも。


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あさりちゃんまである。君はあさりちゃんの揃ってるサウナのコミックコーナーを知ってるだろうか。僕は無い。

 

思うに、米子マンガミュージアムでダブついたコミックをもってきてるのだろうなと。

米子の皆生温泉の『汐の湯』の露天とサウナの実力!?

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皆生温泉の汐の湯に連れて行って貰う。大小タオルを借りて1000円の日帰り温泉。タオル持参なら700円とかいう価格帯。館内着も借りるならば1100円。サウナ施設よりも安いっちゃあ安い。銭湯よりはかなりお高め。自動券売機でチケット買って渡す方式も含めて、いかにもスパ銭という感じか。前に紹介した近隣にあるオーシャンとライバル的な関係にあると思われる。オーシャンの安い版だ。

 

バリ風のリゾート感覚満載のお城みたいな建物のオーシャンと違って、入り口からして素っ気無い四角いビルにそれはある。しかしサウナの真価は外側から測るものではない。肌で感じるものなのだ。かのサウナしきじだって、外観は単なる四角い何か。ウェルビーだって単なるビル。サウナーにハッタリは通用しない。

 

さて、汐の湯であるが、浴場はわりあいと小さくて、サウナも7人くらいが限度かなというくらいのコンパクトサイズ。突き当たりにでかいガラス戸があって、すぐに外気スペースになっている。といってもいわゆる露天ではなくて、壁に穴があって外気がばんばん入ってくるエリア。そちらに湯船がひとつと、どでかい木のタライ風呂が二つ設置されている。外気エリアには1人用の壺湯みたいなものが良くありがちだが、この大たらいは詰めれば7人は入れるんじゃないかというどでかいもの。もう一つのたらいも5人は入れそう。どういう効果があるのかはよくわからない。あんまり人気はないので、実質独り占めが可能ではある。でっかいタライでのびのびする効果と、ヒノキブロ的な効果を狙ったものだろうか。

 

入浴施設では、ときおり「製作者の真の意図」を図りかねる装置にたびたび出会う。そういうものには実のところ「真の意図」なんか無いのかもしれなくて、使う側の想像力に丸投げの可能性もある。せっかくネットがあるんだし、みんなで入浴施設のさまざまなものについての使い道を共有したい。ととのい椅子ですら昔は意味がわからなかったのだった。

 

そんな外気スペースだが、実は大きな階段がある。これを登っていくと(かなり段差がある)本当の露天スペースに出るようになってたのだ。こちらの露天スペースの風呂は、日本海の荒波が見える。見えるけど、湯に浸かってると、曇りガラスせいでいまいち見えない!本当にしっかり眺めようと思うと立ち上がらないといけない!潮風に吹かれるのは間違い無いが、いまいちもどかしさがある。荒波を見ながら入浴したかった。もうちょっとなんとかならんかったのかな。あと、サウナあとに外気浴できるのは良いが、階段の距離がありすぎるのと、ととのい椅子もないのでイマイチ。せっかくのロケーションなのに勿体ない。

 

肝心のサウナは、テレビがついてるのはしょうがないけど、ほどぼどうるさくないようなボリュームではある。湿度もまあまあの95度あたり。ライティングも落としてあって昨今の本格サウナっぽさはあるだけに、つくづくテレビがなあ…。水風呂は水道水かけ流し系。ちなみにここのお風呂は皆生温泉の特性の塩温泉なので塩っぱい。それで汐の湯なのかと納得する。洗い場のシャワーすら塩味な気がする。けど、水風呂だけは真水だった。塩水だったらどうなったんだろう?海で冷やすサウナもあるとは聞くが…。

 

サウナ室の中では地元のおじたちが地元トーク。「この前できた満腹食堂ってどうよ?」という話で盛り上がっていた。満腹食堂!このブログでも取り上げた米子唯一の餃子の王将が転生した姿だ。この前ではなく一年以上前だがおじたちにとってはどうでも良い話。「満福食堂?あれは餃子の王将の看板変えただけだが」「おんなじか!?」「名前違うだけで従業員も食うところもおんなじよ」「そうか。それやったらまずいやろな」なんと、米子では餃子の王将は「まずい店」扱いという悲しさがあった。おなじ王将だったら「農協のところにある大阪王将の方が美味い」らしい。今は満福食堂しかないからあれだけど、みなさん米子に来たら大阪王将米子店に行きましょう。僕は行ったことがないが、満福食堂には行ってしまってた。おっしゃる通りイマイチだったかもしれん…。

 

まあ、そんな感じで、テレビよりもでかい音量のおじトークが炸裂してるところも銭湯サウナっぽさがある。適当に水風呂と往復したりしたが、いかんせんととのい椅子がないの悲しさ。外気浴自体は好き放題できるのだが…。

 

仕方がないので服を着て休憩スペースの方で大休憩。男女仕切られた静かなスペースにリクライニングチェアーが大量に並んでいるので、風呂からあがったら休み放題ではある。たっぷり休みたい人はこのためにも館内着を借りておくと良いだろう。僕は私服で休んでいたが気持ちよくなりすぎて寝てしまう。30分くらい寝てしまってただろうか?

 

いわゆるコミックコーナー的な畳敷きのエリアがあるのだが、漫画もあるにはあるが、郷土史とか小説全集とかもドカっと置いてあって意外と硬派なところを見せてくれる。こんなにハードカバーの本が並んでいるサウナや銭湯はちょっと見たことがない。古本屋か郷土資料館かと思った。誰が読んでるかは謎だけど。定休日だったがマッサージもあるようだ。スパ銭にありがちな食事処などはない。ホテルの併設だから、食事などはそちらで…ということだろうか。構成としてはなかなか変なところがある。


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なんか寝入るくらいリラックスしたから良い施設といえば良い施設なのかなあ。サウナと温泉の反復浴のせいで、2月の米子の寒空も何も感じなくなってしまった。サウナ的な見所は無いようなあるような…。決して悪いわけじゃなくて、近所にあれば文句ないんだろうけど。たぶんリクライニングシートで一生寝てるか郷土史を読んでる。

水木しげる好きサウナーは境港駅の『さかいポートサウナ』に行くしかない!?

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サウナーの中にも水木しげるファンは多いと思う。水木しげるファンの中にもサウナーはすくなくないだろう。何を隠そう僕がそうだった。水木しげらーでありつつサウナー。そんな人にこそ行って貰いたい夢のサウナがあった。JR境港駅に隣接しているみなとみらい交流館の4階にそのサウナはある。水木しげるロードなどを見物にきたついでにオススメしたいが、ほとんどのサウナーは見逃してしまうだろう。なにしろ看板が画像のポスターこれきりしかない。「こんなところにお風呂とサウナがあるの?」というのが誰もが思うことだろう。僕も言われなければ気がつかなかった。境港の水木しげるロードはサウナーまでも満足させてしまうスポットだというのは知られるべきだろう。


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この左側に少しみえる建物の丸い突起部分にサウナがある。嘘みたいだが本当だ。


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サウナと入浴込みで520円。銭湯に毛の生えたような値段。なんか化かされた気になる。けど安心してエレベーターに乗って欲しい。


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4階まで上がると、かように傾いたエリアに出る。てっぺん(何の?)まで登ってきたなァという気分になれるが、この建物の独特さはこんなもんではない。湯というのれんが出ているのでそれをくぐれば受付がある。下足箱に靴を入れて鍵を渡して520円を払う。銭湯やサウナと段取りは同じ。銭湯と同じなので、タオルなんかは自分で持ってくるか、お金を払って借りよう。ただ、ボディーソープやシャンプーなどは洗い場に備え付けられている。

 

男湯と女湯があって、それぞれにサウナがある。男湯と女湯は交互に入れ替わるらしいので、その片側の説明になるが了承して欲しい。もし行ってみて微妙に違っているところがあったら、僕が行ったのと逆側だなと思って貰えれば良い。

 

ここのサウナが変わってるのは風呂場が全体的に円形なところ。先ほどの円形の部分が浴場になっているというのが実感できる。円形の外周に沿った部分がカーブを描いた湯船になっていて、窓から中海の様子を眺められる。なかなかの絶景で気分が良くなれる。窓の部分が凹んでいて、海を眺めていて立ち上がると頭を打てるので注意したい。洗い場がいくつかあって、円形の中心部が立ちシャワーブース。そして肝心のサウナは外周窓と対極に位置しており、コンパクトながら、なかなか清潔感があって居心地が良い。午前中に行ったからか、オレンジ色の例のサウナマットはあまり汚れてなかった。板も部分的に新しいのに張り替えしてあったりして木の香りが心地よい。意外に気を使った施設だと思った。多分メトスの古いタイプの遠赤ストーブ。95度くらいで湿度がほどほどで無理なく汗をかける。良い銭湯のサウナくらいのクオリティがある。鳥取県の銭湯価格が400円だから、サウナ料金に120円足した感じとすれば、ここはまさに良い銭湯サウナ。テレビは付いてるがほどほどの音量でうるさすぎはしない。上段に座って5分ほどで滴り落ちるほどには汗をかいていた。

 

さて、汗をかいたら水風呂なんだが、サウナの脇にゆるいカーブの深い溝が掘ってあって、そこに水道水がホースでつっこまれていて掛け流しになっている。それがここの水風呂なのだ。水道水といえど2月の鳥取の水温はかなり冷たい。18度は余裕で下回ってると思われる。2人ぐらいは浸かれる水道水ホースの水風呂で身体を冷やす。残念ながらととのい椅子は無いが、洗い場用の椅子のでかいのがひとつ置いてあって休憩できるようになっている。狭い浴場にあっては最大の配慮か。看板で銭湯と言わずサウナと主張してるだけあって、最低限の設備の中で気持ちよくなれるような工夫は随所に見られる。サウナ室がびしょびしょの時に使えるビート板的なやつも置いてるし。何度もいうが、たまにあるサウナ的に良い銭湯に匹敵するクオリティはある。それでいて窓から見える景色とかロケーションは観光レベル。

 

それにしたって、浴槽も水風呂もシャワーブースも、円形の浴場にあわせてなんでもカーブを描いているのが面白い。天井を見上げるとドーム状になっており見事なまでに円形だ。恐れ入ることに、浴場に入るところのガラス扉までカーブになっており、開け閉めするのにちょっとした意識がいる。カプセルの扉のような。こういう空間でお風呂に入ることはなかなか無いので、観光先のサウナとしては十分価値があるのではないかと思う。

 

ちなみに利用者はほとんど地元の人が多いと思う。みんな年配者だが、みたところ非常に漁師っぽい。わりと朝早くからやってるところをみても、漁師が仕事上がりにサウナやってくために作られた感がある。もちろん僕みたいな旅行者サウナーが軽くととのっていくのに何の問題もない。場違いみたいに扱われたりはしないので安心して欲しい。みたところ皆さん非常にマナーが良さそう。受付のお姉さん方もやさしい。観光ついでの特殊な環境で、中海とか漁船を眺めつつぜひととのって欲しい。


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例のととのい椅子はないけれども、脱衣所にはリクライニングシートが4つくらい設置されていて、ある意味で最強の大休憩環といえるかもしれない。サウナしてからここに寝っ転がると気持ちいいのなんのって。3時間くらい寝ていきたい。近所の銭湯サウナにこんな椅子があったら絶対にヤバいと思う。一生サウナやって寝まくりたい。520円でこれはすごいわ。数十分寝っ転がったけど、あまりの気持ち良さに帰りたくなくなった。


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脱衣所を出て、男湯と女湯の共用スペースに、さらにリクライニングシートがあるダメ押し。どれだけ仮眠させてくれるの。しかもこちらはテレビが切られておりより静かな空間。飲み物の自販機もあるし至れり尽くせり。


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そして忘れてはいけないのは、水木しげる先生の原画のレプリカ(もちろんだよねえ?)が展示されていること。水木しげる原画に囲まれて休憩できるサウナなんて、世界広しといえど、さかいポートサウナだけでは。ついつい全部じっくり見てしまった。

 

水木しげるの地元で、鬼太郎原画に囲まれてじっくりとととのえるサウナ。しかも520円で。このあと水木しげるロードに繰り出してもよし、水木しげるロードを見たあとにととのっても良し。少なくとも午前中は漁師の人ばっかりかと思われるし、そういう特殊環境で入れるサウナとしてもなかなか価値はあると思うけれど。正直なところ近所に一軒欲しい施設ではある。ちょっとした観光地の奇跡かもしれない。境港は侮れないのだ。

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